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雪の日の次の日
雪の日の次の日。目が覚めたら、子どもたちの歓声が聞こえた。
少し雪を触りたくて、触っているところが見たくて、早くに家を出るつもりだったけれどままならぬのが幼児。もっと眠りたいという子をようやっとなだめて外に出た朝。
樹に積もった雪は解け、ぽたぽたとしずくが落ちてくる。見上げると、少しの雪と葉っぱ。目を落とすと、穴だらけの雪。
↑樹の周りの雪は、日陰でもしずくでポコポコと穴が開いている。上のほうは日が当たるから雪が溶けるのね。
短い時間二人で遊んだ。それから、小さい雪玉を握りしめた子どもと駅へ向かって歩いた。興奮してつい走り出すので、「怪獣さんみたいにずしんずしんって歩こうか」と声をかけながら。
やがてもこもこと着ぶくれた子どもを抱っこすることになり、雪を踏みしめ踏みしめ保育園へ行った。そっちじゃなくてあっちへ行くの、と違う道を子どもは指さすけれど、ごめんね、と歩く。明日にしようね、とは言えない。雪の日は特別な日だから。こんな日は、一緒にいたいなと思う。
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