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北海道ひとり旅 キャンプツーしてみた 30

9月4日
天気予報とにらめっこして、阿寒湖まで行く予定を急遽変更。道の駅を回りつつ、女満別のキャンプ場まで行くことにした。

朝ご飯には、前日、道の駅で買ったチーズケーキとコーヒーをいただく。夜明けから、日が高くなるまでの間の時間がとても好きになった。
ケーキを食べながら、この日のルート決め。遠軽の道の駅の前に、まるせっぷにも寄れそうだったので、道道303号を通って行くことにした。
Google mapのストリートビューで道路状況を確認すると、路面は普通に走れる感じ。これなら大丈夫だろう。

朝の時点では天気は晴れ。日が高くなると、気温がグングン上がってきた。周りには日光を遮るものはなく、汗だくで撤収作業。一刻も早く、風呂に入ってサッパリとしたい。


キャンプ場を出発し、ちょっと寄り道。紋別へ来たならカニのオブジェに寄らなくては。
カニ爪の前で記念撮影をして、ようやく紋別を出発!


順調に走っていき、道道303号に入る。山間を走る道は、路面状態は問題なかった。緩やかなカーブが続く道で、バイクで走るのにはちょうどよかった。
走っていて気持ちがよかったのも束の間、途中で「この先携帯電話 不通区間」の標識が出てきた。

マジか…

と思いつつ、万が一こんなところで事故をしては大変だから、気を張って運転する。カーブではしっかり減速、周りには気を配って。(とはいっても、車はほぼ皆無だけど)

鹿だけは出てこないでよ〜、と内心、超ビビりながら走ってた。ここで事故ったら、誰にも連絡できないし、死に直結するな…って。心臓はバクバクして、カラダは強張るし、すれ違う車は数台しかいなくて、かなり心細かった。


緊張の道道303号だったが携帯の通話可能エリアに入り、ようやく肩の力が抜けた。
本当、事故とか何もなくて良かった。


まるせっぷでスタンプを押し、遠軽へ。
自動車専用道路が開通し、そのまま乗っていけば終点に道の駅があったのだけど、地図のほうがまだ未開通になっていて、知らずに途中で降りてしまった。
まあ、街中が見れたと思えばいいか…


遠軽の道の駅へ寄り、次の道の駅かみゆうべつチューリップの湯でようやくお風呂。
遠軽からここに向かう間、暑くてジャケットの中は汗だくで、体はベトベト。しかもこんな時に限って、曲がるところを間違えて余計に走ることになったり。
不快指数はMAX。
バイクを降りて、速攻で温泉施設へ。

ちょうどお昼時で利用客は少なく、ゆっくりと入浴ができた。先の予定があるので、のんびり長湯…とはいかなかったけど、汗を流してサッパリ、疲れもスッキリ。

外はまだまだ暑い。ジャケットを着ると、すぐに汗だくになった。気温が高い日のジャケットって本当に暑いけど、万が一の時に備えてちゃんと着ておかないと。


サロマ湖を経由して、網走方面へ向かっていると、能取湖と、サンゴ草案内表示が出てきた。ふっと横目で見ると、赤い地面とそこに集まっている人の姿が見えた。
一度は通り過ぎたものの気になって、せっかくなんだから行ってみよう!とUターン。

行ってみると、ここは「日本一のサンゴ草の群生地」らしく、一帯は紅葉したサンゴ草で一面真っ赤に染まっていて、とてもきれいだった。調べてみると、ちょうど、紅葉の見頃のだったらしい。
サンゴ草の赤い色と空の色がすごく良いコントラスト。偶然とはいえ、良いものが見れた。引き返してきてよかった。


この日のキャンプ場は、女満別湖畔キャンプ場。向かっている間に雨がチラついてきたが、キャンプ場に到着して設営する時には止んでくれた。
到着した時には薄暗くなり始めていた。周りのキャンパーの人はもうすでに設営を終えてくつろいでいる。私も急いで設営をはじめる。

キャンプ場は、女満別湖の湖畔にあり、目の前はすぐ湖というロケーション。湖畔にある林の中がキャンプ場となっている。
水道、トイレは完備されていたが、林の中だけあり、蜘蛛の巣や虫は普通にいる。
明るいうちにトイレの確認をしたが、なんとか大丈夫そう。虫は見ないようにすることにする。

キャンプ場のすぐ近くに、立ち寄り湯があったので、設営を終えてからお風呂に向かった。温泉宿の立ち寄り湯で、源泉掛け流しだそうだ。少しぬるぬる感のあるお湯で、肌はスベスベに。「美肌の湯」といっているだけある。

温泉を上がると、すっかり暗くなっていた。夕飯に、網走の道の駅で買った「網走バーガー」をいただく。カラフトマスと金印わさびを挟んだご当地バーガーだ。
サクッと夕飯を済ませて、早めに寝ることにした。

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