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台湾的音楽 林以樂

ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
なんですが、これも先出し。
林以樂(リン・イーラ)

以前に紹介した雀斑(Freckles)のボーカルであり、音楽家、作詞家、作曲家です。
自身の曲だけではなく、多くのアーティストに楽曲提供もする、台湾のインディー音楽シーンの重要人物。作る音楽は、優しく柔らかい雰囲気があり、聴いていて和む、とても素敵なアーティストです。

1月23日に行われた「BIG ROMANTC RECORD LIVE」でも、柔らかく歌声で多くの人を魅了していました。このライブ、日本と台湾を繋いで、両方からアーティストが参加するライブでした。オンラインで楽しむことが出来、彼女はバイオリンとチェロと共に、アコースティックギターで楽曲を披露し、とても心地良いライブをしてくれました。
ちなみに Big Romantic Recordは、台北と東京を中心にアーティストのプロモーションや音源リリースを行っています。青山にあるライブハウス 青山 月見ル君想フも、ここが運営しているステキなライブハウスです。

「L.O.T」
2019年リリースの楽曲。モノクロのMVもカッコいいし、なんだかフランス映画を観ているかのような。
ポップさの中にも、打ち込みの音がクールに利いていて、単にかわいいだけではないのが良いですね。
この作品は、CDだけではなく、アナログレコードとしてもリリースされています。ジャケットがMVと同じようモノクロ。お部屋に飾っても雰囲気が出そう。

「假期 VACATION feat.菅原慎一.凌元耕 - 林以樂 Yile Lin」
2020年リリースの楽曲。
男性の歌声は、菅原慎一さん。日本のロックバンド、シャムキャッツ(2020年に活動停止)のギターボーカルで、台湾音楽にとても造詣が深く、ご本人も台湾アーティストとコラボをしています。
MVがこれまた可愛いんです。メイクしている様子ですが、鏡の前のメイク道具がポップで。歌詞が字幕で出来ますが、この色遣いも可愛く、曲の雰囲気にもマッチしています。

私自身、林以樂がとても好きです。彼女の歌声は、少女のようなピュアさと共に、色っぽさもあり、対極にある両方を持ち合わせているなと。この不思議な雰囲気に魅了されています。

曲も細かいところにも、こだわりがあり、ひとつひとつが丁寧に作られているような。温かい雰囲気や、フランス映画のようか、可愛らしくもクールな感じとか、その雰囲気が最初から最後までキチンと統一されていて、ステキだなと。ハンドメイドの一点モノのような、手仕事の美しい作品を観ているようで、とても好きです。

「獵人遊戲 Hunter Game」
2019年リリースの楽曲です。
歌声が可愛いく、その雰囲気によく合うロックナンバーだなと思っています。多分、同じ楽曲でも他の人が歌うと、もう少し野性味が出てくるような気がしますが、彼女が歌うとそれがMVの鹿のように軽やかになるなと思っています。

彼女のバンド、雀斑(Freckles)も、楽曲にロシア民謡の「黒い瞳」のサンプリングや「Fly Me To The Moon」がサンプリングされているなど、ポップさの中にも、オシャレで細かいこだわりがあります。

また、Waa Wei(魏如萱/ウェイ ルーシュエン)に提供した「海鷗先生我愛你」もとても素敵です。

林以樂の名義での作品もSpotifyで聴くことが出来ます。
ぜひチェックしてみてください。


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