こんな時代だからこそ、できる表現

この企画をいただいた時に、素直に面白いと思った。表現というものは時代を通していろんな形が生まれると思っている。能や歌舞伎なども時代というフィルターを通して生まれてきた、そして、映画やラジオ、テレビなども時代の変化として生まれてきた表現の場だと思っている。そして、リモートでのドラマもまた、今だからこそ意味ある表現だと思っている。

「制御された中での表現は新たな価値を生む」もちろん、僕だって志尊くんや水原さんに直接あって演出をしたかったのは事実です。水原さんに関しては本当に初めましてだったから、本当に緊張をした。

しかし、コロナだからこんな状況だからと言って表現をやめる事を僕はしたくなかった。逆に表現の幅を奪い取られた感じですごく何故か燃えていた。

まるで、羽をもぎ取られても飛ぼうとしている鳥？

いや、セミに近いですね（なんとなくセミに感じた。）

最初は慣れない演出表現ですごく困ったけど、志尊くん、水原さんとリモートだからこそいろんな意見を出し合いながら制作していく過程はすごく新鮮に感じた。

コロナはない方が絶対にいいし、早く終息してもらいたい。しかし、これからずっと何年も何十年も先はコロナだけではなくていろんな悪条件が僕たちの周囲を包み込む可能性が高い。そんな時は、またみんなで知恵を絞って新たな表現の方法を見つけ出すことの方がずっと大事なのではないかと思っている。だからこそ、今、新しく生まれた表現を身体全体を使って体感してみたかった。予行練習ですかね。

100年後にはリモートでのドラマがたくさん誕生したという事実を絵師が書いて

残していいることであろう。

さあ、歴史的な幕開けです。

６月８日19時からスタートするリモ恋をお楽しみください。

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