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エッセイ・詩など

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たまにぽかんと浮かんだ思いや言葉をエッセイ・詩にしています。 できるだけ、シンプルに伝わりやすい文章を目指して。
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2022年1月の記事一覧

相手を見て態度を変えること 〜誠実・敬意・愛情

日頃の仕事の中で、社内・社外といろいろな立場・役割・キャラクターのひとたちと接する機会が多い。 先日、相手を見て態度を変える人を見かけた。 わかりやすく立場を利用した横柄で人を蔑んだ態度だった。 私自身、よくいえば裏表がなくて情熱的。 悪くいえば人のことよりも自分優先で、相手をよく見ず、自己主張が激しいので相手と言い争ったりすることも多い。 でも、20代の頃からやっていることがひとつだけある。 それは最初にいろいろな相手と接する時、その人の年齢・役職・見た目・生い立ちな

【エッセイ】大きな木

近くのたまに行く散歩道。 迎賓館の近くの小さな公園にすごく大きな木がある ど真ん中に一本、どーんと居座っている。 思わず上を見上げると、 大きな幹が3本・・4本・・5本・・ 曇り空にくっきりと生え渡り 細かい枝は毛細血管のように張り巡らされ ひとつの生命体としての活動を感じた。 地球上の生命で最も寿命が長い生き物は何か? 亀や貝などでは数百年生きるものもあるというけれど その中で群を抜いて長寿なものは植物だ。 「メトシェラ」は樹齢約4,800年。 大きな木は ゆっくり

【エッセイ】青空に映える枝

お散歩中の会話。 ひとりのときは歩くことに集中するけど、ふたりの時には何気ない会話をすることが多い。 「最近、晴ればっかだよね」 「そやよな、今週は雲が全然ないんよな~。先週はきれいな雲が多くて、いっぱい写真撮って、選りすぐりやつをnoteにあげたなぁ・・」 「こわっー、この人、なんでもアップしてる」 「・・・。」 「まぁ、今週は雲がないから、青空だけ撮っても変わり映えしんしなぁ」 「ほら、葉っぱがない木の枝のひとつひとつが、青空にくっきり映って、すごくキレイだよ

【エッセイ】分断の時代

いろいろな”分断”を、至るところで感じるようになった。 テレワークによる時間の分断今までは移動をして、お客様や会社の仲間と面会して会話をしていた。 それのほとんどがPCのWeb会議のアプリの“ 接続”ボタンを押下するだけに変わる・・ ”効率化”という一見聞こえのいい言葉は、時間を分断して細切れにする。 移動時間という合間の時間 余裕を持って早く到着して一休みする時間 会議が終わって、次の訪問予定の準備をする時間 スケジューラーに分単位で刻まれた予定に隙間はなくなってい

【エッセイ】雪の日の歩き方❄️

先日、2年半ぶりに東京で雪が積もった。 新年早々サボるのもやだな〜と思い、その日も日課にしているウォーキングに出かけた。考えてみると1日1万歩2時間程度のウォーキングを始めて2年ちょいだから、雪の上を本格的に歩くのは超久しぶりかもしれない。 ウォーキングをはじめると、歩き方を意識するようになる。 歩き方の本とかも読んでみたり(笑) 正しい姿勢で、しっかりとかかとから地面におとす 腕はそこまで大げさに振らなくていい 歩く時は靴を選ぶことも超重要 あとは忘れちゃったけれど

おひかり様の燈

お正月が近づくと、七人家族の我が家はみんなそれぞれが大忙し。 お餅つきの準備をするおじいちゃん。 おせちの黒い煮豆を七輪で1日かけてぐつぐつ煮ているおばあちゃん。 卵焼きや佃煮やご飯の準備をするお母さん。 近所の寄り合いに顔を出すお父さん。 奥の部屋で静かに座っているひいばあちゃん。 僕たち兄弟は、いとこたちとひたすら走り回って、遊びながら手伝いというなのつまみ食いに大忙し。 僕のお目当ては、お餅つきの前にできる餅米のごはん。 つぶつぶしてもちもちしたお米に塩をかけてい

ふるさとへの想いと、村文化との葛藤と

ふるさとに帰れなくなって3度目のお正月。 ふるさとに帰れず3年目WHO International travel and health 2020年1月10日 世界的なパンデミックが発生して、もう少しで丸2年。 2020年の年始は海外旅行に出かけていたので実家に帰省しなかったので、年が明けて、実家に帰れなくなり3年目となってしまった。 大学生から一人暮らしを始めた時から、年末年始の年越しは、少しの時間でも必ず実家に帰省するようにしていた。 また、三重県は大好きなパチンコ屋