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エッセイ・詩など

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たまにぽかんと浮かんだ思いや言葉をエッセイ・詩にしています。 できるだけ、シンプルに伝わりやすい文章を目指して。
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2022年9月の記事一覧

【俳句幼稚園企画:忘れられないあの人】ぬいぐるみ編んで拵ふ秋の夜

忘れられないあの人。 わたしにとって最初の忘れられないひとは、おばあちゃんの花枝さんです。 当時のうちの家族は七人。ひいばあちゃんまでおりました。 おばあちゃんっ子だった私は、よくじいちゃんばあちゃんの部屋にいすわって遊んでおりました。幼稚園ぐらいまで、押し入れにおしゃぶりを隠してもらっていて、チュッチュと呼んでましたが(笑)お母さんに内緒で、チューチューすっていたものです。 そんなおばあちゃんの印象。 近所のいろんなおばちゃんが、毎日毎日かわるがわるやって来て、縁側に腰

【徒然日記】久しぶりのエレキギター

遅めの夏休みの最終日。 昨日、東京にもどってきて、町会の会合にでたり、今日は朝から仕事の準備やらでバタバタとしておりました。 昼下がりの束の間、家で少し時間があったので、久しぶりにエレキギターを手に取ってみました。 久しぶりのブライアンメイギター「レッドスペシャル」🎸 こちらに引っ越ししてきてから、楽器の街のお茶の水にふらっと歩いてGibsonのレスポールを見にいった時、衝動買いしてしまったギターです。 レスポールは今でも欲しいのですがビンテージだと80万以上は当たり前

京都の夜

ここ数年、仕事でご縁があって京都にくる機会がある。 古都京都。 最初にきたのは、たしか小学生の修学旅行。 金閣寺や清水寺など有名どころを見学した。当時はお寺や歴史はあまり興味がなかった僕は、お土産物の木刀をなけなしのお小遣いで買って、友だちとふりまわして遊んでいた思い出がある。 ──1年ほど前、京セラ美術館の「モダン建築の京都」というイベントに仕事で関わって関係者の方から、いろいろ詳しくご案内いただけた。 現在の京都の街並みの中には、明治・大正・昭和のモダン建築の建物

【バトンリレー企画2022】 noteにのせる想い

「バトンリレー企画2022」に参加させていただきます。 #心に残るあのエピソードをあなたへ ──こんな私にバトンを渡していただいたのは、なんと作家の高見さんでした。愛のある文章、華道家でもある高見さんの生け花は、感化されるものがあります。私の母も華道家なので親近感もあったりして。 バトンリレーいただけたのは嬉しかったです😊 ありがとうございます。 少し考えて、自分の人生をいろいろ振り返ってましたが noteをはじめてからの、心に残っているエピソードをお伝えしたいと思いま

【ビジネスエッセイ】「仕事」はつくるもの、「作業」はこなすもの

「仕事と作業をはき違えるな」 20年以上前に、会社の何かの講話で聞いた言葉。 当時はまだITという言葉はなくて、情報処理やらマルチメディアやら、コンピュータを活用した「仕事の生産性向上」が、声高に叫ばれていた時代だった。 1990年代の後期は、企業がインターネットの活用を取り組み出した頃で、ほとんどの企業はホームページもなければ、電子メールもない。 通信キャリアだった僕の仕事は、お客様企業にインターネットの独自ドメインをとって、ホームページや電子メールの活用、サーバーやク

【エッセイ】罪悪感

幼かった頃、少し臆病なところがあった僕は なにか新しいことをしたり やっていい事だったのか、わからないことをした時に、 少し不安な気持ちがあると 「神様ごめんなさい」 と心で呟いていた。 そうすることで、安心したりしていた。 だいたいのことは、大した事じゃなく些細なこと。 ──大人になると、少し器用になって、 煩雑さや雑踏に身を委ねて 小さな自分の気持ちをそっちのけにして 行動したり、振舞ったり出来るようになる。 いろんな言い訳や考え方で自分に嘘をつく。 ──もっ

【エッセイ】いのちの活力

息を整えて 自分の気持ちを俯瞰的に観察する 心は感情に流されていないか ネガティブな思考が防御反応で出ていないか 自尊心をしっかり持っているか 自我の結界のなかで感じることはなにか 自己啓発本から得たメソッドを 論理的にいろいろ考えても そこにある〝いのちの活力〟は変わらない。 全身のコンディションが 自然体で調律されているかどうか? 無意識の意識は、細胞レベルで発動していて その集合体として〝心〟があることを感じる。 身体のコンディションと循環 それが、すべてのベー

【エッセイ】着飾った言葉

社会に出ると 大人はみんな着飾った言葉をつかう。 本音は心の奥にしまって 感情も隠して冷静を装い 丁寧な言葉遣いで論理的な話し方をする。 最近はコンプライアンスという 透明な壁が至るところにあって ひとを真正面から信頼することが難しくなってきている。 大人数の組織やプロジェクトだと尚更そうだ。 マナー、モラル、価値観、道徳、一般常識は大切なこと。 でも、過度に気にして、人に向き合うことをやめたり、それをルールにして押しつけたりすると、その集団はいつまで経っても、薄っ

【エッセイ】雨上がりの空に

さっきまで降っていた雨があがって 白い雲と薄い水色の空が顔をだした 心地よい湿度のなかで 風をきって歩きながら 大きく息をすいこんで ゆっくりとお腹から「ふぅー」と、はきだす。 駅前の信号待ちで しょうが小学生たちの集団に出くわした まだ新しい制服とランドセル マスク越しの笑顔がまぶしい お母さんたちも同じようにかがやいていた。 雨はいろんなものを洗い流す 落ち葉やゴミや空気もきれいになる いやなことも忘れ心身がリセットされる 雨上がりはキラキラした格別の瞬間で 明るい

バレットジャーナル4冊目スタート

僕がバレットジャーナルをはじめた日は、2019年の8月24日。 それ以来、すっかり手書きノートが楽しくなって続けている。 もう、4年目になると思うと、手書きすることの楽しさをこの歳になって、やっとわかってきたんだなぁ、としみじみ感じる。 だいたい1年で1冊かな、 毎年、9月から新しいノートをはじめるペースになっている。 ──今年も、新しいノートを書き始める時がきた。ちょっと書き始める時は緊張する嬉しい瞬間😊 いつも奮発して、ちょっと高いバレットジャーナル公式ノートを使っ