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フツーの会社員が少し豊かな生活を手に入れた方法【外資系転職が私の人生を変えた】

こんにちは、ゆきひこです。

外資系企業歴10年でアメリカ駐在2年を経験しており、子供3人もいますが、普通の会社員よりも経済的に豊かな生活をすることができています。

このNoteについては、昔の私のように経済状態で苦しんでいる方向けに書いています。

今収入が十分に高い人や、現状の給料で満足している人向けではないので、そのような人はスイマセン。このNoteは価値がないと思います。

昔の私は、不況でどんどん給料下がって苦労していました。

例えば、下記のような感じでした。

「会社に新卒で入って6年目なのに不況になったから収入が新卒に近い金額に下がってしまった、なんであんな最近入ったばっかりのやつと同じくらいの収入にならなきゃいけないんだ。自分は経験もあるのに。
今の会社で昇進しても、あの向こうに座っているおじさんみたいになりたいとは思えないし、自分のキャリアをどうして行ったら良いかわからない、、
さらに、結婚や子供の計画もあるのに今の会社の収入では家族をしっかり養っていく自信がない、、将来が不安だ、、。どうしたら良いのか誰か教えて欲しい、、。

そんな状況を打破することができた今だから、同じような悩みを持つ人に自分の経験を共有したいと思い、このNoteを書きました。

私が今のように少し余裕のある生活ができるようになった理由は、1.外資系に転職, 2.評価をされて昇給する 3.英語を勉強する、この3つです。

このNoteに書いてある内容は私の経験から来るリアルなものです。検索しても出てきません。個人が実際に年収を上げていく過程を細かく説明している情報はネット上にないと思います。昔の私もこのような情報を探していました。

私が書いた方法は「行動したい人」には参考になると思います。特に今、会社での経験を3年以上積んでいる人はあなたの経験が有効活用できる可能性が高いと思います。

今行動しない人は、将来も何も変わりません。実際に私も行動した時から自分の人生が変わって行ったのです。

将来の不安も減り、家族にも少し余裕のある暮らしをさせてあげられています。今より豊かになったあなたの生活を想像してみてください。

あなたのより良い未来に向かってこのNoteが役に立てば私も嬉しく思います。

筆者の簡単な自己紹介

こんにちは、ゆきひこです。外資系企業で営業の仕事をやっています。20代後半で日系企業から外資系企業に転職して、外資系歴は約10年になりました。その間にアメリカ駐在も2年経験しています。

その経験から、普通の人よりは外資系について経験も知識もあると思います。私が今誰かから「外資系企業に入って良かった?」と聞かれれば間違いなく「良かった」と答えます。

なぜかというと、常にお金に不安を持っていた昔の生活より、生活に少し余裕のある今の生活の方が絶対良いからです。

このNoteを書いた理由

私がこのNoteを書いた理由は、昔の自分と同じような生活や思いをしている人に少しでも自分の経験が役立てばと思ったからです。人生がお金だけかと言えばそうではありませんが、お金が足りないことで苦労することがとても多くあります。そしてお金があれば幸せになることもあるのが事実なのです。

そこで、昔の私のように会社員として給料に不満を持っているあなたに次のステップとして私の経験を紹介することで、あなたの生活がよくなればこれ以上の幸せはありません。

後でも説明しますが、当時の私は不況の影響と家族が増えることで収入に大きな不安を抱えていました。その時に苦労して今の道を見つけ出すことが出来たのです。

ここで書くような情報があったら昔の私も、もっと明確にゴールを目指せたと思います。ぜひあなたにも参考にして見てください。

私の経歴(フツーな私が育った環境)

私が外資系企業で高給をもらっていると聞いたら、「あなたは特別な才能や学歴か何かあったんだね、私には何にも無いから」、と思うかもしれません。もしくは、なんだよ自分ばっかり自慢して、と思うかもしれません。

でも、私はそのような特別な人間ではありません。至ってフツーです。

これから私の経歴を紹介しますが、何の特別な能力のある人でもなく、いい家柄に生まれたわけでもなく、ずば抜けて頭が良かったわけではないことがわかると思います。

私の経歴に興味がなく、すぐに年収を増やす方法を知りたいという方は、2番まで飛ばしても構いません。

私は東京の西東京の地域で生まれました。実家が農家なので、基本的に引っ越しすることはなく、同じ地元で高校まで行きました。成績は悪くはありませんでしたが、ずば抜けて優秀というほどではありませんでした。成績としては3-4が基本で、5が少しあるくらいでした。学区内で平均の少し上くらいの高校に入りました。

受験勉強はまあまあ頑張って、大学はMARCHの中の一つを卒業しました。理系で理工学部でした。

英語は好きで大学時代はNOVAに通っていました。大学の受験勉強の時に英語の点数が比較的取れたので英語が好きになり、英会話も始めました。英会話の費用は高く、親のお金ですねをかじって通っていました。

バイトは家庭教師や焼肉屋をしたり、普通の大学生をしました。大学4年になってフツーに就活をしました。一般的に有名そうな企業をたくさん受けては落ち、最後に研究室の推薦を使って就活を完了しました。

就職活動でもたくさんの会社の面接や書類審査で落ちましたし、自分が優れているとはとても思えません。

私は大学を卒業してから、日系の一部上場企業に就職しました。一部企業とは言え、みんなが知っているような企業ではなく、大手ではありませんでしたが、安定して利益を出している企業で満足していました。

私は常に決められた人生のレールの上を走っていました。社会の期待に沿うように自分の人生を選択してきていました。それでうまく行っていたのです。

自分から人生を変えるような選択をしたことは当時は何もありませんでした。人の期待、親の期待で人生を選択してきたのです。自分の判断の基準は、この大学に行ったら社会的にまあまあ評価されるかな、この会社に言ったら親が文句いわないかな、そんな感じでした。そのような一般的な社会人だったと思います。

以上、私の経歴です。特に優れたところもなく、つまらない経歴だと思います。

そんなフツーの私ですが、今では普通の人よりは高い収入もらっています。これは私がすごいわけではなく、収入が上がる方向に行動してきたからです。

私の人生を変えた3つの行動

結論、以下の3つの行動をしたことで年収を上げることができました。

1.外資系企業へ転職
2.外資系企業で評価される
3.英語力で転職市場の価値向上

このNoteではこの3つの方法について具体的に私の経験を交えて説明していきます。

外資系企業へ転職

まずは私が転職を考えた背景とその時の経験をお話します。

転職しようと考えた背景

上記で記載した通り、私は日系のそこそこの大きさの企業に就職しました。最初の5年くらいは良かったんです。入社してから勉強することも多くあり、経験を積み上げていきました。しかし、入社5年後くらいから雲行きが怪しくなってきました。

リーマンショックで業績が悪化し、会社の利益が確保できなくなり、人件費の削減が大幅に行われました。私のいた会社はリストラはしない方針だったため、早期退職などはなかったものの、従業員の給料がどんどん削られていきました。6年働いたのに、新卒に毛が生えた程度給料になってしまったのです。

もうやってられないと思いました。こんなに社会人として働いてそれなりの経験をしてきたのに、入ってきたばかりのあいつ(新人)と同じ給料なんて納得いかない。そう思ったのです。また同時に個人的な気分だけでなく、家族を支える必要も出てきていたのです。

そうです。私は当時結婚したばかりでした。そしてこどもも一人生まれていました。さらに当時、妻が二人目の子を妊娠していて、将来について真剣に考える時がきていたのです。今のままでは将来この家族を養うことができない。そう真剣に思いました。

このまま日系企業にとどまって安定という名の現状維持を選ぶか、それとも新しい世界に飛び込むか。悩みました。相当悩みました。

今まで他人に決められた人生のレールを進んできた私は、自分の意思で決断することをあまりしていませんでした。転職は自分の意思で決断するものです。レールから外れることはとても怖いことだったのです。コンフォートゾーン(自分の快適な領域)を抜けることはいつでも難しいですよね。でも人生をよくするためには必要なことだったと、今ならわかります。

ノミの心臓の私が一番悩んだのは、今の会社を辞める時にどうやって会社の上司や同僚に辞める事を言うか、でした。新卒で入った会社には思い入れも大きく、お世話になった人がたくさんいます。その人たちをがっかりさせるのがどうしても嫌だ。そう思っていました。今なら退職代行などもありますが、そんなの発想にありませんでした。

みんな優しい人たちばかりでしたのでその人たちを裏切るようでとても気持ちが落ち着かなかったのです。新入社員として入った会社はまるで親のように感じるものです。辞めるなんてそれまで考えてもいませんでした。一生この会社で働く!とは思いませんでしたが、転職という文字は頭に浮かばなかったのです。今思えばそういう風に考えるように育てられるのが日本の社会なのかもしれません。

長い間考え抜いた上で、今の給料と支えていくべき家族を考えた時、何か行動しないといけないと思ったのです。

今のまま働いて昇進できるとしても年功序列を考えると10年はかかる。それまではどんなに結果を出して評価されても給料も上がらないし、役職もつかない。それが見えていました。そこで私は行動したのです。

あなたも会社の近くの席の人を見ると将来が見えませんか。何もしなければあなたもそのような人生を歩むことになります。

外資系企業を選んだ3つの理由

私が転職を考え始めて外資系を選んだ理由は以下の3つです。

1.給料が上がる可能性が高いため
2.自分のスキル向上できる環境
3.業界の強い会社への憧れ
給料が上がる可能性が高いため

外資系企業は高給が多いです。日系企業と比べても転職した際に給料が上がることが多いのです。収入に将来の不安を感じていた私は外資系がとても魅力的に感じたのです。

自分のスキル向上できる環境

外資系では英語が必要になるため、そこにいれば英語力やグローバルなコミュニケーション能力が上がると考えました。自分のスキルが上がることで、どこの会社でも働いていけるようなビジネスパーソンになりたいと考えていたのです。また、実力で評価される環境にも興味がありました。日系企業はどんなに頑張っても昇進は年功序列というのが不満であったからです。

業界の強い会社への憧れ

私の業界のトップシェアを持つメーカはグローバル企業がほとんどでした。日系企業として戦ってもほとんど勝てる見込みがないほどに規模も大きく競争力もあるのが外資系だったのです。自分の業界のトップシェアを持つ会社で働いてみたい。憧れにも似たその感情が転職を後押ししました。

外資系への直接応募から学ぶ転職エージェントの重要性

実際に転職活動はどのようなことをしたのか説明します。

当時、転職について何も知らない私はこう思っていました。「エージェントはうさんくさい、信じられない、絡むのが面倒」。だからできる限り自分で探そう。

そして、知っている企業のホームページから募集はないか探しました。Linkedinも知らなかったですし、ビズリーチみたいなサイトの存在も知りませんでした(当時はなかったかもしれませんが)。知識がないまま行動してしまっていました。今なら間違いなく転職エージェントを使うことを当時の私にお勧めします。給与交渉に大きな違いが出るからです。

運が良いのか悪いのか、自分が入りたいと思っていた外資系企業が自社ホームページから募集をしていたため、何も知らない私は直接企業のホームページからから応募しました。結果的にはその会社に採用してもらったのですが、今なら直接応募はやらないでしょう。

十分に高い給料で雇ってもらっていた私ですが、あとで採用に絡んでいた先輩から後日談で聞いた話によると、

「お前は安くて優秀で、良い買い物だったな」と言われました。

採用側としては安くまともな人材が取れることが成功になります。でも、企業側の成功は応募する側にとっては失敗です。給与交渉は絶対転職エージェントにしてもらった方が良いです。

また、私の場合は企業が直接Webサイトで募集していましたが、もう最近は少ないでしょう。なぜならほとんどの企業が募集する際には転職エージェントに非公開求人として候補者探しを依頼するからです。自分で募集を探すのには限界があるのです。

つまり私からアドバイスは、企業に直接応募はやめましょう。面接や履歴書のサポート含めて転職エージェントと協力して転職活動をした方が良いという事です。

転職エージェントは無料で協力してくれます。彼らの報酬はあなたの採用が決まった時にその企業から払われるからです。彼らはあなたの転職が成功することで報酬があるため、相談などであなたからお金をとることはありません。つまり無料で協力してくれるという事です。素晴らしいですね。

実際の外資系への転職活動

履歴書提出

まずは、履歴書などの資料提出をします。今までの経歴を中心に記載しました。英語版の提出はなく日本語版で進んだと思います。普通の小さい外資系であれば英語の履歴書が必要になります。募集要項とあなたの経験がマッチしていれば書類選考は通過できると思います。次に面接です。

面接

私のいた外資系企業ですが、日本法人が比較的大きいため、日本人だけで経営されていたので外国人はいませんでした。したがって、英語の面接もありませんでした。そのため、採用プロセス自体は日本企業と変わることはありませんでした。

まず人事と一次面接で、配属予定部署のマネージャ面接が二次面接、三次四次面接が日本法人の上層部でした。

英語力とかを聞かれるか覚悟していましたが、TOEICの点数を含めて英語の能力の話は一切聞かれませんでした。代わりに、自分のやってきた仕事の経験と、どうやってその会社の役に立てるのか、の話をたくさんした記憶があります。

今思えば外資系企業は、採用する人がどれくらい会社に貢献してくれるかが重要なので、実績やスキルなどを重要視するのだと思います。英語力は採用への影響は意外にも少ないように思えます。

採用へ

そして、無事採用されました。給料交渉も知らないうちに完了していました。「この額面で良いですか?」みたいに聞かれたのかもしれません。想定年収という形で提示されました。今の給料と比べて十分に増えていた私は、「はい!いいです!」と言ったに違いありません。交渉など何もありません。
日本法人として大きい会社でしたので、英語の履歴書も求められなかったですし、英語面接もありませんでした。ということで、期待と不安と共に外資系企業に転職したのです。

初めての外資系企業1日目

そりゃ緊張しました。オフィスに入ると朝から電話会議を英語でしている人がいます。これが外資系か!!っと感動したのを覚えています。特にその人は英語が上手だったので、全員このレベルで英語が話せるのはやばい!勉強しないと!!って超焦りました。

結果的には、その人が特にそのオフィスの中でも英語がうまい人だったのですが。外資系といっても全員が全員英語がペラペラではないんですね。最初の気づきでした。でも特に日本企業と違いはないな、と思った記憶があります。全然変わんないじゃんって。オフィスに外人もいないし、日本人だけだし。
そんな感じで外資系企業生活が始まったのです。

結果、今では外資系企業に転職して本当に良かったと思っています。

外資系ってどういうところ?

外資系企業についてイメージではいろいろあるけど、実際のところどうなの?という疑問があると思います。ここで外資系といっても外資系メーカ系の情報になりますので、外資系金融や外資系コンサル系では全く違う可能性がありますのでご注意ください。

外資系の転職のメリットとデメリットをまとめましたので、見ていきましょう。この内容に納得いく人は外資系への転職に向いていると思います。

外資系企業への転職のメリット

高給料(インセンティブ)
多くの場合、日本企業から外資系企業に転職すると給与が上がります。これが最大のメリットです。それはなぜかというと、外資系企業は日本企業よりも競争力があるケースが多く利益率が高い場合が多いからです。

また、日本企業よりも雇用の安定が少ない代わりに、給与が高い傾向もあります。インセンティブ制度をとる企業が多く、実績を出せば出すほど給与は上がっていきます。

私は過去2回外資系企業へ転職していますが、最初の日本企業から外資系に転職した時に50%程度アップしました。2回目も20%アップを達成しています。基本的に前職の給与をベースに給与の上乗せされるケースが多いです。

英語能力を向上できる環境
外資系企業で働くと英語力が上がります。なぜ英語力が上がるかというとシンプルな話で、人は英語を使わなければいけない環境になれば使わざるを得ないからです。海外に住めばもっと英語が上達するのと同じですね。

そして、英語が話せるようになると、もっと外国人の同僚と深いコミュニケーションを取りたいと思うようになりますので、さらに上達するようになります。コミュニケーションというのは、できるようになると楽しいものなのです。

また、当然英語ができた方が会社からの評価も高くなります。昇進してマネージャーレベルになるのは、ある程度の英語能力が必要になります。参考までにですが、私は外資系企業に入る前から英語をNOVAやGabaなどの英会話教室で学んでいましたが、英語が本当に話せるようになったと実感できたのは、外資系企業に入った後です。TOEICも600点くらいから895点まで伸びました。

ビジネスマンとして成長できる環境

日本企業では、意見を戦わせず失敗をしない人が昇進していくのかもしれませんが、外資系では出る杭が褒められます。評価されるには、社内で目立つことがとても大切なのです。

そして、自分から成長を進める人には会社から厚いサポートや相応のポジションがもらえます。海外では、黙って仕事することは評価されません。アピールして成長に向かっている人間が評価されるのです。

外資で昇進するのは、社内でも良く知られていて常に成長を目指している人間です。そのような同僚が昇進してさらに大きな仕事を任されていくのをたくさん見てきました。

転職市場での価値向上

驚くことに、一度外資系に入ると外資系企業の求人情報が来るようになります。また、外資系で仕事をしているということは能力が高いとみなされるため、転職市場でのあなたの価値が上がります。

なぜなら、外資系企業というところは働くのに厳しい環境であると認識があります。そこで働いているということは、ビジネスマンとしての実力、また英語力も高いとみなされるからです(実際のレベルとは関係なく)。

私自身、日本企業にいた時は見えなかった転職の求人が、今ではヘッドハンティングから毎日のように案件の連絡が来るようになりました。

外資系企業への転職のデメリット

外資系に入るにはデメリットも理解しておいた方が良いでしょう。この内容を理解して受け入れられる人は外資系に向いていると思います。

実力主義で不安定

外資系は実力主義なので、雇用の安定は日本企業よりは低いです。仕事に安定を求める人にはオススメしません。なぜなら、外資系は結果を求めるので、会社の利益にならない人は評価が下がりリストラを行うからです。

外資系企業の強さ理由の一つは、評価の高い人をどんどん評価するシステムにあります。外資系の日本支社の雇用状況は、本社の日本市場の優先度にも左右されます。もし、日本市場から撤退するという決断が下された時はあなたの仕事がなくなることもあります。

とはいえ、日本企業でもリストラはある時代ですし、外資系で実力をつけていれば他の企業にも転職することは容易になります。

英語でのコミュニケーションが必須

英語が苦手な人、コミュニケーションが苦手な人には外資系企業への転職はオススメできません。なぜなら、社内文書が全て英語ですし、外国人とやりとりは頻繁にあるからです。英語なしでは仕事はできないと言っても過言ではありません。私の仕事のやりとりメールの50%以上は英語のメールです。

英語での電話会議もあります。実は私は電話会議が非常に苦手でした。しかし、英語は使っているうちにできるようになってきますし、本当に英語が嫌いでなければ問題ないと思います。

日本支社の低い決定権

外資系の日本支社は会社全体から見ると、ローカルの一部署になります。つまり、日本支社が会社の重要方針決定に入れることはあまりありません。日本企業だと会社の方針は日本人の中で決まりますが、外資系は違います。

本社で重要な方針が決まっても、それに対して意見をする権限が日本にはほとんど無い会社が多いです。日本の希望が通らないことも多く、日本企業から転職するとその違いに驚く人も多くいます。

とはいえ、日本支社から日本市場の顧客の声を本社にあるのは重要や役割です。日本のビジネスを全世界にアピールする仕事に私はやりがいを感じています。

福利厚生の違い

日本支社が比較的大きくて、歴史のある会社は福利厚生は十分あることが多いですが、小さい外資系日本支社の場合、福利厚生は日本企業のそれに劣ります。

なぜなら、外資系の福利厚生は海外基準になっており、海外と日本ではその仕組みや慣習が違うためです。私が以前いた会社は日本に長く大きな支社がある会社だったので福利厚生はしっかり独立して持っていましたが、今の企業は日本支社が小さいので、福利厚生が比較的劣っています。

しかし、その分給与が高く設定されていることも多いので、転職する前に十分に調査することが必要です。転職エージェントに登録すればその辺は彼らがサポートしてくれます。

外資系に転職するリスクの深掘り

ここまで読んだあなたは外資系転職に興味を持ったかもしれません。しかし、やはり実力主義で不安定というところが気になるかもしれません。自分がやっていけるか不安、、、と思いますよね。では外資系で働くリスクについてもう少し深掘りして説明します。

外資系に入ってクビになることはない?

外資系では仕事ができなければすぐクビになるイメージがあるかもしれません。しかし、実際は会社がすぐにクビになどできません。会社は法律に守られているため、日本では会社が「おまえは明日からクビだ!」と言ったようなことはできないのです。

では、絶対にクビにならないかというとそうではありません。評価が低いとリストラの対象になることはあり得ます。代わりに会社は、あなたをクビにすべき理由・証拠を集め始めます。そしていざという時にあなたに訴えられても負けないように準備するのです。これが会社側があなたをクビにするためにする最初のステップです。そしてあなたが自主的に辞めるように仕向けていくのです。実際に会社があなたをクビにしたい時はその旨を伝えるだけではなく、仕事の評価が低いことをまず伝えるでしょう。

そして、今後改善していかないとあなたは厳しいポジションになる、と暗に会社にいるのが厳しいことを伝えるのです。これは、正式なリストラ宣言ではありません。しかし、実際にはこれがリストラ作業の始まりと言えます。

外資系のリストラについて流れを説明しました。しかしこれは、あなたの評価が著しく低い場合です。

例えば会社の方針とは違う行動をしたり、上司のアドバイスを実行することができなかったりした場合で、私の個人的にはそんなに多くの人がリストラの対象になることはないイメージです。

具体的にはベテランでもう昔からのやり方を変えられないで会社の変化についていけず、会社の方針に反抗している人などはリストラ対象になりやすかったりします。若い人はリストラに会うことは少なく、自分から他社に給料アップ目的で転職していくパターンの方が多いですね。

個人的には、リストラのリスクよりも実力主義で結果を出したらその分給料が上がる方に意識を集中して仕事をすれば問題ないと考えています。

会社を辞めることは本当にリスク?

ところで、ここで言うリスクとは会社を辞めなければいけないということを示しています。しかし、これは本当にリスクと言えるのでしょうか。私の考えとしては、現代のビジネスパーソンとしては、会社を辞めることは一つの選択肢であるべきと思います。

よって、外資系であなたの評価が低くて転職を迫られる事がリスクと考えるようでは、厳しい言い方をすれば、考えが甘いと思います。

今後の変わり続ける社会で働き続けるためには、一つの会社で働き続けることがリスクとも言えます。一つの会社に働き続けるということは、転職して使えるスキルが手に入らないまま高齢になっていくリスクがあるのです。

外資系でリストラをされる可能性がある「リスク」というのは今の時代大したリスクではありません。逆説的ではありますが、リストラをリスクと考える人ほど実際のリスクが大きいという事になります。リストラに合ったらやばい!と思っている人ほどリストラになりやすいということです。

今本当の意味での、お金が稼げなくなるリスクを避けるためには、どの会社でも求められる実績を持つということが一番だと思います。そしてそのためには、転職することを恐れずに、会社に依存しない能力をつけていくことが一番です。

経験や勉強をしてスキルをつけていけば、何のリスクもありません。

会社からの評価について悩んでいませんか?

今の会社でのあなたの評価について一つ話をさせてください。私も良くわかりますが、会社組織にいるとその中の評価が自分の唯一の評価であると感じてしまうことがあります。会社のあなたへの評価は、あなたの人間としての評価とは全く関係ありません。

会社から低い評価を与えられても、あなたという人間が不要と言われているわけではありません。でもそう思ってしまう気持ちはわかります。私もその思考のワナにはまっていたからです。

私の以前の経験ですが、上を目指して昇進することを目的に一生懸命働いていた私に対しての評価は、「評価は悪くはないが、昇進はまだ先」でした。

こういうと別にいいじゃん、と思うかもしれませんが、昇進だけが全てと考えていた私にとってこの評価は「私はもうこの会社に必要ない人間なんだ」という意味に等しいと思ってしまっていたのです。

そして私は転職しましたが、今は自分を評価されている環境で仕事に満足しています。今の会社だけがあなたの会社ではありません。長い人生、広い目で仕事を選んでいきましょう。転職することはリスクではありません。

そしてもう一度言わせてください。会社からの評価はあなたの人間としての価値と何の関係もありません。

転職は行動のみ・外資系に転職する手順

一番の不安は自分のスキルが向上しないことで、今の会社でしか働けないようになってしまうことです。外資系はすぐクビにされるから怖いとか、英語ができないから私は無理とか、もうただの言い訳です。

普通に日系企業で働ける人は外資系でも働けます。ちゃんと働いていればクビになんて簡単になりませんし、英語は入ってからやる気があれば覚えられます。

外資系転職できるかどうかは、「行動できるかどうか」だけです。アクションをとりましょう。

外資系に転職する手順

簡単に言うと3つだけです。

1.転職エージェントに登録(無料)
2.自分のスキルにあった案件を探す
3.応募する

これだけです。特に、1,2のアクションは何もリスクはありません。今行動しないと、これからもずっと変わりません。ぜひ転職エージェントへの登録だけでもしてみてはいかがでしょうか?

オススメのエージェントは私のブログでも紹介していますので、良かったら見てみてください。

外資系転職にオススメエージェントはこちら

外資系企業で評価され昇給される方法

次に私が収入を増やした2つ目の方法です。これは時間がかかりますが、会社に評価されて昇給していくという方法です。

私は管理職まで行くまえに別の外資系に転職してしまいましたが、管理職(マネージャ)になるとさらに高い収入になる人もいます。

外資系で評価されて給料を上げる方法

外資系に入ってからも評価されていないとリストラにあったり、そうでなくても給料は上がっていきません。私は比較的評価されている方だったと思います。私が会社で評価されるために意識していたことがあるので、ここで紹介します。

1.成長意欲を見せる
2.大きなミーティングで質問する
3.社内のコネクション作り
4.仕事の進捗を常に報告
5.変化に柔軟

成長意欲を見せる

外資系で評価される人は常に成長をしたいと思っている人です。今のままの現状維持で思っているとしたら評価は落ちていきます。特にその成長したい!スキルをつけたい!という意欲を上司に伝えることが大切です。自分の中に思っているだけでは十分で無いのです。

上司があなたを評価するためには、その意思を知る必要がありますし、上司もそのまた上司にあなたが向上心を持っている将来有望な人材であると話してもらう必要があるのです。つまり常に自分は成長したい、スキルをつけたいという意思を見せるようにしましょう。

外資系ではあなたの評価を決めるのは上司です。人事はあなたの上司の評価を見るだけで関係ありません。上司にアピールすることが一番大切です。

大きなミーティングで質問する

外資系では目立つことが重要です。知られていない人は昇進できないのです。仕組みはこうです。誰を昇進や昇級をさせるかを決める打ち合わせが管理職であるとします。Aさんはみんなが知っている人で、Bさんは誰も知らない隠れて一生懸命働いている人です。どちらが昇進しやすいかと言うとAさんなのです。

いくらBさんが頑張って働いていたとしても実績が同じであれば人柄や人物をよく知っている人が選ばれるのです。その際に大きなミーティングで発言することはみんなに自分の存在を知らせることができます。特に会社の上層部の人に対して質問をできる場なので普段接することがない人にも自分の顔と名前を覚えてもらえる重要な機会です。

私はいつも会社の社員全員が集まる打ち合わせでは一番前に座って必ず質問をしていました。私が知らない人にも、「質問をする人」ということで覚えられていることも多かったです。

社内のコネクション作り

上司があなたを評価する際に自分の判断だけでなく、社内の他の人のあなたへの評価を参考にする時があります。その時にあなたの評判が悪かったらどうでしょう?悪くなくても誰もあなたのことを知らないような状態だった場合に上司はあなたの社内の存在感がないということで昇進をためらうかもしれません。

日々一緒に働く人、他の部署の人とのコネクションはしっかり作っていきましょう。自分が上司にアピールするのと同じくらい他の人のあなたの評判は重要になるのです。

仕事の進捗を常に報告する

外資系で評価をするのは上司です。他にはいません。人事に評価されても意味ありません。すべては上司があなたの評価を決めるのです。つまり上司にあなたは仕事ができると思わせる必要があるのです。

その時に進捗報告をしっかり行うのは効果があります。上司に「あの案件どうなった?」と聞かれたりしていませんか?それでは遅いです。上司があなたに進捗を確認する時には上司はこう考えています「あの仕事の報告ないけど、ちゃんと進んでるかなぁ」。つまり心配させてしまっているのです。

上司を心配させてしまう部下の評価は高くありません。常に受けた仕事の進捗を報告し、安心させることで、「あいつに仕事を任せれば安心」という信用を築くことができるのです。

変化に柔軟

外資系は日系より変化が早いです。経営層も会社の方向性を急激に変化して時代の波に乗ろうとします。一方日系企業は自分達で残してきた結果などを大切にするので、方向展開が難しい傾向にあります。つまり、外資系で評価されるには会社の新しい方向性に日々対応していく必要があるのです。

昔会社の柱だった事業なども時代の流れに合わないと判断されるとすぐに売却したりするのも外資系です。その代わりに新規事業を始めたりするので、社員は新しいことに常に挑戦していかないといけないのです。

会社として社員に求めるのは柔軟に会社の方向性に合わせて働いてくれる社員なのです。「昔からこうやってきた」「このやり方が一番だ」と過去の経験を振りかざして会社に抵抗するような人はいくら経験が豊富でも会社からは評価されません。

このような事を日々意識することで上司から評価されて、昇進・昇給することができます。昇給は時間がかかることですが、人より結果を出していれば外資系では日系よりも早いスピードで収入は確実に上昇していきます。
転職しないにしても会社員として役立つと思いますので、ぜひ意識して働いてみてください。

英語力で転職市場の価値向上

私が年収を増やせた理由の3つめは英語を学んだことです。英語は私の人生を変えてくれたと言っても過言ではありません。もちろん英語が話せるだけでは給料を上げることはできません。しかし、外資系に入るなど英語を使って仕事ができるようになると劇的に収入が上がります。

なぜかというと、英語で仕事をできる人材がまだ日本には少ないからです。英語を勉強することで、転職市場でも上位の人材になることができるのです。

では、私と英語について過去の経験から話をしていきます。

大学から社会人にかけてどのように英語を勉強したか

私が英語を本格的に勉強し始めたのは、高校3年生の大学受験の時からです。もちろん中学高校の授業で英語はやっていましたが、特にそれ以上はしていませんでした。

大学受験で身につけた英語の能力を落としたくないと、大学時代は英会話のNOVAに通っていました。そこでは複数人数の授業やマンツーマンになる時もあり、始めての英会話の授業に緊張していたのを覚えています。外国人とまともに話をしたのも初めてですし、最初は緊張して何も話はできず、聞いているだけでした。

しかし続けるうちに、外国人と話すことは楽しいことなんだ、という感覚を覚えていきました。今思えば最初の英会話の経験から学んだ一番大きなものはその感覚だったかもしれません。私は英語で人と話すのを楽しめるようになったのです。

ちなみに今でも英語で話す時は緊張しますし、英語のレッスンなどは受ける前は緊張します。日本人である限りは英語で話すのは緊張するものです。英語で仕事を10年くらいしていてもやはりその緊張は取れるものではありません。なので、あなたが英語を話す時に緊張すると言っても全然不思議ではありませんので、安心してください。

社会人になってからの英語

社会人になり製造業の会社に入社しました。そこではマーケティングの仕事につきました。英会話が好きという話は会社にしていたので、海外出張がある部署に配属されました。ここで6年くらいはたくさんの国に出張を経験させてもらいました。海外顧客へのプレゼンや海外の代理店と飲みに行くなど英語を実践で学ぶことができました。

しかしそう頻度は多くないので、英語力が成長したとは言えず、英語力が落ちない程度に使っていたという感覚でした。ただ、海外に行く経験を楽しんでいました。英語を楽しむという感覚も英語を継続するのには重要だと思いますので、ぜひ海外旅行などをしてみることをお勧めします。

英会話のGABAに通った結果

大学時代に通っていたNOVAは複数人数のレッスンの効果があまり感じられなかったので、マンツーマンにしようと考え、社会人2年目くらいからマンツーマン英会話のGABAに通いました。

英会話教室の費用は非常に高いので、当時の私には全部負担するには高いので、会社の補助や親の手助けをしてもらいました。GABAはマンツーマンレッスンなので、自分が話す練習ができました。複数人数に比べると自分の話す時間が多く取れるので話すトレーニングになります。そしてお気に入りの先生を指名することができるので、先生と仲良くなることができたのです。

英語で仲良くなるという経験はなかなかできないので、GABAには非常に感謝しています。一番英語で話すスピーキングの力をつけてくれました。常に雑談に向けて何を話そうか事前に考えることもしていました。私だけかもしれませんが英語で雑談って苦手なんです。何か話をしないとシーン、、ってなっちゃうので話題を何か持っていくようにしていました。今思えばそれも良いトレーニングだったのかもしれません。

ここまでの話を読んで、私が英会話に通って素晴らしく勉強熱心なイメージを持たれたかもしれませんが、実際は授業をサボったことも少なくありません。予約するのは良いのですが、前日とかになってやっぱり行きたくないと言ってキャンセルしたことも一度や二度ではありません。

一回授業を予約するのをやめてしまうと、2-3ヶ月行かなくなる期間もありました。やはり英語のレッスンはやりたくないです。レッスンになってしまえば良いのですが、やる前は非常におっくうになるんですよね。この感覚わかってもらえるでしょうか。

それでも継続的に英語のトレーニングや出張などで使う機会を持つことは私の英語力を多少上げてくれたと思っています。

そして外資系企業に入ってからは私は英語をもっと本格的に学ぶ必要が出てきたのです。

外資系に入ってからの英語の学習方法

外資系に転職する時の面接等に英語は必要ありませんでした。しかし実際に外資系企業に入って働く場面では当然ながら英語を多く使います。

英語はペラペラでなくても仕事ができるとは言え、評価されるためには英語力が必要です。役職や仕事内容によっては、最低限の英語力がないと仕事に支障がでる場合もあります。

つまり、もっと英語力を付けなければいけないと肌で感じたのです。外資系に入ってすぐにわかったことは、「今の英語力では、全然仕事で使えない、、」ということでした。朝からオフィスで電話会議で英語を話している先輩がいて、カッコいい!と思ったのを覚えています。私もそうなれるのか不安でした。
それまで英会話や海外出張で学んでいた私ですが、仕事レベルになると全然ダメだな、、と愕然としたのを覚えています。

具体的には以下のような経験がありました。

・海外本社と電話会議をしても、何を言っているかチンプンカンプン
・メールはほとんど英語で飛んでくるので、読むのに時間がかかる
・営業活動内容のシェアなども英語でやりとりなので、常にコミュニケーション上の不安がつきまとう

そんな中、仕事なのでしょうがない!と開き直ってできる範囲でこなしていきました。今思えばこの無理な状況についていくために勉強するという状態が一番英語力が伸びたと思います。

つまり、英語が一番伸びる方法は「英語を使わざるを得ない環境を作る」。これが間違いなく一番です。

仕事でレベル不足を実感していた私は合わせて自分でも英語の勉強をしていました。今思えば会社で実践の場があり、家で英会話のトレーニングをする、この時が一番英語力が伸びました。
次に、私がどのように英語を学んだのかその方法を説明します。

私が英語力をつけたオススメ勉強法5選

Youtubeでのシャドーイング

様々な英語の練習法があると思いますが、シャドーイングは非常に良い練習です。なぜなら、言葉を実際に発するスピーキングの練習になり、さらに、リスニング力も同時につける練習にもなるからです。

Youtubeで自分が好きな人のスピーチを真似して、後追いでしてしゃべってみましょう。最初は何を言っているかを理解するのが難しいですが続けていればわかるようになります。コツとしては、最初は何を言っているかわからなくてもその音をオウムのように再現してみることです。意味を理解するのは後でかまいません。

私はスティーブジョブスのStanford大学の有名なプレゼンをひたすら繰り返しました。もう内容もフレーズも覚えてしまったくらい繰り返しました。youtubeを探すと有名なプレゼンであれば、日本語訳や英語の字幕があります。英語の字幕を見ながらそれを繰り返すのと、字幕なしでも同じことをしましょう。実際にやってみると、これが非常に難しいのです。

英語と日本語は発音も違えば、リズムも違います。なるべく外人になりきって練習するのが良いです。なので、見られるのが恥ずかしい人は一人でやった方が良いと思います。

私はこの練習をする時は夜に自分の部屋にこもってやっていました(笑。スティーブ・ジョブスのプレゼンは15分くらいあるので、これを一回やるとかなりの英語を発声することになります。英語の口の筋肉をつける練習にもなります。私の場合は特にスピーキングが苦手だったので、この練習でかなり上達しました。

そしてこれはスピーキングだけでなく、リスニングにも効果あるのです。自分が話すには、内容を聞いて単語を聞き取れないとと話せません。何を言っているかを聞いてその通りに発音するにはリスニング力も必要になるのです。

この練習を何回もやっていくと細かい聞こえない単語がどう省略されているかが聞こえてきます。聞こえなかった単語が聞こえた時には感動しますよ!スピーキングだけでなく、自分が発音するためリスニング力もアップする。

シャドーイング、ぜひオススメします。

発音練習アプリ、ELSA (エルサ)

日本人はネイティブの憧れが強いです。私もそうです。だってネイティブみたいに話せたらカッコいいですよね。実際の外資系の仕事では、ネイティブである必要はありません。それよりもしっかり自分の意見を言えることがビジネスでは大切です。それでも発音を良くしたい!そう思って私が選んだのが”Elsa"というアプリです。

発音がよくなりたいと思っている人には、エルサというアプリがオススメです。このアプリを使うと、一つ一つの発音が入った単語やフレーズをスマホのマイクに話することで評価をしてくれます。なので、自分の発音が良いかどうかをアプリが判断してくれるので、一人で発音のチェックができるので、とてもオススメです。

特に引きこもって発音の練習をしたい私のような人には誰にも話しかけないで良いのでベストです(笑

単語一つ一つの発音が基本ですが、フレーズで文章の発音やリズムに関してもできていないところが可視化されます。よって、その部分を重点的に改善することができるのです。私の場合は子音はよく発音できているのですが、母音やLとRの違いなど、うまく発音できていないところが発見できました。

自分の発音がどうなっているかをまず知ること。そして改善していく。一人でこもって練習できる。発音アプリのエルサ、オススメです。

英語のラジオを聞き続ける

すきま時間に英語を聞くことでリスニング力をつける方法があります。私の場合は、会社に行く途中や営業の移動の時にずっと英語のニュースや会話のラジオを聞いていました。

ただし、コツとしてはただ聞き流すだけではダメです。 意識して今何を言っているのかを聞こうとすることが大切です。なぜなら聞き流すだけだと結局頭が働いていないからです。ノイズとして流してしまっている場合にそれで英語力がつくことはありません。

実際に英語のラジオを聴く時は、その人が何を話しているかを理解するように意識しましょう。そこで話されている単語をひとつでも理解しようとするのです。単語だけなら聞き取れるものが一つや二つはあると思います。次にフレーズでわかるものがあれは聞き取る。そして、何を話しているかを理解する。そのように、少しづつ段階を踏んでいけば聞き取れる内容が増やてきてリスニング力が上がっていきます。常に脳をフル活動するようにしましょう。

私もアメリカに行って英語を使わざると得ない環境になった時は、脳みそがフルで活動している感覚になりました。1日がドッと疲れるのです。それくらい脳を活動させると自分でも成長が感じられます。

オンライン英会話のカランメソッド

私はいくつかの英会話スクールにも通っていましたが、その中でも一番効果があってみなさまにオススメしたいのが、カランメソッドです。カランメソッドはスピーキング力とリスニング力が総合的に上達する方法です。実際に世界的に結果が実証されています。

カランメソッドには正式認定校のQQ Englishがオススメです。カランメソッドではまずとても速く質問を二回されます。質問の内容は簡単なレベルです。そして、速攻返事を返さなければいけません。時間をかけてはいけないのがルールです。考える前に話す。

その練習で、頭で考える前に口から出てしまう、という状態を作り上げるのが目的です。初心者によくあるのが、日本語を英訳してからそれを話そうとすることです。これでは会話に追いつけません。

カランメソッドの反射的に回答する環境が、英語で思考して英語で口からでる、という日本語を排除した英語回路を作るのです。これをひたすらくり返すことで、難しいフレーズもすぐに口から出てくるようになります。

これもスピーキングだけでなく、リスニング力もアップします。カランメソッドは話す練習なのですが、この高速で回答するという行為にはリスニング力が必要になります。質問が瞬時に理解できないと回答しようがないのです。スピーキングだけでなく、リスニング力も同時につくメリットがあります。

私は半年くらい繰り返したあたりで、自分が以前よりスムーズに口から英語が出るという感覚を得ました。カランメソッドの注意点としては、このレッスンは英語力は上達しますが、英会話の楽しさはあまり無いかもしれません。人と話す練習というよりは、基礎を繰り返す「修行」という方が近いです。人と話すのが苦手だけど、英語力をつけたいという私のようなタイプの人にはぴったりでした。

マンツーマンレッスン英会話

今はオンラインの英会話も普及していますが、英語の本来の楽しさは直接人と話すコミュニケーションです。面直で表情を見ながらリアルの人と英語でコミュニケーションをとることが本来の楽しさと思っています。

その意味で私が通っていたGABAは英語で話すことの楽しさを教えてくれた教室でした。時間と予算があるのであればマンツーマンレッスンのGABAがオススメです。私は大学生の頃から英会話に通っていました。 最初はNOVAでしたが、数人の英語のレッスンは苦手でしたし、英語を話す時間も確保できませんでした。そこでGABAに変更したら、大きな違いを感じました。まずマンツーマンで先生が指名できるので、好きな先生と話しを続けることができます。

マンツーマンというのは先生と自分しかいないので、自分が話す時間がとても多く取れるのです。そして先生は必ず褒めてくれます。これが一番モチベーションになることだと思います。なにより英語で話すことの楽しさを学んだのがGABAのレッスンでした。

英語の勉強の結果が出るには半年はかかる

英語は勉強を初めてから、結果がでるまでには半年から1年かかります。私がカランメソッドを初めてから半年くらいたって、少し話せるようになったと実感できました。継続することが英語を学ぶことで一番大切と思います。

オススメ英会話スクールについては以下の記事を書いていますので、みてみてください。

外資系のオススメ英会話スクールはこちら

外資系に入るのに優れた英語力は必要ない!?

ここまで英語を勉強する必要性について説明してきましたが、話して外資系に入るのに高い英語力が必要なのかというと実はそうではありません。英語力がなくても外資系に入ることは可能なのです。
理由を解説していきます。

外資系でも英語ペラペラの帰国子女はあまりいない

「外資系」というイメージが先行しているせいか、私も外資系では全員が英語ペラペラな人だと想像していました。今考えるととても不思議です。

なぜなら、英語と実力を両方とも持っている人は限られており、現実にはそんなにいないからです(外資系金融やコンサル業界には多いかも)。私のいる外資系メーカの業界ではネイティブの発音のペラペラで仕事もできるスーパーマンはそんなに多くいません。

その理由としては、外資系であっても日本法人で働いている人は日本人だからです。当たり前なこの事実を、外資系に転職して初めて気づきました。

同じ日本人なので、そんなにペラペラな人はたくさんいるわけないのです。平均して日本人は英語力が低いです。よって、外資系といえども英語がそんなに流暢に話せない人も多くいるのです。もちろん、英語が得意な人は多いですが全員が全員ということではありません。

英語できる人でも、発音は日本人の訛り英語という人が多い

英語で仕事ができないと外資系では働けないというのは本当です。実際に仕事の多くは英語で進みます。ここで考えるのが、英語の仕事って何か?ということです。

英語の文章を読むことも英語でメールを打つことも英語での仕事なのです。それならあなたでもできますよね?英語ができないと不安になっている人も英語の文章を時間をかけて読んだり、英語でメールをなんとか作って打つことはできるのではないでしょうか?

英語ペラペラで発音もネイティブなんて、仕事では別に必要ないのです。特に言っておきたいのが、英語で仕事をバリバリにする人(日本人)でも発音はチョー日本語訛りの人も大勢います。それでもなんの問題もありません。

グローバルでは英語に訛りのある人がほとんどなので、日本人の英語が訛ってようが、海外のビジネスパーソンは気にしません。それよりも仕事の能力自体が問われているのです。

役職が上がるほど、海外の本社とのやりとりが必要になります。マネージャや上級職を目指す人には英語で話す能力は必須です。それも英語の発音は全く関係ありません。自分の意見を英語で伝えられれば仕事は全てこなせます。

発音よりもはっきりと海外に向けて意見を発信できる人が求められているのです。

転職の採用でも英語ペラペラは求められない。スキル・経験の方が重要

では、外資系に転職するとして面接では英語能力が求められるのでは?という不安があると思います。結論は、これも問題ありません。採用時の英語能力はあまり問われないと考えています。

では、外資系の面接で何が問われるのかというと、その職種に必要な経験やスキルを持っているかと、一緒に働いていけるかどうか、という点で採用を決めています。

外資系では採用をする際に、ポジションに求められる能力がキッチリ規定されています。例えば、営業職で募集が出ていたら営業に必要な仕様があってその経験を持った人以外は採用しません。

総合力として採用して何になるかわからない、というようなことは全くありえないのです。営業として採用されたら営業としてのプロとして働くことになります。

つまり、採用試験では、その募集されている職種に求められている能力・経験を持っているかが最大の焦点となります。英語能力が主な仕事になる場合、例えば通訳の仕事、などでなければ英語能力で落とされることはありません。基本的に業務に必要な英語力はあとから育てられるという認識だからです。

外資系企業で英語で仕事をできるか不安、、

外資系に転職できたとして、仕事で英語を使うので不安とも思いますよね。私も不安だらけでした。しかし、実際は先輩や同僚もいろいろ教えてくれましたし、英語も少しづつ練習していったので全く問題ありませんでした。

外資系はみんなドライで冷たいというイメージあるかもしれませんが、私の知っている外資系の人はとても優しいです。上記でもいった通り、外資系といっても普通の日本人です。なので人間としては何も変わりません。日系で働いてようが外資系で働いてようが日本人は日本人です。そう思えば外資系で働くことの恐れも少しは減るのはないでしょうか。

英語で仕事をする経験はあなたの価値を上げる

英語を勉強したり、英語で仕事をする経験を積んでいくと給料アップの他にもメリットがあります。それはあなた自身の価値が上がるということです。

英語能力がある人とない人ではできる仕事の幅が変わってきます。英語ができなくても外資系で働くのは可能とはいうものの、同じ能力で英語力の有る人と無い人であれば有る人の方が求められるのは当然ですよね。

転職市場でも英語能力のある人、特に英語で仕事をした経験のある人は多く求められています。私は外資系歴10年でアメリカ駐在経験もありますが、それだけでヘッドハンティングの連絡が頻繁に来るのです。それくらい英語で仕事をした経験、言い換えると外資系で働いた経験があると仕事を見つけるのが楽になります。

自分の転職市場での価値を上げるということは、ある意味本当の「安定」を得るということです。

今の時代、日系企業でずっと働いていれば安定というのは幻想です。

日系企業で45歳まで一生懸命働いてからリストラされた場合、他の企業で働くスキルを持っているか疑問です。つまり、その会社だけのスキルはあるのですが、転職市場では価値のない人となるのです。そうなった場合、仕事を探すのは困難になり、給料が半分以下になったりととても厳しいことになります。

そのようになる前に外資系で経験を積んでおけば、仕事をいくらでも探せる状況になります。今の会社を辞めてもいつでもどの会社でも働くことができます。

これが本当の「安定」なのではないでしょうか。ぜひ、あなたにもそのようになってほしいと思います。どんな方法でも良いので英語の勉強を始めてみましょう。

筆者からのメッセージ:行動することが一番大切です

ここまで読んで頂いてありがとうございました。ここまで読んでくれたあなたは本気で人生を変えようとしている人だと思います。

しかしこのNoteを読んだだけではあなたの人生は変わりません。常に人生が変わるのは”行動”した時です。

何か一つでも行動してみてください。収入を上げたいのであれば、転職エージェントへの登録も大きな一歩です。英語スキルを上げるなら無料体験レッスンを受けるのも重要な一歩です。

何かあなたが行動してくれて人生が少しでも良くなるのを手伝えたのであれば、私もとても嬉しいです。

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ゆきひこ

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