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台湾的音楽 緩緩 Huan Huan 水のように形を変え音を奏でるバンド

台湾の音楽を紹介するシリーズ
緩緩 Huan Huan
バンド名の漢字を見るだけでも、緩やかで穏やか、温かい雰囲気が漂います。

「山景 Mountaintop」
2020年にリリースされた 1stアルバム『水可以去任何地方』
日本語の意味は、水はどこまでもいくことができる、というものです。

彼らのつくる音楽も、バンド名と同じように、緩やかで心地良いです。
でも、単に緩く可愛いと言うだけではなく、音の広がり方やボーカルの歌声から、繊細さや可愛らしさがと共に、ほんの少しだけ緊張感があったり。

初めて会った人に、"この人、気が合うな"と感じ、とても楽しいんだけど、ちょっとだけ緊張している。心地の良い緊張感みたいなものを感じる、アノ感覚に似ているように思います。
きっと、ギターの歪ませ具合が、私をそのような気持ちにさせるのではないかなと思っています。

緩緩 Huan Huanは、台北出身の3人組バンドです。
音楽のジャンルで言うと、ポストロック系、それとシューゲイザー、サイケデリック。70年代な雰囲気もあったり、90年代初頭のような感じもあったりと、年代によっては懐かしいと思う方もいるかもです。

台湾のバンド、DSPSなどが好きな方にも、とても好きになってもらえるかなと思っています。緩緩 Huan Huan が好きになった方には、DSPSも聴いてもらいたいです。

さて、話を緩緩 Huan Huanに戻します。

「日出 Sunrise」
朝焼けの景色と、その中で風に吹かれる女性が神秘的。
新しい朝だ!みたいなポジティブな感じよりも、優しく自然に包み込まれてるいるようで、心地よいです。
こちらも2020年にリリースされた 1stアルバム『水可以去任何地方』に収録されています。

「夢露 Monroe」
ラテンの雰囲気が漂う作品。
ロックだけではない、彼らの音楽への造詣の深さと、それを実現できるチカラに感心します。同じバンドが作る楽曲とは思えないです。

「Charlie」
音の歪ませ具合や広がり方が、非常に心地良い。ポップな部分もありながらも、根底にはシューゲイザーがしっかりと横たわっていて、それが彼らの魅力に繋がっているなぁと思い、じっくりと聴いています。

リリースしている作品こそ、そこまで多いくはないものの、いまの時点でも幅広い音楽を取り込んで形にしている、緩緩 Huan Huan
これからの活躍が楽しみです。

彼らの作品もSpotifyで聴くことができますので、ぜひチェックしてみてください。


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