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台湾的音楽 魏如萱(Waa Wei)

ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
魏如萱(ウェイ ルーシュエン)(Waa Wei)。

2021年3月16日に放送された、フジテレビ系の「セブンルール」に登場した、三軒茶屋の魯肉飯屋さん、帆帆魯肉飯 店主 唐沢千帆さんのお話で、昨年春からの飲食店の苦境のお話をされている際に、バックで流れていた曲は彼女の「彼個所在 Heaven」です。

MVはストーリー性があって、涙を誘います。台湾のMVはショートムービーのようなものが多いですね。
話は逸れますが、帆帆魯肉飯は最高に美味しく、そして唐沢さんの雰囲気も優しく、お店の装飾のひとつひとつもとても台湾らしさがあって素敵なんです。(また帆帆魯肉飯のことは改めて書きたいなと思っています。)

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さて、話をWaa Weiに戻します。私が初めて彼女を知ったのは、昨年(2020年)に開催していた台湾の野外フェス、「搖滾台中 ROCK IN TAICHUNG」。オンラインでも無料で開催されていたのを観て、初めて知りました。(余談ですが、昨年、世界があんな状況だったのに、封じ込めが成功しフェスが出来た台湾は、本当に凄いなぁと思います。)
柔らかく、でも真っすぐに伸びる声が心地良いしアーティストだなと思ってい観ていましたが、フェスに来ているお客さんが、彼女の登場をとっても嬉しそうに迎えているのが、画面越しにも伝わってきたのが印象的でした。イラストにすると、みんな目がハートになってそうだなと。実際に、オンラインのコメント欄が、ハートで埋め尽くされておりました。

1980年生まれで、もともと自然捲(Natural Q)という、2003年から活動している人気バンドのボーカルとして、スタートしています。いまは、シンガーソングライター、女優、作家、ラジオDJと活躍の幅を広げている女性です。

2020年にリリースされたアルバム『藏著並不等於遺忘』(Hidden, Not Forgotten)から、「陪著你 Be There for You」

このアルバムは、エレクトロ系のダンスミュージック、アコースティックと打ち込みを合わせた可愛い楽曲、ビッグバンドを従えた昔のショーのような曲、バラードなどとてもバラエティに富んだ作品です。
収録曲の雰囲気としては、夜はクラブ営業もしそうな感じの都会的なカフェで流れている曲から、インテリアが木の素材で統一されてそうなカフェ、歴史ある大きな劇場などなどが浮かびます。
さまざまな雰囲気があるけど、1枚で聴いてもちゃんと統一感があり、楽しめるんですよね。

同じアルバムに収録されている「既然不再假裝自己不是多愁善感的詩人」。この曲、私とても好きです。

以前に紹介した「海鷗先生我愛你」は、私がとても好きなバンド、雀斑(Freckles)のメンバーである、林以樂が作詞しています。

個人的には年齢も近いことで、私は、Waa Weiさんに、より一層親近感がわいています。活躍の幅の広さや、年齢が近い人などを思うと、日本だと柴咲コウさんみたいな感じなのかしら…と思ったり。シンガーソングライターという面だけを切り取って思うと、安藤裕子さんとかも近いのかなと思ったり。

オシャレってだけではなく、言葉は分からなくても、メロディや声の雰囲気などで、とても心が落ち着いたり、楽しい気持ちにさせてくれたり。
Waa Weiさんの表現するチカラが素晴らしいんだろうなと思います。ぜひライブで観てみたいなと思うアーティストです。

「Ophilia」は、MVの物語が、いまの時代を語っているようにも思います。多様性も生きづらさも。映画のような作品で見応えがあります。

Waa Weiさんも、Spotifyでも、曲を公開していますので、ぜひ聴いてみてください。

「海鷗先生我愛你」の楽曲を制作した、林以樂についてもnoteに書いています。


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