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『 異次元の「時間」④ 』~靈人の「時間旅行」(中)~

今回も引き続き「過去と関わる時間旅行タイムトラベル」などについて考えて生きますが、靈人だけでなく肉体人もほぼ同じ仕組みの中にありますから、前回同様に総合的に見ていきます。
もちろん捉え方は人それぞれですから、今回も十人十色、百人百色の一つとしてお付き合いください。
(※画像はフリー素材や wiki などからお借りしています)

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【 記憶も経験も情報 】

靈人が「何のために過去や未来に行くのか」と言えば、そこに求める情報があるからです。

そこでですが、靈人はどうやって物質世界を見聞きするのでしょうか?
実は異次元だけしか見えていないのでしょうか?

そして、そもそも僕たちこそ、どうやってこの世界を感じているのでしょうか?

今さらですが、まずは僕たちのことも含めそこを確認しておきましょう。




〔 肉体と五感 〕

さて、僕たちの経験の多くには肉体の感覚器「五感」が関わっていて、五感はそれぞれ独立したものではなく連携しています。

例えば食事。
「味は味覚が担当」と思われがちですが、舌にあるセンサーのらいで感じる以外にも、視覚による先行情報に、匂いや歯ごたえ、舌触り、音などを加え総合的に感じています。

食事は五感の全てを使い味わっている

特に視覚は「見ただけで想像できる」ほど大きな影響を持ちますが、それは過去の経験から来るもので、味や状態を予測し、食べ物に触れる前、口に入れる前にトラブルを避ける意味もあります。

「味」も五感が連携した、経験も含めた総合的な情報ということです。

そしてこの「連系」には五感が正しく機能しているか、互いに確認し合う意味もあるのかもしれませんね。




〔 肉体人の視覚画素数 〕

五感の中でも分かりやすい「視覚」について、もう少し踏み込んでおきます。

僕たちは目からの映像情報をデータ化して取り込みます。
機能的にはデジカメやビデオと同じで、レンズからの情報をモニターに映すように、目で見たものを脳で再生しているようなイメージです。

そのため見えているものが、目の前で起こっていることなのか、それともレンズ越しではなく「どこかで作られた精密な立体映像=VR」なのか、正しく判断できない場合もあるかもしれません。

映像も高詳細になると現実との差が判らなくなる

例えば人の目の情報量をデジカメに例えると、最大(ぼんやり視界に入る範囲)で「6億画素以上」とかなりの画素数ですが、はっきり見るための中央付近は意外と少なく800万画素(8Mピクセル)程度だそうです。

画素数だけで見れば、今やスマホのカメラの方が多いかもしれませんね。

そして800万画素といえば 4K テレビ相当であり、近年普及してきた8K テレビともなると3300万画素もあります。

集中してキレイに見る中央付近は、4Kテレビくらいの画素数

疑似体験の代表格である VR も、今はまだ「情報量が少ない」「平面っぽい」のですが、8K映像ともなれば「自分の見たい方向、思った所に焦点が合わない」などの違和感があっても、「テレビ風の窓から見た、現実の風景」との差はありません

将来的に脳波とリンクして、思い通りの視野や焦点ピントとなり、厚みや奥行感じられるようになれば VR でも「本物だ!」と思わせることも可能となるのでしょうね。

未来の VR はどこまでもリアル?




〔 靈と「第六感」〕

では靈人だったら何万画素?といきたい所ですが、、、
まぁ、そもそも目が無いので解像度とかではないです(笑)

もちろん目は無くても映像的な情報は得られます。

靈には元々「第六感」(靈体にある、五感に相当する感覚器)があり、靈眼靈視)で認識できるからです。

一般的には「第三の目」とされる感覚器ですね。

実際に額に目があるのではなく、その奥で受信するような感覚


僕たちも「肉体を持つ靈」なので当然第六感があり、普段から靈視もしているのですが、現代人の多くは靈を認めないため「見えないもの」として脳が処理してしまいます。

しかし靈感(この場合、靈視力)が上がると、目と靈視、両方が入り混じり、オーラが見えたり、街中を靈人が歩いていたり、、、となるのです。

靈はどこにでも居るけど、急に見えるとびっくりするよね


靈人の場合は全てを第六感で感じますが、肉体人が感じたものを共有したり、情報データとなったものを取り込めば、肉体人であった頃の記憶や経験を生かし、僕たちと同じように見聞きすることも可能なようです。
(※靈により見え方、感じ方は違うみたいですが)

映画「マトリックス」より 「カナ≒50進数」+「英数字≒36進数」の多層データ?
膨大な立体映像の情報も「言語」で表せるのかもしれない

物質も視覚も全て「波動=情報データ」であり、靈人は次元が上がるほど異次元情報を含め扱える情報量が増えますから、もしかすると僕たちよりもずっと鮮やかに、より細やかに見えているのかもしれませんね。




【 過去を見る 過去に行く 】

さて、ようやくここから異次元の時間旅行タイムトラベルについてです(笑)

靈として、つまり意次元で過去に関わるには「実際に過去に行く」場合と「過去を見て情報を得る」場合があります。

この世界のすべては「情報の塊」であり、誰かの「記憶」でもある

参加型か、観照型(客観的に物事を観察する)か、と分けることもできますが、情報を得るのはどれからでも可能です。

問題となるのは、過去に行き手を出すと歴史が変わってしまう、いわゆる「歴史への干渉」があるかどうかでしょうか。
このあたりは次回ゆっくり考えていこうと思います。




〔 過去に行く?〕

過去に行く」とは直接過去に割り込むことです。
実際に靈人が過去に移動し「そこの時間に沿った流れ」で共に過ごします。

時空を時計で考えてしまうのは、物理世界特有のクセかも

よくある「タイムスリップで過去に行ってしまった」感じで、歴史的な出来事にも直接立ち会えるということです。


靈人には「固定された時間軸」がないので、傍から見れば過去現在未来をバラバラに行き来しながら過ごしているように見えますが、本人からすれば自然な時の流れとなります。

靈は許される範囲で過去に干渉することがある

こういった時空の移動には 前回の話 の様に「制約」がありますから、誰がどこにでも行けるというわけではありませんし、「干渉問題」もあるので、行った先で「ただ見るだけ」の場合もあります。

必要とあれば、過去に転生する場合もあるようです。




〔 過去を見る?〕

過去を見る」とは実際にその場その時に移動するのではなく、どこかに記録された情報を見たり、VR 的に疑似体験する、ということです。

人の記憶であったり、磐座であったり、もっと大きな存在である地球からなど、多くの媒体から得ることができます。

図書館で本を閲覧するように、その膨大な情報(アーカイブ=集められた過去のデータ)を覗き込めば、時空を越えて情報を得られる仕組みです。
(※本によって閲覧許可が必要なように「誰でも何でも」とはいきません)

個人的な日記、歴史資料館、国会図書館、、、
規模は違えど、どれも記録(情報)の集合体

靈感が強くなれば肉体人であっても見れるようになりますが、分かりやすい例として、僕たちが誰でも経験できる記憶の閲覧は「想い出」です。

自分の中にある記録だからいつでもアクセスできるし、過去に戻ったように鮮やかですよね。


音楽CDであれば、アルバムや曲を選んで聴くような感じでしょうか。

「誰のアルバム」の「どの曲」でも、選んで聴くことができる

そして動画を見るかのように、好きな所から、何度でも繰り返し見ることもできます。

記録は「見逃し」にも強い

もちろん異次元情報は、高性能 VR のように立体的かつリアルに再現されるので、見るだけであっても貴重な経験が得られます。


ここまで書くと「靈人万能じゃん?」と思う方もあるかもしれませんが、結局は靈も人それぞれ次第です。

僕たちが「○○やっとこうかな、、、でもめんどくさいから今日はいいや」となるのと同じで、研究熱心だとか活発的でない限り、あれもこれもとは手が出ないのです。

肉体人にも良さがあり、「自分の選択により得られる、五感を通じた生々しさ」は強く深い経験となるのです。

直に手を繋ぐ、この感覚は肉体人ならでは


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今回はここまでです。
「五感」「六感」の話を入れたため長くなってしまったので
「過去への干渉問題」は次回掘り下げていきます。
よければまたお付き合いください。


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