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【グラジオラスの花束 〜油を注せ!〜「武元唯衣」】5話


「武元さんクレープ食べません?」
「え!ちょうど食べたかった!」
「まぁずっと見てましたもんね」
「嘘!はずっ!笑」

あの後結局、響介から連絡は無かった。

「.......武元さん?」
「ん?」
「考え事すか?」
「あぁうん!ごめん!」
「全然。何味にします?」
「ナッツあるかな」
「ありますよ」
「見えない.....」
「武元さん、ちびっすもんね」
「うるさいわ!笑」
「抱っこしましょうか?」
「おい!子供扱いすんな!」
「笑笑」
『いらっしゃいませ!』
「カスタードと.....ナッツでいいすか?」
「うん!お願いします!」
『かしこまりました!1,000円です!』
「俺、チケットあるんで出します」
「ありがと〜」
『ちょうどお預かりします!横にズレてお待ちくださいませ〜!』
「お.....結構ナッツ入れてくれてますね」
「ほんとだぁ〜!」
「ふっ笑  目キラキラっすね笑 子供みたい」
「褒めてるってことよね?😏」
「さぁ?」
「こいつ.....笑」
『お待たせしました!』
「ありがとうございます!」
「武元さん先食べていいっすよ」
「いただきます.........」
「美味いすか?」
「美味っ!😳」
「良かったっす笑」
「食べな食べな」
「いただきます」
「美味しい?」
「まだ食べてないっす笑」
「笑笑」
「........美味っ」
「橋本くんのなんだっけ?」
「カスタードっす」
「ちょっと貰ってもいい?」
「いいっすよ.....あ〜」
「ん.......ん!😳そっひも美味ひい!」
「飲み込んでから喋ってください笑」
「はい、あ〜ん」
「.....ナッツ美味っ」
「でしょ〜....あ!見て!たこ焼きもあるよ!」
「.....武元さんって可愛いっすね笑」
「え?」
「いやなんか可愛いなって笑」
「.......」
「ん?また考え事すk」
「違うよ......」
「.......あ」
「急に可愛いとか言うな......」
「すみません......」
「.......うっそ〜!!こんなので照れないよ!笑」
「うわ、最悪まじ焦った〜」
「笑笑」

どうかこの胸の高鳴り聞こえないで。

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