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くり返す毎日に飽きてしまったあなたへ

ふつうに生きていると毎日急展開なことは起きてこないかもしれない。時に外食に出かける、ともだちとお茶をする、話題の映画を見に行ったり。もっと破天荒な生き方をしている人もいるかもしれないけれど、ぼくはとても平凡な毎日を送っている。わるいい方をすると変わり映えのない暮らしともいえる。飽きるように生きていたけど、先週末から、すこしだけ毎日に愛おしさのようなものを感じるようになってきました。

朝起きて、支度(したく)をする、それで仕事へ1時間だけでかけて。それで帰ってお昼ごはんをたべる、昼からは本を読んだり、掃除をしたり、散歩に出かけたり。そんな、時間だけはめちゃくちゃあるという毎日だ。



以前は変化がほしかった。20代の若者なのだから普通のことだろう。今もそれは変わらないけれど、先週末、心の内が変わると、すこしだけ見える景色が変わるということを体験させてもらった。

20数年、生まれてこの方「もらう」ことがもうずっと、当たり前になっていて誰かに喜んでもらえるようにと、与えたことがなかった。何か手伝う時でさえ、心のうちでは「ほめてくれ~」と訴えていた。

そのためぼくの日常には、「足りないもの」がたくさんあった。

誰かの思いやり、愛情、関心、お金、生きがい、天職・・・、色々と足りないと思って、自分に「欠けているもの」を追いかけるための人生を生きていた。



足りないばかりを嘆いていたけれど、先週末を境に心に小さいようだけど、とても大きな変化が訪れた。

その変化は、「与える」ということに幸せを見出せるように少しだけ成長できたようなのだ。


今日昼食の食卓を囲む前に、いつも食事をつくってくれるおばあちゃんを、すこし手伝ってみた。

それは冷蔵庫の高い位置のマヨネーズを取ることや、ポテトサラの最後の味付け、食後のコーヒー牛乳をつくったり、できることを手伝った。

いつも話しかけてくれるので、その話を適当にではなく喜んでもらえるように話す内容に耳を傾けてみた。


ささいなことかもしれないけれど、心からの気持ちで、ぼくにできる小さなプラスを捧げてみた。そうすると、食卓の温度や空気がいつもよりやわらかで、やさしいな、って感じました。



ぼくたちひとり一人にできることは限られていると思うけど、それをやるのとやらないのではこんなに違うものなんだなぁと思いました。

ささいなこと、小さなことだから、と「やらないでいいや」といつも思っていたぼくは、今日の小さなようで大きな体験を経て、与えることのたいせつさを今までよりも深く感じました。


毎日同じ道のくり返しのように感じてしまっていたけれど、まいにちにささいだけどとてもパワーのある風穴が生まれたように感じました。

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