ノルウェー人、ほとんどの人の趣味が筋トレ説
みんなジムにいる
ノルウェーの大学には必ずと言っていいほどジムが併設されていて、なんなら学生寮に一つくらいあります。
ジムの中には充実の品揃え、さまざまな筋トレのマシンが並んでいます。スイミングプールもあったり、ヨガルームや道場があるところもあります。
年始めは特に混んでいて、たくさんの人が今年は筋トレに励むぞーと意気込んでいる様子が伺えます。
ノルウェーのジムに関して私のお気に入りポイントはみんなのんびりしていることです。といっても日本のジムに通ったことがないので比較はできませんがなんとなくこう穏やかな空気が流れています。超軽重量でゆる~く筋トレしていても休憩の合間に音楽を聴いていても誰も気に留めませんしみんな各自自分のペースでゆっくり身体を動かしています。トレーニングのあとはシャワーをしてサウナも楽しめます。
グループトレーニングなんかもあって、ズンバやランニング、ヨガ、プールの上で体操みたいなクラスもあります。全部会費に含まれているので好きなときに予約して好きなクラスに参加できます。
安い
学生のジムは色々な施設やクラスの使用料も込みでなんと229kr (日本円で3000円ほど)。学生ではないと月700-800kr(1万円ほど)くらいが相場なので激安です。それでも学生のころについた筋トレの習慣は変わらないのか社会人でも定期的にジムに通っている人は結構多いです。
こちらではもちろん筋肉もりもりマッチョになりたい人も多くいますがそれよりも息抜きや健康のためにジムに通っている人が多いです。
福利厚生にジム
ノルウェーの求人案内をみていると勤務時間中のトレーニングが福利厚生として含まれていることが多くあります。
私の職場ではトレーニングプランを出せばその時間分を仕事した扱いにして他の日に振り替え休日を取れるという仕組みでした。(私はトレーニングプランを期限内に出し忘れたのでその恩恵に預かれませんでした😭)
これには実は訳があって教育と福祉業界は特に傷病休暇を取得する人の割合が高く、特に看護や介護のセクターで働く人の傷病休暇を取る割合は10%近いです。休みの人がいない日のほうが珍しいくらいです。それくらいなら年に2日くらい休日を増やしてトレーニングに当てて健康でいて下さいということなのだと思います。
娯楽がない
つらつらとノルウェー人が筋トレに励む理由を述べてみましたがおそらく一番の理由は結局ノルウェーに娯楽が少ないことです。ショッピングといってもオスロ以外の場所では買い物できるものは限られていますし、遊園地やゲームセンターなどはほとんどありません。新しく出来たおしゃれなカフェやレストランなんかもほとんどありませんし大多数は行きつけのカフェに友だちとおしゃべりしにいくくらいです。
日曜日は店が閉まっていてほとんどの国民が休みなので特にやることがありません。大学生は3ヶ月くらい夏休みがありますし、社会人でも多くの人は5週間の休暇があるのでそういう時間を持て余した時にもトレーニングは最適なのかもしれません。
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