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エッセイ・詩など

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たまにぽかんと浮かんだ思いや言葉をエッセイ・詩にしています。 できるだけ、シンプルに伝わりやすい文章を目指して。
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2022年6月の記事一覧

【詩】夏が来る

夏の気配 梅雨はあっという間に過ぎ去って 雨の記憶は数えるほど 6月に生まれた僕は 梅雨は嫌じゃないから ちょっと楽しめなかった気分 夏が来る むわっとした空気 自然は活気に満ち溢れて 自然に僕の鼓動も高まって 自然に汗が溢れだす 夏に向けてみんなで準備しているみたい 夏はいろんな思い出を連れてくる 小さい頃 森や小川で虫取りに夢中になった 新しい発見 大人になってからも 無人島に行ってムラサキウニを踏んじゃったり ブーメランパンツで浜辺でビール飲んだり笑 夏は新しい経験

【エッセイ】スーパーカー

街中を走り抜けるスーパーカー 爆音と破裂音が鳴り響き、街ゆく人たちの注目を集める 富裕層の象徴 虚構を身に纏った人間は 自己顕示欲を剥き出しにし承認欲求を満たす 外苑前の銀杏並木のあたりには ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなど 昔で言う「スーパーカー」が並んでいることが多い 同じ価値観を持つ人たちのコミュニティ 周辺には、その中に入れない、入りたい人々の 願望、賞賛、あこがれ、ねたみ、嫉妬、軽蔑…… さまざまな思いや感情が蠢く アンコンシャスバイアス 職場などで多様

ピリオド period

会社で人事の発令を受けた 去年の11月に新しい職場になって8ヶ月 年明けから2つの職場をかけ持ちしていて そのひとつの方が新しい部署になるから 7月からは、その部署一本で、あらためて全力投球することになる 僕にとって、昨年11月からの8ヶ月間は ひとつのピリオドになった。 ──朝の発令はウェブ会議 出社していたので、会議室に順番に入って発令をうけることに 大画面に映し出されたウェブ会議の上司の顔は超アップで大迫力 「○○室○○担当となります。”ガッツリ”頑張ってください

【エッセイ】ものを大切に扱うということ

玄関にハートの形したあじさい ちょっとした優しさ 自分は雑な性格なところがあって ものを汚したり、傷つけたり、壊したりしてしまうことがよくある 一緒に住むようになって そのことでよくケンカになったり 一方的に自分が悪いのだけれど 価値観の違いだ、とかいって自分を正当化しようとしたり ずいぶんキレイ好きにはなったけれど まだまだ雑なところは多い 昨晩もうっかりと大切なものに傷をつけてしまった まだまだ自分の雑な性格はたくさんある 猛省しながらあやまったけれど あやまってす

【エッセイ】祈ること、願うこと

「神社は心のジム」 友人の記事に書いてあった言葉。 毎日のように神社にお詣りするようになり この前ふと思ったことがある。 ──「祈ること」と「願うこと」って、同じようで全然違うんじゃないか。 二礼二拍手一礼 いつも私は「お願いごと」をしていた 「家族みんなが健康でやすらかに過ごせますように」 「○○が成功しますように」 「金運があがりますように」 などなど。 でもそもそも、神様に、自分の欲望を、他力本願的にお願いすることはいかがなものだろうと…… 願いが叶うことも

【エッセイ】2回目の誕生日

49回目の誕生日がきた ちょうど一年前の記事を読み直してみる ──書いていた時の気持ちが蘇ってきた 自分の誕生日エピソードと、人生を軽く振り返り…… あとは「感謝」の気持ち。 たしかこの時は、相方のお迎えの途中 暗くなった道端で、ひとりでスマホを握りしめて 自分の生まれた日から、今までのことをボーッと考えていた 生まれてきて、いつから意識があっただろう 成長してきたんだろうか? お調子者な性格は変わらないな…… まわりにいろいろ迷惑かけまくってきたな、 とか。 「感謝