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国立新美術館を巡って(東京都・港区千六本木)

<美術館紹介>

コレクションを持たず、国内最大級の展示スペースを生かした多彩な展覧会の開催、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、教育普及など、アートセンターとしての役割を果たす、新しいタイプの美術館として、2007年1月に開館。

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内外から人やモノ、情報が集まる国際都市、東京に立地する美術館として、「美術」を介して人々がさまざまな価値観に触れる機会を提供し続けています。「森の中の美術館」をコンセプトに設計された建物の南側は、波のようにうねるガラスカーテンウォールが美しい曲線を描き、円錐形の正面入口とともに個性的な外観を創り出しています。吹き抜けの1階ロビーからは、このガラス越しに、青山公園など地域の緑にとけこむように植栽された草木の四季折々の眺めを楽しむことができます。

また、免震装置による地震・安全対策、雨水の再利用による省資源対策、床吹出し空調システム等の省エネ対策、ユニバーサルデザインへの対応、地下鉄乃木坂駅直結の連絡通路など、様々な機能性を追求した設計となっています。また、黒川紀章氏が設計した美術館としては最後のものとなりました。

<訪ねた日>

2020年7月15日

<展示に関して>

『古典×現代2020時空を越えるアート』~8月24日(月)
チケットは時間指定でオンライン購入のみ。事前のチケットお持ちでも、オンラインの申し込み必要です。千代田線乃木坂駅か日比谷線大江戸線六本木駅7出口から徒歩5~6分くらいです。

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仙涯×菅木志雄
花鳥画(伊藤若冲を含む)×川内倫子
円空×棚田康司
刀剣×鴻池朋子(下の写真)

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仏像×田根剛
北斎×しりあがり寿
乾山×皆川明
蕭白×横尾忠則

下の写真は尾形乾山さんの『色絵石垣文角皿』は、現代のアートを思わせます。

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下の写真は『月光菩薩立像』。冷戦時代の軍用滑走路を生かしたエストニア国立博物館建設で有名な建築家田根剛さんが、真っ暗な室内に作り上げた祈りと対話と音楽の空間は初体験。こんな仏像の見方がこれからもできるようになればよいのにと感じました。

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八つのビックリ箱を開けるような楽しさです。北斎、蕭白から若冲まで「古典」として会場に並ぶ作品も、当時は時代の先端をいく「前衛」だったのですよね。過去の天才達の仕事が、現代の最先端のをいく作家の作品と、同じ部屋で、どのように呼応し反響するのか?その出会いを楽しめる展示でした。

<売店に関して>

ミュージアムショップ『スーベニアフロムトーキョー』は漫画からアートブック、工芸品から若手デザイナーの作品まで、知名度やジャンルにとらわれず、幅広いアイテムを扱っているため見ているだけでも楽しめます。


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地下、一階、展示出口にありました。地下は、本も関連goodsも盛りだくさんでした。今回のような展示は、もう二度とないこと!と図録求めました。

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こちらのshopは、仏像からお洋服、マスク、子どもおもちゃまで幅広く扱われているので、時間に余裕を持ってでかけたいものです。

<カフェに関して>

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地下と1階受付横は、飲み物。
2階は軽食もいただけます。
3階は、ポール・ボキューズで二種類のランチコースがありました。(子供メニューあり)私は、ポール・ボキューズのパンナコッタ目当てにランチを頂きました。このお店は食べログTOP5000に入っているのですね。

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