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#2021年の100冊 5月に読んだ本ベスト2

#2021年の100冊 は、ジャンル問わずとにかく本を読んで勉強することを目的に開始しました。5月31日時点で49冊なので、月10冊程度の計算です。

今月は6冊しか読めませんでした!なので、トップ2だけ。

1位: 門(夏目漱石)

じっくり読むならやっぱり夏目漱石。何も起こらないけど、心の動きが繊細に書いてある。

あとから過去の成り行きがわかってくる構成もいとをかし。

2位: 君を成功に導く49の言葉(岩田松雄)

スターバックスジャパン元CEOの著書。「新卒1年目の教科書」と併せて読みたくなりました。このタイプの本は軽視しがちだけど、定期的に読んで「自分はできてるか?」と問いかけることで仕事への向き合い方も変わるなぁと思いました。

5月のリスト6冊

5月のベスト2は、こちらの6冊から選びました。

#44 「緊急提言 パンデミック」(ユヴァル・ノア・ハラリ)

グローバル化がコロナのパンデミックを引き起こしたという人もいる。しかし飛行機もクルーズ船もなかった15世紀に、黒死病(ペスト)のせいで10年で2億人が亡くなった。歴史とともに今のコロナ禍を知ることができます。

「サピエンス全史」「ホモ・デウス」で著名な作者の、コロナ禍に言及した言葉を集めた本。

#45「門」(夏目漱石)

主人公は異なるが、「三四郎」「それから」に続く夏目漱石の三部作。帯にはこう書いてある。

略奪愛の先に幸せはあるのか?

夏目漱石は表現がやっぱり好きで、端が折られたページがたくさんあります。鎌倉の禅寺での座禅修行は実際の漱石の体験をもとにしているそうです。

#46「優しい会社」(神田昌典)

ビジネス小説。世代間の考え方の違いをすり合わせてくれる。社長が別の先輩に勧めてたのでもらって読みましたが、帯にあるように「人間関係が劇的に変わる」ほどには入り込めませんでした笑

#47「ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編」(村上春樹)

村上春樹は、好きだけど読んでいない作品がまだまだある。
第1部と第2部を読んでいたので半ば義務的に読んだ600ページ。おもしろかったけど、私は村上春樹にあまりエンタメ性を求めていないし、ハリー・ポッターみたいにだんだん複雑でダークな、いろんな世界が交錯してくる感じはあまり好きではないのだけれど。

時間(だったか、記憶だったか)はABCDというふうに流れていない」という一文が一番好きでした。

#48「終りなき夜に生れつく」(恩田陸)

「夜のピクニック」などで有名な恩田陸さんの小説。いわゆるエンタメなエンタメ小説を久しぶりに読んだ気がするけど、これは面白かったです。特殊能力(「色」)を持った人種が、普通社会にまぎれて生きていて、事件を起こしてしまうという話。

同タイトルでアガサ・クリスティの推理小説があって、タイトルはウィリアム・ブレイクの詩からとられているそうです。恩田陸さんの同著にもこの詩が一瞬出てきました。

#49「君を成功に導く49の言葉」(岩田松雄)

ビジネスパーソンとして「こうありたい」と思うことにワクワク刺激を受けたり、できてないことに胸がチクっとなりながら背筋を伸ばしたり。

「成果を出す」人ではなく「成果を出すまで諦めない」人でありたいということが一番印象に残りました。

#49がちょうどこの本だったことにタイプしながら気づきました。#7が「7つの習慣」だったよなぁ。

以上です!

6月は、5月に失った集中力を取り戻す。11冊くらい読みたいぞ。




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