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ワーホリでの生活2014 恐怖のサンドフライ!初めてのマングローブジャック釣り!Vol.6


 昨日は、インストラクター試験に、打ち上げで、濃密な1日だったが、早寝早起きが定着しており、7時起床。

洗濯、家の掃除をして、昨日使ったダイビング機材もきれいに洗った。

その後、やはり眠たくなり2時間昼寝。

ご飯を作っているところで、ケンジさんから電話があり、釣りに行こうと言言うことで、釣りへ出掛けた。

ケアンズ周辺で、釣り人に人気の魚、マングローブジャックを狙う。

ケンジさんの小舟に、IDC 同期のカズキくんと3人で乗り込んだ。

ケアンズの中心部周辺は、遠浅になっており、干潮時には、水がほとんどなくなる。

少し離れた隣町ところまで行かないときれいなビーチはない。

その代わりに、マングローグが生い茂っており、そこが格好の魚の住処となっているのだった。

マングローブ周辺は、水の透明度も高くなく、濁っており、砂質も、粘土質。

泥のような感じで、そこにはプランクトンや、マングローブの虫も含んでおり、多くの魚や、蟹、水中生物にとって、栄養豊富な環境というわけだ。


ビーチ周辺のマングローブには、ワニも住んでいる。ケアンズ周辺には、いくつものビーチが南北に点在しており、見た目は、きれい。

しかし、基本的に泳いでいる人はいない。ワニがいるから。

僕が、ケアンズにいたときも、旅行中のヨーロピアン、中年女性2人が、知らずにビーチ泳ぎ、ワニに襲われた。と聞いた。

年に,1,2 回、ワニに襲われる被害があるみたい。

時期によっては、イルカンジ、ボックスジェリーフィッシュというとても危険な種類のクラゲもいる。これらのクラゲが出た時には、新聞に載る。

刺された場合、死に至ることがある。運が良くても、患部に麻痺の後遺症が残るほどだ。

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イルカンジ

夏季に発生するクラゲで、体長2㎝ほどで透明。刺されると激痛のため血圧が300近くまで急上昇、強い精神不安などの症状が起こる。刺された時の痛みは凄まじくモルヒネも無効らしい。全身を覆うスーツを着るか、クラゲ除けのネット内で泳ぐしかない。


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ボックスジェリーフィッシュ

2回目に刺されると危険。スズメバチと同じで、アナキラフィシーショックが起こる。

ケアンズでは夏場は、法律でライクラスーツという、ラッシュガードの全身バージョン、フード付きをクラゲ除けで着なければならない。

ケアンズにはそこまでいないが、サーフィンが盛んな少し南のゴールドコーストでは、サーファーが、サメに襲われることがある。

オーストラリアは、危険生物が多いというイメージを持っている人もいるだろうが、本当にそう。

自然が色濃く残っているということにもなるのだろうが。

ファームの時も、さつまいも畑で、毎日さつまいもと一緒に、蛇も上がってくるので、スーパーバイザーのオージーが、芋掘りのマシンの前を歩いて、ナタで切って殺していたと言っていた。

畑の芋や葉っぱをカエルなどが食べにくるため、そのカエルなどを餌にする、蛇も大量にいたらしい。

蛇は、ブラウンスネークが特に危険で有名だった。

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イースタンブラウンスネーク。世界で2番目に強い毒を持つ。民家の庭などにも頻繁に出没するため、咬傷被害が後を絶たない。小さい子供を一撃で、殺すほどの猛毒。


話が逸れたが、ケンジさんの小舟を飛ばし、目的のポイントへ。

ルアー釣り、なかなかヒットがない。

移動しながら、続ける。

ケンジさんは、小さな魚を釣り上げた。小さいのでリリース。


それから、ケンジさんGT get!!! ジャイアント トレバリー。30cmくらいだっただろうか。

釣り番組で、海外でカジキ釣りとかしている時に連れているイメージの魚。

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別名:ロウニンアジ。


そして、マングローブにはコバエののような小さな虫がたくさん飛んでいる。


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サンドフライといって、刺されるとものすごく痒いらしい。

半ズボンに、日焼け防止の半分スパッツみたいなのを履いていたのだが、

ズボンと、その半分スパッツ間から、太腿を結構刺されったっぽい、痒みは、蚊よりも痒いかなーくらい。

結局、僕は何も連れずに夕方帰宅。

ケンジさんが、連れたGTをくれたので家でさばいた。

さばいたら、お腹一杯になり、シェアハウスの住人に振る舞い、自分はパスタを食べて就寝。


ここからが地獄だった。

その夜、サンドフライに刺されたところが痒すぎて、飛び起きた。

ネットで調べてみると、

ビーチに潜む「サンドフライ」

昼間の水辺に生息する、吸血性の小ハエやブヨなどの総称です。オーストラリアやニュージーランドのビーチに出現することは知られていますが、気温が高く、湿気が多い場所を好むため、アジア地域のビーチでもよく見られます。最初は「蚊に刺されたかな?」くらいのかゆみですが、しばらくしてから周辺全体がまだらに赤くなり、強いかゆみと痛みが襲います。さらに、かいてしまうと熱をもち、パンパンに腫れることも。

ひどい場合では1ヶ月ほどかゆみが続くこともあります。
普通の「かゆみ止めクリーム」でなんとかなるレベルではありません。

上記、ネットからの引用

かなりの痒さ。痒み止めも持っていない。

辛い。

太腿に多分20箇所くらい刺されており、その部分の皮膚をほんとに削ぎ落とした方が楽なんじゃないかと思うくらいに痒さ。腕も刺されている。

どうしても眠れない。

患部がかなり熱を持っているようだったので、水シャワーを浴びたら多少、楽にはなった。


次の日は、スクーバドゥーで仕事だったが、寝不足だったため疲れた。

帰りの船で大丈夫?と心配され、香港人の同僚が持っていた、キンカン ムヒを塗らせてもらったらスーッとして、気持ちよかった。効いた。

帰りにスーパーで、こっちの痒み止めを買って、塗ってみたが、全然、威力が足りなかった。

帰ってからは、幾度か水シャワーを浴びて、何も集中できないので、就寝。

また痒さで、起きた。昨日よりも痒いかもしれない。

サンドフライの痒さは、1日、2日後にやってくると言っていたが、本当だった。

めちゃくちゃ痒く、患部の肉を削ぎ落としたい衝動にかられるほどだった。

シャワーで患部を冷やし、長ズボンを履くと痒みが和らいだ。

今日も寝不足。

次の日は、仕事は休みだったが、IDCで借りていた、機材や教材をダイブショップと、先輩ダイバーの家に返しにいったりした。

そこから、買い物をして、料理をして就寝。

やはり、今日も痒くて起きた。昨日ほどではないが、効かない痒み止めを塗りたくってから寝る。

日本のやつが欲しい。日本の製品はなんでも本当に効く。

蚊取り線香も見た目は一緒だが、効き目が全然違う。キンチョーの蚊取り線香、最強。

そして、サンドフライ恐るべし。

しかし、次の日には、眠れないほどの痒さではなくなった。


サンドフライは、初めて刺されたときが一番痒いらしい。

ケンジさんは、普通に、そんなに肌もケアせずに釣りもしていたし、刺されてももうあんまり痒くないと言っていた。

アレルギー反応だからってことなのだろうか。

そんなこんなで、初めての、マングローブジャック釣りは、サンドフライに刺され、3日間眠れないと言う形で、ほろ苦な思い出となったのだった。


皆さんも、マングローブ周辺では、サンドフライに気をつけてください。

刺されたら、死にそうになるほど痒いです。

では、また!

ありがとうございました!






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