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とても好きなNote

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2023年9月の記事一覧

本当は「言挙げ」などしないほうが幸福なのかもしれないけれど

 先日のエントリで述べたとおり、最近は瞑想を楽しんでいるのだが、瞑想が楽しければ楽しいで、困ってしまうことというのもないわけではない。

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一口エッセイ:毎日スト6しかしない生活保護の友人

 高校時代からの友人が、近所で生活保護を受けながら暮らしているので、たまに様子を見に行く。たいてい向こうから僕の家に来てSwitchなどを遊んでいるのですが、ごく稀に僕から彼の生活っぷりを確認しにいくこともあるのです。  彼の部屋はこんな感じ。モニターとアケコン、画面の割れたノートPCしかなく、毎日スト6以外のことは殆どしていない。  一応、反対側には机があるけれど、それだけ。ホワイトボードには、スト6が上達するために気をつけるべき点が記されてある。本当に、寝て起きてヨー

「やめてしまえ」というのは簡単だけど

 私は昔から、「宗教者はまず何よりも宗教をやるべきだし、彼岸や来世や死後の救済のことも、それが信仰や教理の核心なのであれば正面から説くことが望ましい」といった話を何度となく述べてきた。たとえば、本noteでも下掲の過去エントリなどでそういった趣旨を(理由とともに)記してきている。  ただ、「そうはいっても自分の立場でそれを実行するのは難しいよ」と、ひそかに思うであろう方々はたくさんいるだろうということも、私なりに一定の理解はしているつもりだ。

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どこに行ってもエトランジェ

 先日のキャスでは某読書会で扱われている著作について軽くコメントするつもりでいたところ、なぜか長々とサーンキヤ哲学にまつわる私見を述べることになってしまった。以前のエントリで述べたとおり、最近は個人的に瞑想を楽しんでいるので、関連する話題について話せる機会があると、つい早口オタクになってしまうのである。 (※録画視聴パスは、9月1日のエントリより取得できます。)

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できれば本はゆっくり読みたい

 一身上の都合により多くの本を素早く読んでいかねばならないことになっているのだが、これが個人的には実に苦痛である。もともと私は(インターネットで見かける読書家の皆さんと比べれば)さほどに本を読むのが大好きというわけでもなかったのだが、そこでさらに速読まで求められてしまうということになると、私にとっての読書の楽しみというものは、ほとんど半減してしまうことになるからだ。

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理解を欠いた依存が不正を導く

(※録画視聴パスは、9月1日のエントリから取得できます。)  先日のツイキャスで「日本人の法意識」みたいな話をしていたのだが、自分で語りながら「なんだかどこかで見たような話だなあ」と既視感を覚えたので、放送後にちょっと考えていたところ、またナチスドイツのことを思い出すに至ってしまった。  このようにいうと、何事についてもナチスを引き合いに出したがる一部の人たちのことを想起して嫌な気分になる方々もいらっしゃるかもしれないが、まあ私の個人的な連想の発生経緯についてはいちおうき

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世界の自由の総量を増やしたいという話

 8月の後半は何度となく、「これから私は何をやりたいと思っているのか」について話すことになった。「これから私がやろうとしていることは、これまで私がやってきたことと同質であり、その延長線上にあるものである」ということがいいたかったのだが、いまいち伝えきれていない感じが自分でも拭えなかったからである。  そんな隔靴掻痒の感を抱えているうちに8月は終わってしまったのだが、今月に入ってから、「なるほど私のやりたいことは、世界における自由の総量の増大ではなかったか」ということに気がつ

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