存在理由(レーゾン・デートル) | オープン日報(23年2月1日)

本の編集者、1年目。はじめての転職。今日の日報です。

2/1(水) 

●勤務

9:30 - 17:00 / 出社/ 元気

●本日のタスク

  • 目標設定

  • 経費申請

  • 1on1、フォーマット作成

  • チーム合宿(中長期目線合わせ)

●残タスク

  • 企画

  • 打ち合わせ同席

  • TOB調べごと

●雑感

日報のタイトルが「存在理由」なんてなんかやべーやつっぽいけど、まぁいいや。「レーゾン・デートル」はフランス語の哲学用語で「存在理由、存在意義」みたいな意味です。

月・火は仕事らしい仕事をあまりしなかった。

身体と心は元気なのだけど、脳が元気じゃないという状態が1週間ほど続きました。全然脳のつっかえがとれない。文字が出てこない。

この不調なのかなんなのかよくわからない "スランプ" について考えた。
ただの「疲れ」とは違う感じがしたから。

焦りもあった。
チームとのコミュニケーション不足もあった。
今日の1on1でそれに気がついた。 

もう少し考えた。

「アイデンティティのゆらぎ」みたいなものだとわかった。
存在理由の見失い。

自分の中の仕事は、「パソコンに向かって忙しくすること」だった。
自分の中の自分は、「なにか役に立ってたい」「結果や経歴を引っさげてたい」だった。

仕事の中身が変わった。変えた。
未経験で転職して、「いやーありがたいですへへへ」って言ってればよかった時期は終わり、「何もできてない自分」として生身で立ってなきゃいけなくなった。

人に会うとか、記事を書くとか、わかりやすく「仕事してる感」がなくなった。本を読んだり、考え事をしたりして、企画をまとめる。

半年間、「そういう時間の使い方をしろ」と言われてきたことをようやく理解してきた。
一方で、仕事とオフの境目が小さくなった。
お風呂でぼーっと考え事をしている時間にひらめいたことが、企画につながっていったりする。勤務中に仮説構築のためと思って読んでた本は、何にもつながらないかもしれない。

「仕事」のモードはこれまでと違う。
拠り所になる「自分」は後ろにいない。
アイデンティティのゆらぎ。

だからちょっと行き詰まったときに、対応できなかった。人と比べてしまうタイミングも増えた。

いい意味で何も考えてなかったのが、たぶんちょっと考え始めちゃったのだ。
「アイデンティティのゆらぎ」を自覚してたらもう少し落ち込んでたかもしれないけど、それに気づいてもいなかったから、落ち込んでるわけじゃなかった。

このあとまっすぐ進むための踊り場期間だったんだろうと思う。
なんか思ったより長かったな。(長「かった」?)

そんなところに浸れてるなんてありがたい。
意地でも浸ったままではあらない。


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