【日記】いろんな人がいますね
ホームセンターで使いたいサイズのビスを探していると、70代前後のオバさんに声をかけられた。
「両面テープはどこですか?」
店員と間違えているんだなーと思い、
「あ、私は店員じゃないんで」
と答えると、驚くことに彼女はこう言った。
「知ってます」
知ってるのかよ。
某牛丼とかカレーとか出すファストフード店に入ってカウンター席に座った。
時刻は22時近く。
店内は静かで、客は3人くらい。
店員は30代の社員らしき男と、背が高く栗色の髪の高校生かフリーターかという男の2人。
「ご注文お決まりになりましたらお呼びください」
栗色が水のコップを置いて、投げ捨てるように言って奥に引っ込む。
奥で社員らしき男と何やら話しながら笑っている。
注文が決まって店員を呼ぶボタンを押す。
と、その時、コップの水の異常に気がついた。
よくある、2段になっているお冷のコップ。
下が少し細くて真ん中の段から上が太い。
ボクの前に置かれたコップには、水がその段の下までしか入っていない。
どういうことだ?少なすぎないか?
前に座った人の飲みかけが置かれたままなのか?
いや、さっき栗色が置いて行ったはず。
でも、飲みかけなら気持ち悪い。
オーダーを聞きにきた栗色に、一応聞いてみた。
「これは私の水ですか?」
すると栗色は当たり前じゃんとでも言いたげに、顔色ひとつ変えず「はい」と答えた。
ボクのなの?
っていうか、これで良いの?
もう、だいぶ昔の話だけど。
某有名レンタルビデオ店でのこと。
会計を済ませて、DVDが入った青い袋を受け取ると、レシートが入った透明なポケット(わかるかな?)に、髪の毛やらポテトチップスのカスっぽい物がたくさん入っている。
さすがにこれは気持ち悪いと思って、芥川賞作家の又吉先生よろしく長髪で、見た目のやる気はさらに50%減らしたような店員に言うと、奥から新品の袋を持って来て「すいません」とボソッと言って入れ替えた。
数日後、再びレンタルビデオ店で会計を済ませて袋を受け取る時、50%減の店員がボクに気付き、ハッとした顔をして慌てて奥に新品の袋を取りに行くと、DVDを入れ替えて、ボソッと「すいません」と言いながら頭を下げて、袋をボクに差し出した。
あれ?なんかひどいクレーマーが来やがったとか思ってる?
っていうか、ボクが悪いの?
なんて言うか、いろんな人がいますね。
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