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創作に少しずつ救われて生きてきたことについて


Twitterをしていたら、広告が流れてきたのでノリで Ed Sheeran 氏の Celestial という楽曲のMVをYoutubeで見てみた。

結論を言うと、このnoteを書いている現在の私は、このMVの映像と歌詞と、これがポケモンとのコラボ映像だという事実にやられてしまい、延々リピートしてしまう沼り具合である。

なぜそんなに入れ込んで聴き込んでいるのか、ぼんやりと考えたことをここに日記代わりに認めていきたいと思う。

まず、何の前知識もない状態でまずは件の動画を見てみてほしい。


映像は、Ed Sheeran 氏の朝の風景から始まり、様々なポケモンたちが彼の日常を彩ったり、手助けしたり、時にはちょっと失敗なんかもしたりしながら進んでいく。
ポケモンたちが出てくるのはほとんどアニメーション化したパートだけで、けれども彼らがしたことが現実の世界と少しずつリンクしていく不思議な構成だ。

歌詞について言及していくと、冒頭ではうまくいかない現実と揺れる心を綴り、サビではそんな自分に手を差し伸べてくれる存在について言及されている。
そして私の心を掴んで離さなかったのが後半の歌詞である。

生きていくために、それだけのために僕らは生まれた
ささやかな物事に魔法を見つけ出しながら
いかに気づくか、それが一番だいじ

https://youtu.be/23g5HBOg3Ic

ただ生きていくことが、いつの間にかこんなにも苦しい。そんな中でも、ほんの小さなことに心震わせる魔法を見つけながら僕らは生きていく。大事なのはそれに気がつくかどうか。それを教えてくれたのは君たちポケモンなんだよ、と私には聞こえた。

私はポケモンを幼少期に遊んだきりだが、あの時間は確かに大事な記憶として心にある。それは確かに、子どもの私にとっても生きやすいとは言えなかった現実から羽ばたいてわくわくする世界に行くことのできた時間だから。

現実は厳しい。それぞれが本人にしか分からない苦しみを抱えて生きている。
それでも創作物は、ゲームは、物語は、その辛さからしばし解放される時間をくれる。それにどれだけ救われてきたことだろう。

私は幼少期読書に救われた。物語の世界に行くことがとにかく大好きだった。
このMVは、そんな「ちいさいけれど大事な魔法」を思い出させてくれる映像であり歌だと思う。

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