見出し画像

海星・STARFISH/モミジガイ


海星・STARFISH

鎌倉の材木座海岸、波打ち際からはるか遠くの砂浜に打ち上げられて乾燥してもう死んでいたけれど・・・。

20世紀のアメリカを代表するナチュラリスト、ローレン・アイズリーの自然をめぐる、短編エッセイをまとめた本の中の表題作「星投げびと」という話を思い出す。
https://is.gd/S6QADr
書棚を探したけれど見つからなかった。
検索してみるといくつかのヴァリエーションがある。
「星投げびと」が少年ではなく老人であったり・・・。
*****
【星投げびと】
ある朝、海岸を散歩していると、
少年がヒトデを海に投げていた。
何をしているのかと尋ねると、
少年は「海に戻してやらないと
ヒトデが死んでしまう」と答えた。
私はそんなことをしても、
海岸中がヒトデだらけなんだから、
すべてのヒトデを助けられないし、
意味がないだろうと言うと
少年は少し考え、
またヒトデを海に投げた。
そして私にこう言ったのだ。
「でも今投げたヒトデにとっては
意味があるでしょ」と。
*****
追伸:友人からスナヒトデではなくモミジガイではないかとご指摘をいただき、このヒトデ、小さい貝を食べることでも知られてて、ヒトデを割って捕食した微少貝を採取したりするそうで、生息深度によっては珍しい微小貝が獲れるようだとお教えいただく。
確かに本当に小さな貝が触手についていた。
すごい!
ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?