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東京国立近代美術館を巡って(東京都・千代田区北の丸公園)

<訪ねた日>

2020年6月23日

<美術館紹介>

横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む国内最大級のコレクションをもつ、日本最初の国立美術館。日本が近代化を成し遂げた激動の時期の作品が楽しめます。明治時代後半から現代までの近現代美術作品を随時コレクションし、常時展示した初めての美術館でもあります。近くには皇居や、北の丸公園、千鳥ヶ淵など、四季の移ろいが体感できる豊かな自然や、東京国立近代美術館工芸館や科学技術館などがあり、目だけでなく心も体も、そして頭脳も存分に楽しませることのできる、休日のお出かけに人気のスポットとなっています。竹橋から徒歩5分くらいです。建築家・谷口吉郎 設計による美術館本館、シンボルともいえるイサム・ノグチの巨大『門』、皇居のお堀と共存する環境は素晴らしいですね。

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すぐ隣には工芸館があります。陶磁をはじめ、ガラス、漆工、木工、染織などの近現代の工芸、さらに工業デザインまでを幅広い工芸を扱う美術館としては、質量ともに日本屈指の美術館です。明治の洋風レンガ造で、建物自体も重要文化財に指定されていますが、2020年夏、工芸館のみ石川県金沢市に移転予定です。

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<展示に関して>

ピーター・ドイグ展が開催されていました。ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家で、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告グラフィック、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作しています。

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常設展は誰もが知っている所蔵コレクション」を楽しむことができます。私が好きな福田平八郎さんは展示されていませんでした。それが心残りです。


<売店に関して>

ミュージアムショップは、グッズだけでなく、本も充実しているところが嬉しいです。ミュージアムショップ後ろの『門』はイサム・ノグチの生前、「赤」「赤+黒」「青」「黄+黒」の4バージョンで塗り替えられていたことから、現在でも塗り替えの度にその4バージョンを守り続けているそうです。現在は「赤+黒」の彩りで、1969年の設置以来これまで1度しか実現されていない色合いだそうです。

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<カフェに関して>

以前はミクニさんのお店でお茶かを頂けたのですが、今はランチ(11時30分~)とディナーのみなのは残念です。竹橋駅のパレスサイドビル一階にスターバックスがあります。今日は地下の上島珈琲に伺いました。広くて喫煙所もあり。地下には他に、何件かお食事できる御店が並んでいました。

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文学賞候補を読んで感想を書いていきます。今後の本選びの参考にしていただけると嬉しいです