台湾的音楽　Elephant Gym 大象體操

ラジオで紹介していた、台湾のアーティストをnoteに書き記すシリーズ。
Elephant Gym （大象體操）。日本だとカタカナで、エレファントジムと表記もしますね。

日本でもかなりファンも多いアーティストですので、釈迦に説法的なところもあると思いますが、とても好きなバンドなのです。以前に、別の記事でも紹介したことがあるのですが、改めて。

「銀河 GALAXY」は、2018年に発表した曲です。
変拍子がカッコいい。私、3ピースバンドがとても好きなのですが、Elephant Gymもミニマムなのに、そこから作り出す音楽が無限大な感じがして、とても好きです。
最初は、インストバンドでしたが、次第にベースのティフ（張凱婷）さんが、ボーカルをとるようになりました。ボーカルが入ると雰囲気が違っていたり多彩だなと感じています。
ベース、カッコいいなぁ。個人的にベースを弾く女の子に憧れます。
Youtubeのコメント、英語での称賛が多いのも、彼らの特徴だと思います。

2020年に発表した「敬啟者 Dear Humans」
MVの色遣いが可愛いです。音もポップですが、歌詞には、とても壮大な宇宙的な世界が描かれています。でも、歌詞の所々に動物が登場したりして、可愛い雰囲気もあり。可愛いと壮大が共存しているような感じでユニークです。

私が、Elephant Gymを知ったきっかけは、Spotifyです。
日本のアーティストの作品を聴き終えたら、勝手にオススメされて再生されたのが、彼らの曲でした。あまりのカッコ良さに驚きまして、聴き終えてから、台湾人の友人に思わずLINEをしてしまいました。そうしたら、彼女からは、台湾でも人気のバンドだと教えてもらいました。
まだ、台湾の音楽を今ほど聴きこむ前でしたので、Elephant Gymとの出会いは衝撃的で、それが今の原動力に繋がっているところもあります。

日本でも、長野で毎年行われている野外フェス、りんご音楽祭に出たり、渋谷のライブハウスで同時多発的に行われるサーキットフェス SYNCRONICITY への出演や、日本ツアーを行うなど、本当に日本とも縁が深いアーティストです。2020年は、フジロックフェスティバルにも出演するはずでした。今年は、早く日本に来てライブをして欲しい。

日本人シンガーソングライターYeYeさんとのコラボ「Moonset feat. YeYe」
優しい歌声と、ギター、ベース、ドラムのプレイがカッコいい。

Elephant Gymの変拍子で展開する曲は、緊張感とカッコ良さが入り混じっていて、とても好きです。怖いとかではなく、次はどうなるんだろう？っていう、ワクワクとドキドキがありながらも、音に合わせて踊ってしまう感じ。
そして、3人が楽しそうに演奏する姿や、ティフさんの笑顔がキュートで。みんな大好きになるのも納得です。

日本のポストロックバンド toe にも影響を受けている彼ら。今では一緒に仕事をしています。toeの作品を聴いていても、その影響は良く分かるけれど、決してコピーではなく、Elephant Gymの個性もちゃんとあって、3人だからこそ出る味わいというか、雰囲気もあってとても好きです。

ティフさんのベースプレイも存分に楽しめる動画もたくさんアップされています。これは、「Take Five」のアルトサックス部分をベースで弾くという超絶テク！

Elephant Gymは、昨年の春、日本のライブハウスやライブスタッフ、そして医療機関をサポートするために、クラウドファンディングを実施してくれました。金額に応じて、新曲制作過程を観ることが出来たり、ライブのバックステージパスを発行してくれたりと、とても献身的に活動をしてくれました。
私も微力ながら、参加をしましたが、日本でたくさんライブをしているし、一緒に仕事をしている人たちもいるし…という思いやりに溢れたコメントを読むと、本当に心が温まり感動しました。

日本と台湾だけではなく、アメリカでもツアーをしていて、アジアを代表するバンドのひとつ言っても過言ではない、Elephant Gym。とても好きです。

Spotifyでも楽曲が公開されていますので、ぜひ聴いてみてください。