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エッセイ・詩など

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たまにぽかんと浮かんだ思いや言葉をエッセイ・詩にしています。 できるだけ、シンプルに伝わりやすい文章を目指して。
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#毎日note

【エッセイ】警備員のおっさん

昨日は2年間お世話になった職場の最終日だった。 ノンフィクションのストーリーとして、心に残ったことをエッセイにして残しておきたいと思う。 ———————————————————— <今日の一曲> 憂歌団 / おそうじオバチャン この前ライブハウスで少し演奏したので憂歌団が頭に残ってます。代表曲的なこの曲、今回の内容ににぴったりなのでチョイスしてみました笑 おばちゃんじゃなくて、警備員のおっさんですがww ———————————————————— 警備員のおっさん お

【エッセイ】“謙虚”になること

週明けの朝の少し憂鬱な気分のなかで───。 歩きながら顔を上げて 朝の光を額で受けとめると 少しあったかくなって あらためて目が覚めてくるような感覚になった。 道端のベンチに荷物をおいて、 傍にある花壇の花をしゃがみこんで撮影しているおばさんが目にとまった 時間が止まったような空間の中で お花畑の中にいるような空気が流れている しばらく歩いたあと、僕も思わず立ち止まって 道端にある草花に目を落として眺めていた────── すれ違う人たち。 あらためて意識すると、僕よりも

1000日連続投稿

やっとというか、気がつけばというか、noteをはじめて約3年4ヶ月で、1000日連続投稿のポップアップをいただきました! noteがここまで習慣化できたことは、何より毎日楽しんでルーティンになっているからだと感じます。 最初に投稿した記事を読み返しておりました☺️ もともとEvernoteという何でもメモアプリの愛用歴は13年目で、仕事やプライベートのメモや写真、音声データなどを記録する習慣がありました。 10年ほど前に、Evernoteビジネスというプロダクトがでた際

九月の御製からのインサイト

千早ぶるかみの力によりてこそ われをたすくる人もいでけれ 靖国神社の九月の御製。 明治44年は西暦1950年、73年前に詠まれたものでした。 現代に置き換えると「千早ぶる」力というものは いったい何なのだろう、とふと考えました。 科学やテクノロジーは私たちに大きな力を 与えてくれていることに間違いはありません。 リーダーシップやマネジメントも ひとを惹き付けたり、チームで動くために必要な仕組みだったりします。 それらがあった上で いまの世の中があるんだとすると 平和な世

白鳩の舞

八月十五日。 終戦記念日の今日、靖国神社では白鳩の会の放鳩式がある。 今年は残念ながら帰省中のため東京にいなくて参加出来ないけれど、去年は「白鳩の会」に入って間もなく、案内もあったので、放鳩式にはじめて参加してみた。 当日の朝10時。 能楽堂の前にたくさんの人達が集まり、白鳩の飼育の方が籠に入った白鳩たちを連れてきた。司会の方が靖国神社の白鳩の由来の話をした後、講談師の方が代表で一羽の白鳩を放ち、それに合わせ、みんなで「ありがとう」という言葉をかけ一斉に白鳩達が空に放たれ

ハンドタオルを持ち始めた話

僕は小さい頃からハンカチやハンドタオルを持つのが嫌だった。 トイレで手を洗った後もパパッを手を振って水を飛ばして終わり。 そもそもそんなものを持つこと自体、ひ弱な真面目っ子みたいでカッコ悪い。そんな感じで小学生の頃は半袖半ズボンで6年間学校に通ったりするような野生児。 中学生くらいからちょっとカッコつけて不良に憧れ、校則で男子は全員坊主だったけど、ちょっと剃り込みを入れたり眉毛を細くしたり・・・ テレビや漫画でその手のものが多かった影響もあったのかも。 高校生になってからも同

帰り道の空 青空の手前に 不気味な灰色の雲が 迫ってくる。 追われるように 家路を急ぐ、 蒸し暑い風の中 少し雨粒があたった。 週明けの空は 不安定な僕の気持ちを 映し出していた。

【祭りのあと】 祭のあとの朝の神社は 凪の時間が流れる 行き交う人々は 静かになり 鳥は歌い 花は舞い 風はリズムを奏で 木々は産まれたての蝉たちを包み込む 涼しい風が 身体を通り抜ける 祭のあとの朝の神社は 凪の時間が流れている。 2023年7月21日

【エッセイ】心の距離

先週、体調不良で声が枯れてでなくなり── 数日たっておしゃべりな僕は急に不安な気持ちになった。 「こんな経験はいままでなかったかも・・・」 「もしかして、このまま声がでなくなたらどうしよう・・・」 大袈裟だけど、夜寝る前にいままでの人生で いろんな人と出会って、仲良くなったり喧嘩したりしたことを思い出していた。 社会人になってNTTに入社した頃 人と人とのコミュニケーションを豊かにする会社にはいったことを嬉しく誇りに感じていた。 電話というテクノロジー。 それは家庭と

目を覚ますと蒸し暑い空気に包まれる エアコンきっていたからかな いつものように筋トレすると 上半身が少し汗ばんでくる 朝の散歩は夏を感じる風と陽射しの中 日陰を探してベンチに腰かけた 缶コーヒーで一服して空を見上げると 緑のカーテンから溢れる光から 一日のエネルギーをもらった

雨降って地固まる

新しいことを始めるとき 波風をたてることが大切なことだといつも思う。 若い頃は気づいたら波風をたてて まわりを巻き込んで迷惑をかけたりした。 少し歳を重ねると なんとなく意識して加減をしながら 波風を立てたりするようになった。 そのあとに大切なことは 自分でたてた波と風には自分が責任を持ってのることだと思う。 波にのったその先には 何があるのかはわからないけれど、 いろんなリスク、不安やバイアスなんかぜんぶ 波風に乗ってブレイクスルーできた時、 新しい意味だっ

【エッセイ】5月1日 月曜日の月

昨日のお迎えにいった帰り道 ふと空を見上げると月が目にはいった。 5月1日 月曜日 新しい生活の始まりの日は 雲ひとつない晴れ渡った空と ちょっと強い風が吹いている 希望、勇気、自信 思い、情熱、志 やるべきことは沢山ある やらなければいけないことに縛られない やれることからはじめてみる 皆の力を借りて 独りよがりにならないように 自信の持ち方、過信にならず謙虚に生きる 僕がいままでできていなかったことも沢山ある 思いやる気持ちと優しさを 月はそんな気持ちを教

こいのぼり

4月29日 土曜日。長めのゴールデンウィークのはじまりはじまり。 今日は朝の8時30分から美容室にいって いつものお散歩コースの靖国神社にいっておりました。 「あ、こいのぼりがあがってる🎏」 拝殿につづく中門鳥居の手前の両サイドの高いポールに、立派なこいのぼりが泳いでいます。 しばらく眺めていると 風が止んでしなしなになってみえなくなったり、 また、風が吹くと青空にむかって元気に泳ぎだしたり 今日みたいに天気のいい日は、こいのぼりもいきいきして楽しそうに家族で泳いで

【エッセイ】少し長めの出張で

土曜日から、少しながい出張にでている────── 東京の後楽園、名古屋、岐阜、多度、名古屋、岐阜、名古屋── 目まぐるしく移動しながら名古屋で二泊。 今朝は名古屋駅から新幹線で新大阪に乗った。 新大阪駅について、ローカル線に乗り換える時に「なんだか今日は寒いな」と感じる。昨日はTシャツで多度町の竹林の中にいたのに、今日は薄手のジャケットを羽織っていても腕組みをしてしまうくらい。 まわりを見渡してもジャンパーやコートを着ている人も多い。 そういえば、名古屋でも大阪でも