【グルメ009】路地裏 (品川)
品川駅東口はとても面白い。駅前の一等地が、そこだけポツンと取り残されたように第2次世界大戦後の闇市のような雰囲気で、残っている。非常に細い路地を潜り抜け、正に路地裏という雰囲気の、こちらへ。開店直後の口開けの客となった。
食べたのは、激辛牛すじ煮込み定食 800円。
激辛牛すじ煮込みは、結構量が多い。しっかり煮込んであるが、一部まだ硬いところもあり、しっかりバイトして食べ進める。一方で、柔らかいところは本当にジューシーで、噛みしめるたびに肉汁がジュワっとほとばしり、本当に美味しい。激辛というが、それほど辛くはなく、むしろ甘辛。甘辛ということは、かなり味付けが濃いというか濃厚であり、ご飯がすすむ。
ご飯は、デフォルトで頼んだのだが、それほど量は多くない。
先述のタレは、ご飯がすすむブースターなので、もちろんかける。単体では濃厚なタレも、ご飯にかけると素晴らしい働きをする。
その他、味噌汁と沢庵。味噌汁は豆腐とわかめのサラッとした仕上がり。牛すじ煮込みがかなりこってりなので、バランスが良い。
店内は、カウンターとテーブル席。品川の海岸側でざっくばらんとした雰囲気。正に「飯をガガッと掻き込んで、仕事に戻る」というワイルドな雰囲気で、これはこれで風情があった。
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