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一周回って、今またインスタグラムが面白い

いま一番好きなSNSは何かと問われたら、「インスタグラム」と答えるだろう。

インスタグラムを初めて使ったのは、もう何年も前。会社員だった頃だ。それ以来、使ったり使わなくなったりしながら、もう何年もスマホにはインスタグラムのアプリがインストールされている。

ではなぜまたインスタグラム熱が自分の中で再燃しているのか、それについて紐解いてみたい。


インスタグラムは画像加工ツールだった

初めてインスタグラムを知ったとき、私の認識は「画像加工アプリ」だった。

スマホのカメラで撮った写真にフィルターをかけ、投稿するとカメラロールにも保存される。誰かに公開するつもりもなく淡々と画像を加工しては投稿していた。

そうやって画像を少しオシャレにしたいがためだけに使っていた。誰かとつながるSNSとして使う未来なんて、これっぽっちも見えていなかった。

SNSといえばmixiやGREE(ゲームが有名になる前の…!)、Facebookくらいだった。テキストベースで何かを投稿し、リアルの友人とつながる習慣はあった。

だからこそ、写真だけで誰かをフォローしフォローされるなんて考えられなかったのだ。この投稿に何の意味があるのか、と。


インスタ映えよりツイッター映えに夢中だった

インスタグラムブームに火がつき、「インスタ映え」が流行語になった2017年。その頃、私には空前のツイッターブームがきていた

ブログとともに真面目にツイッターを使い始めたのが2016年の9月頃。フォロワー数はどんどん増え、ツイートには必ず誰かからの反応があり、まだ会ったこともない人たちと交流するのが楽しかった。

インスタグラムは当時も使っていたけれど、「陶芸アカウントにしよう」と決めていたから作品や制作風景だけをアップロードしていた。

正直、当時のインスタグラムには魅力を感じなかった。

まだインスタグラムの攻略法みたいなものも出回っていなかったし、インスタ映えを狙うのは一部のオシャレ人間だけだと敬遠していた節がある。

それよりも、ツイッターにテキストや写真を投稿するほうがずっと楽しかった。私にとっては、SNSといえばツイッターだった。


インスタグラムは世界観の統一が楽しい

少し前から、インスタグラムの投稿のテイストを変えてみた。トップ画像に統一感を持たせて、複数枚投稿するというものだ。具体的にいうと…

1. 器のデザインイラスト
2. 実際の器の写真

テーマは「#イラストから飛び出してきた器たち」である。

イラストで描いた器のデザインをいかに実物に再現するか、という部分を楽しんでもらえたらと思って投稿を始めた。

だけど、いざ投稿を続けてホーム画面の世界観が統一されていくにつれて、誰よりも私が一番楽しくなってきた。

単純に、これまで作った器のアルバムを作っているような感覚になるのだ。

自分がうんうん唸りながら考えた器のアイデアと、それを再現しようと懸命に作って形になった器。

インスタグラムの投稿がどんどん増えていくということは、それだけ形になった器があるということ

その事実が嬉しくて、それを一目に眺められるのが楽しくて、投稿をもっと増やしたいと思っている。

世界観が統一されるのは美しい。

自分の投稿も、ようやく統一感が出てきて「見ているだけでなんか嬉しい」と思えるくらいになってきたのだった。


続けられるのは、自分が楽しいと思えることだけ

「SNSを頑張る」という時代が終わるような気がしている。

それは、「発信しなくなる」「発信しなくていい」ということではない。

「SNSのフォロワー数を増やすためだけに頑張ること」がだんだん意味をなさなくなってきた気がするのだ。感覚的に、だけれど。

結局、自分が楽しいと思えることしか人は続けられない。

だから、無理にSNSで人格を作ったり有益な情報をかき集めて発信することより、自分が本気で楽しめることに打ち込んで、その結果を発信することのほうが自然なんだろうなと思う。

だから私も、これまでインスタグラムに楽しさを見出せなかったんだろうな、と。

「インスタグラムは仕事として使う」「インスタグラムから集客する」というイメージを抱いていたせいか、どうしても楽しみながら投稿するということができなかった。

それが今、「楽しい」「ハマってる」という感覚に変わった。誰かのためにとか、仕事のために、というわけではなく、ただ自分が楽しいからやる

そんな風に、私の中では一周回ってインスタグラムがブームなのである。

良かったらぜひフォローして、私のコレクションを楽しみにしてもらえたら、と思う。

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