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ご飯の時間の地味な努力と簡単なご飯

 最近「お魚を食べたい」と言うチビ子さん。冷凍庫に入っていたちりめんじゃこを勝手に取り出しおやつのように食べていた。そんなに好きなんだ、と朝ご飯をちりめんじゃこご飯にしたらよく食べる。納豆ご飯もジャムパンも食べなくなって困ったな~ってところに有り難い。

 スーパーに行ったら買い物カゴに勝手にシラスを放り込まれた。これはちりめんじゃことは違うよと説明したのだけれど「欲しい欲しい」と泣かれて困る。じゃこがなくなりそうだし次はシラスを試してみるかと買ってみた。感想は「塩辛い」です。塩気のきつさに子供向きではないなと思ったけれど、ご飯に適量混ぜ込んで、いりごまも入れて出したらすごく喜んでいた。おかわりして食べた。
 お湯を回しかけたら良かったと書きながら気づきました。記録する利点。離乳食の時そうしていたことも思い出しました。

 ご飯だけで他のおかずに手をつけようとせずテレビを見ようとするので、タイミングをみて煮物の鶏肉を「お肉だよ」とチビ子さんの口に放り込む。無理やり食べさせることはできないので、「食べてみようかな」と一瞬思わせて口を開けてもらうのがコツ。美味しいと思わせたら、もっとお肉を食べさせたり、コンニャクなど別の好きなもので気を引いて、食卓に戻す。
 この「今だ!」という瞬間を、チビ子さんが赤ちゃんだったミルクのときからずっと待っている。その日によって食べそうなものを選ぶのと、気持ちを食べ物に向ける余裕や飽きが生まれる瞬間を待つのがポイント。
 なんだけど夫には「やっぱりお母さんじゃないとダメなんだ」という言葉で済まされてしまう。「そうじゃない。私だから食べるんじゃなくて、私は食べるタイミングをずっと待っているんだ。食べるまで待って、食べさせ続けているだけだ」と言い続けてもう三歳。

【献立】
・鶏肉と根菜の煮物
筑前煮のようなもの。鶏もも肉を下にして、市販の筑前煮用野菜を乗せて蓋をして炊く。あとから白だしと砂糖と醤油で味付け。
私は野菜類に火を通すときは「山本式弱火調理法」を取り入れています。お鍋に油(本では良質の油をと、オリーブ油やごま油を推奨していました。私は紅花油も使ったりしています)と塩ひとつまみを入れて、野菜で油を広げて蓋をして弱火にして加熱する。
途中で混ぜたりしないので鍋から目を離せるし焦がしにくくて楽です。細かい味付けは後からします。何となく似た感じの味になって飽きるのでいつもではないですけど。
実家の母に「こうすると楽なんだよ~!」と始めたばかりのころ話したら、すでに母は知っていて(昔話題になったとのこと)、「なんか同じになるから飽きるんだよね~」と言われました。その通りになりました。野菜が甘く柔らかくなるんだけれど、その感じに慣れてしまうというか。
それはさておき、チビ子さんはお皿に盛られた自分の分を最後には全部食べたので良かった。

・和風サラダ
大根水菜キャベツに人参キュウリの野菜ミックス。チビ子さんは食べなかった。

・湯葉

・シラスご飯
実家では母が小さく固いちりめんじゃこ派でシラスは出なかったけど、たまにはいいなと思いました。

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