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北海道ひとり旅 キャンプツーしてみた・29

9月3日
1週間滞在した稚内だったけど、ようやく出発。朝、パパちゃんに挨拶した時、ちょっぴり寂しくなってしまった。ママちゃんと3匹のワンコ達に見送られながら、若者と共に出発した。

それにしても。
最近のライダーはタンクバックをつける人が少ないみたい。ほとんどの人はスマホで地図を見るから、タンクバックを付けている人は珍しいって言われた。
私も道が複雑な都市部や、ホテルなど目的地直行の時はスマホでナビをするけど、基本は地図メイン。
地図のほうが見やすいんだよね。
なのでいまだにアナログ人間。なのでタンクバックは必需品。
見た目はスマートじゃ無いかもしれないけど、荷物をさっと入れられるし、便利なんだな。


若者は宗谷岬へ行くというので、途中で別れ、私は猿払の方へショートカット。山間を走ってオホーツク海側へ。

まずは道の駅さるふつ公園で腹ごしらえ。猿払といえばホタテが特産品。駅名物のホタテ飯はホタテが2つも乗ってておいしかったなー。そして、はまなすが猿払の花ってことでコケモモソフト。

猿払の辺りは鮭漁が始まったらしく、海岸には釣竿がたくさん並んでいた。

道の駅に寄りつつ南下。そしてエサヌカ線へ。
この日の天気は晴れ。やっぱり青空の下で走れるのは、めちゃくちゃ気持ちがいい!
ヘルメットの中で思わず「最高ー!!」って叫んでた。
風は少しひんやりとしていたけど、日差しがあるので寒くはない。どこまでも続くまっすぐな道、少し冷たい風。北の大地を走っているなって実感する。

いい気持ちで走っていたのも束の間。この後寄った道の駅で、事件が発生する。


道の駅おこっぺに到着して、いつも通りスタンプを押そうとしたら、スタンプラリーブックがバックの中にない。
タンクバックの中にしまったのかと、急いでバイクに戻り探してみるけど、タンクバックの中にもどこにも見当たらない。
命の次…とは言い過ぎだけど、大切なスタンプ帳。まさか落としたのかもと思ったら、血の気が引いて、ヒュッてなった。

ひとつ前に立ち寄った道の駅に忘れたのかもと思い電話したら、スタンプ台に置き忘れたスタンプ帳があるとのこと!
急いで取りに行きます、と言ってダッシュで来た道を引き返した。
ひとつ前の道の駅までは、20分ちょっとで到着。
ほんと、近くて良かった。
北海道だと、平気で隣の駅まで40分くらいかかるところもあるから…


スタンプ帳が無事手元に戻ってきて、ほっと一安心。
落として無くしたり、盗まれてなかったからよかった。
それにしても、過去何度か道の駅にスタンプ帳の置き忘れをしてるのに、学習しない私って…。


紋別の道の駅で、ホワイトカレーを食べようと頑張って巻きで動いていたけど、これでもうラストオーダーに間に合わなくなってしまった。
仕方なく断念。
前回来た時も食べれなくて、ホワイトカレーに縁がないなぁ…。

道の駅おこっぺに戻ってきて、もう時間を気にする必要がないし、ゆっくりと夕飯の買い物をしたり、ソフトクリームを食べたり。


そして、この日の宿泊地、紋別へ。ここがまた、なかなか強烈な場所だった!
紋別の港のあたりを通りかかると、急に臭い匂いがし出して。
初めは海が匂っているのかと思ったけど、キャンプ場に着いても臭くて。調べてみたら水産飼肥料の加工場からのニオイで「紋臭」と言われているそう。
これがとにかく臭くて強烈!!
風に乗ってやってくるから、どうしよもない。

この日のキャンプ場は「紋別ベイエリアオートサイト」。海の目の前にあって、広々とした芝生のサイト。キャンピングカーでの利用者が多いみたい。フリーサイトだったので、奥すぎず、キャンピングカーからは少し離れた場所で、つかず離れずの距離にソロライダーがいるところにした。
ライダーなら悪い人はいないだろうし(完全に思い込みだけど)、何かあったら助けを呼べると思って。

芝生を囲むようにぐるっと道が通っていてそこに駐車場の枠があるので、テントのすぐそばにバイクを駐められ便利だった。ただし、木陰がないので晴れた日は暑そう。

テントの設営をし、夕飯の支度。メニューは道の駅おこっぺで買ったソーセージとチーズ。そして残っていたクロワッサン。ソーセージとチーズは興部町で作られたもので、どちらもうまい。北海道へ来てからのキャンプ飯はソーセージ率が非常に高いなー。お手軽でおいしいし、それぞれ味も違うので食べ比べも楽しめる。

食べてるうちに日が沈んでしまったので、風呂は翌日して早々とテントの中にイン。
外にいると臭いから…。
いつのまにか、ぐっすり眠りについてしまった。

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