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家のゴミで工作遊び・作品発表する遊びのメリット

わが家では、頻繁にゴミを使って工作を行います。段ボールやトイレットペーパの芯、ペットボトルなど、普通だったら捨ててしまうものを工作箱にとっておいて、時間がある時に工作をするのです。

いつもヒマヒマ言う子供達対策で始めた遊びですが、わが家の定番の暇つぶしになりました。

まずは、自分で何を作るか考えさせるのですが、なかなかゼロからアイデアを出すのは難しいようで、私がその日のテーマを決める事が多いです。
例えば、「今日は動物を作ろう」とか、「今日は海の中の生き物」、とかですね。

そして、作り終わったらそれをみんなの前で発表させます。プレゼンですね。自分が何を作ったのか、工夫したところ、苦労したところなどを説明します。その後にみんなからの質疑応答をやって終了です。

日本では人前で話をする機会が少ないので、この発表は良いプレゼンの練習になります。楽しんでいますよ。

では、工作遊びのメリットを解説していきます。

工作のメリット
・想像力アップ
・手先が器用さアップ
・構造の理解力アップ
・材料の理解力アップ
・プレゼン力アップ

想像力アップ

工作で一番つく能力は想像力ですね。何も見ないで頭の中で考えたものを作る時は、全部自分で想像しないといけません。この動物はどういう顔をしているか、足はどうなっているか、そんなことを考えながら作らないといけないので大変なんですが、なぜかみんな楽しそうです。

また、部材も段ボールなど形はできていないものを自分が作りたいものの部品に切ったり貼ったりする必要があるので、想像して頭を使いますよね。

作り方としては何パターンかあって、最初から作るものを決めてそれを作るやり方が一つ。何も考えないで材料を組み立てていって、何かに似てきたらそれに寄せていって完成させるやり方が一つ。私は後者の方が好きですね。あっ、なんとなくゾウに見えるからゾウにしてしまおう!みたいな適当な感じですね。

手先が器用さアップ

工作すると間違いなく手先が器用になります。不器用では変な作品しかできないから当然ですね。

材料の段ボールやペットボトルなどを切ったり、セロハンテープで貼ったりする作業はとても細かい作業になります。手先が器用でないと作品の質が下がってくるのでみんな一生懸命細かい部品を作ったりしています。

器用にできるかどうかは練習次第なので、こどもはどんどん上手に作れるようになっていきます。

勉強ばかりしている子と工作を練習している子とだったら作品を作る時も大きな差が出てくるのではないかと思っています。当然年齢が上がれば上手になるので、うちでは長女が一番上手ですが、みんなやればやるほど上手になっていきます。

構造の理解力アップ

物の構造を理解するのって重要なことです。こどもは遊びながら学ぶのが一番強いですよね。工作ではどうやって部品を使って作りたいものを構成するか、一生懸命考えます。

どういう形にしてどう材料を重ねていくかを考えます。高く作りすぎると重さで倒れてしまいますし、小さい部品に大きな部品をいっぱいつけていっても不安定になってすぐに壊れてしまいます。

安定して形にするにはどうすれば良いのか、セロハンテープはなるべく使わないで作るにはどうすれば良いか。構造を理解していないと安定したものは作れないのです。

例えば、キリンやゾウさんと作るとしても体と足のつける場所や重さバランスだったり実際にやってみると難しいことがたくさんあります。それを工作をするたびに学んでいきます。

工作の時は本当に夢中で考えています。頭も相当活性化していると思います。

材料の理解力

ゴミでも何でもこどもにとっては素晴らしい工作の材料になります。わが家ではアマゾンの段ボールが多いですが、卵のプラスチックの入れ物や、トイレットペーパーの芯など、材料は様々です。

紙の段ボールとプラスチックでは性質が全く違いますので、それも理解しないと良いものは作れません。どれならマジックで色が書けるのか、色のついて折り紙を貼った方が良いのか。そんなことを考えながら自分で材料を選んで作っていくのです。

彼らが作る作業は見ているととても面白いです。常に難題の解決に取り組んでいるような状態です。例えばここに丸い体を作りたいが丸い材料がないから何かを丸くしないといけない、けどプラスチックは丸くならないし、、、という感じですね。どの材料がどんな性質があるのかを体感的に覚えていきます。

プレゼン力

わが家では作品が完成したらみんなの前で発表します。自分が何を作ったのかを自分で考えて何の話をするかを考えます。次に、なぜそれを作ったのか、苦労した点やいいたい事をまとめて説明するのです。

これは慣れていないと非常に難しいことです。人前で話をするのって緊張しますよね。わが家でも前に出る時は緊張しているようですが、次第になれてきました。良いものが工作で完成したら、後は説明したくてしょうがないみたいな状態になっています。「早く発表したい!」っていっています。

こどもは不思議で出来上がった物自体に執着はないのですが、自分が何をどう作ったかは親に聞いてもらいたいと思っています。親に発表を聞いてもらった後は完成したモノはもう捨ててもいいって言い出すのです。

こどもが発表する場はスマホなどしないで100%で見てこどもの主張を聞いてあげましょう。

日本の学校の教育ではプレゼンをする機会が少なく、海外の人にプレゼン力が劣っている状況です。工作後の発表はプレゼン力のアップにも効果的です。ぜひオススメします。

まとめ


こどもは工作が大好きです。ぜひ材料を集めてやらせてあげてください。最初は親が横で見てあげた方が良いです。こどもは親に見て欲しいからやるという動機もあります。

ぜひ自由にものを作らせて、発表を聞いてあげてください。
こどもは喜びますので、マジでオススメです。

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