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皮も食べて病気予防!

うふふなミカンには「皮まで食べられるミカンプロジェクト」という名前がついています。ジャムとか、安心して加工もできるよーというメッセージだったんですが「皮も食べてほしいミカン」に変えようかと思い始めています^^ 

『玉ねぎ みかん「皮」を食べるだけで病気にならない』(前北里大学教授 熊沢義雄著)によるとミカンの皮を食べることで、近年多くの病氣や老化の原因と言われている「炎症」が抑えられ、健康を維持するのに大いに役立つとのこと。これは氣になるではないですか!こちらの本で一緒に学ばせてもらいましょう。

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炎症が原因の病氣?

この「炎症」、私にとっては関節炎などで聞くくらいであまり縁がない言葉でしたが、実は私たちのからだの中では、からだを守ろうとして毎日小さな炎症があちこちで起きているそうなんです。肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧、心臓病といった生活習慣病をはじめ、がん、アルツハイマー病、肝臓病、肺炎、便秘、花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、さらにはシミやくすみなどの肌の症状なども、炎症と深いかかわりがあるとのこと。なので「抗炎症」作用がある成分に大注目!な訳ですね。

炎症って?

そもそも炎症は私たちのからだが持つ防御反応の一種で、たとえば外から入ってきた病原細菌などに対し白血球の成分のひとつ、好中球がまるで食べるように異物を取り込み処理します。この時同じく白血球の別の成分、マクロファージが好中球の働きを助けますが、大切な役割として「みんなー!ここで敵から攻撃を受けてるよー!集まってー!」というお知らせを発信するという働きがあります。このお知らせはタンパク質でできた「サイトカイン」という物質。これを受け取った細胞たちは臨戦態勢となり、血管が広がり周囲の細胞や血液、リンパ液が援軍として集まり、その結果その部分が赤く腫れたり熱を持ったりして外敵と戦います。(イラスト:サイトカインを受け取って正常に外敵と戦うイメージ図)

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炎症がさまざまな病氣の原因に

炎症は私たちのからだを守る大切な仕組み。これが必要な時に必要なだけおきていればよいのですが、実際には適切な炎症だけではなく侵入者に対する攻撃が強すぎて度を越した激しい炎症になってしまうことが。また細菌やウイルスなど外敵ではなく、体内に入ってきた病気を引き起こす心配のないもの、さらにはもともと体内にある自分たちの組織を攻撃してしまう場合もあり、防御反応であるはずの炎症がかえって体を傷つけてしまうこともあります。このように免疫機能としての炎症が過剰に働くと、花粉や食物アレルギーなどの症状、関節リウマチなど自己免疫疾患と言われる病氣につながります。(イラスト:サイトカインに過剰に反応して自分の体まで傷つけてしまうイメージ図)

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また慢性炎症と言われる小さな炎症が続くと、前述のような生活習慣病やがん、アルツハイマー病などの原因となるメカニズムも研究が進んでいます。例えばがんは、細胞の遺伝子DNAが傷ついて起こる変異が何らかの理由で正常に修復されず、がん細胞が生まれ増幅することで起こります。ある研究によると通常DNAは一度傷ついてもすぐに修復するのですが、DNAに傷がついてから細胞分裂がおこる4〜6日の間に、再度炎症が起きてDNAが傷つくと多くの遺伝子に変異が見られたそう。つまり恒常的に炎症が起きている状態はDNAに変異が起こる可能性=がんになる可能性が高い、ということ。慢性的な炎症を抑えることはがん予防にもつながるんですね。

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抗炎症作用=サイトカインの働きを抑制する

ではどうやって炎症を抑えるか。著者である熊沢教授が提唱するのが先ほど出てきた「サイトカイニン」、特にTNF-aと呼ばれる物質が出る量を抑制する、という方法。炎症がおこる大もとをストップすることができれば過剰な炎症によるダメージを受けることを防ぐことができるそう。

そしてここにミカン、特に温州ミカンの皮に多く含まれている「ヘスペリジン」という成分が登場です。(わー!パチパチ笑)ヘスペリジン、また本の表題にもある玉ねぎに含まれるケルセチンなどにはこのサイトカイニンの生産を抑える性質があるそう!薬でもTNF-aの働きを抑えるものがあり、リウマチなどの自己免疫疾患の病氣に対して使われています。しかしこの働きが全く0(ゼロ)というのも日常生活では不具合が生じます。バランスが大切なんですね。ですから熊沢教授は食べ物で日常的にヘスペリジンをはじめとするフラボノイドを取り入れ、体内で免疫機能が暴走しない環境をあらかじめ整えておくことを推奨されています。

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ヘスペリジンの効果

ヘスペリジンはフラボノイドの一種でもともと植物が自身のからだを紫外線や外敵から守るために培われた、まさに植物のチカラそのもの。抗炎症性作用、抗酸化作用、毛細血管を強くして血流を良くし冷えを改善したり、骨の代謝をよくする効果やビタミンCの働きを助ける力、免疫機能を調整するチカラなどがあると言われています。

またヘスペリジンはミカンの実よりも皮に多く含まれ、最も多い中果皮(内側の白い部分!)は実の部分の約1000倍!!もう皮を捨てられませんね(笑) 熊沢教授によると老化・病気予防に利用する場合の推奨摂取量は温州ミカンの皮を4g。わずか小さじ1杯の皮、そして乾燥ミカンで計算したところ直径5㎝程度のものを2枚程度で十分なヘスペリジンを摂取できるそうです。ちなみにミカンの皮は写真のように千切り状にして乾燥させると後で使いやすいですよ。冬場なら数日で乾燥し1年以上保存もできるのでお勧めです。

ミカンの皮の健康効果は他にも

温州ミカンの皮には他にも多くの健康効果が認められている成分が含まれています。βクリプトチサンチン、ナリンジン、ナリルチン、ノビレチン、タンゲレチン、ナツダイダインなどなど。また改めてご紹介したいと思いますが骨粗しょう症や糖尿病の予防効果、もちろん抗炎症、抗酸化作用も確認されている静かな(笑)注目食材なのです。

ドライミカンで美味しく健康に

フラボノイドは人間の体内では作れないので継続的に取り入れる必要がありますが、手軽に楽しく取り入れられるものがいいですよね。そこでココロから^^お勧めしたいのが、うふふなミカンの美味しさをギュギュギュっと凝縮したドライミカン~お日さまのかけら〜です。手前みそではありますがドライフルーツの概念が変わる、とにかく1度食べていただきたい美味しさなのです。さらにこの健康効果。より多くの方に召し上がっていただきたく、価格やパッケージを見直しました。ぜひこれを機会にお試しいただければ幸いです。

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