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自分たちで作った結婚式は、最高にあたたかくて最高に幸せでした。

2019年4月20日(土)、夫・矢野拓実と私は東京で結婚式を挙げました。

▲Photo by. 安東 佳介

夫と入籍したのは、2018年9月13日。

お互いに会う前から結婚することを決め、初めて会った日から一ヶ月と10日で入籍した私たち。

いろんな物事への価値観が似ている者同士だったこともあり、結婚式についても入籍時点でこんなことを考えていました。

結婚式についてですが…

やります!
だけど、一般的な“結婚式”ではなく、身近な経済圏で作り上げていきたいなぁ、と。

式場に丸投げするような形ではなく、会場を借りて料理、器、ヘアメイク、カメラマンなどはできるだけ友人に仕事として依頼して…といったイメージで。

二人ともフリーランスとして働いていて、周りにもフリーランスの仲間がたくさんいます。

だからこそ、自分たちの特別な日には絶対に仲間たちにお願いして作り上げたいと思っていたんです。

知らない誰かにお金を渡すのではなく、知っている人たちにお金が回るように。

そうやって計画した結婚式は、最高にあたたかくて幸せな時間になったんです。


「その場にいる人は全員友人」という幸せ

今回の結婚式では、たくさんの友人に関わってもらうことになりました。

まず絶対に欠かせない料理は、私の友人であるシェフ・ガッキーさんに依頼。

当日は奥様のゆかりさんも一緒に手伝ってくださり、50名分超の料理を作ってもらいました。

ゲストもみんな「料理が美味しい」と喜んでくれて、本当にガッキーさんに頼んでよかった。


カメラは夫の友人である安東 佳介さんに。

本当に頼んでよかったと思えるような素晴らしい写真を撮ってもらいました。

▲Photo by. 安東 佳介


動画は、夫の友人・神 颯斗さん

作ってもらった動画がこちら↓

結婚式が終わった翌日に動画を編集して納品してくれるという、まさに神の所業…!全力でいろんな人にオススメしたいくらい、素晴らしい人です。

当日の様子が伝わってくる、最高の動画です。


司会進行も、これまた夫の友人・岸本 学さん

スケジュール通りの進行、みんなを盛り上げるトーク力、想定外のことが起こったときのアドリブ力、そして細やかな気遣い…どこをとってもプロの仕事。

岸本さんがいなかったら、こんなにスムーズな式にならなかったと思います。最高でした。


そして私と夫の髪をセットしてくれたのは、私の友人・りらましさん

「可愛い」ってなんども声かけてくれながら、本当に可愛い髪に仕上げてくれました。

そのまま式にも参加してくれて、本当にチャーミングで素敵な美容師さんです。大好き。


結婚式場に頼んだわけではないので、ドリンクだってもちろん誰かが出してくれないとみんな飲むことができません。

ということで、夫のビジネスパートナーであり友人でもある大木 一真さんが担当してくれました。

ウィスキーが大好きということで、大木さんの作ったハイボールは大人気だったようです。


私の髪飾りやブーケ、夫のブートニアは、夫の友人・あやのさんに作ってもらいました。

会場の雰囲気にぴったりの素敵なブーケと花、さすがのセンスです。すごく評判よくて嬉しかったなぁ。


料理のサポートや受付、その他もろもろのサポートは、気遣いが素晴らしく弟分のようなみすけくんに。

音響やムービー上映のサポートは、中村創くんにお願いしました。二人ともよく動いてくれる・よく気付く人たちで、めちゃくちゃに助かりました。

会場にいるのは自分たちの友人ばかり。
誰一人、「知らない人」のいない結婚式。

ゲスト同士はもちろん知らない人もいるわけですが、それでも「居心地がよかった」とたくさんの人に言ってもらえたのは、その場にいる人全員が新郎新婦の友人だったからだと思うんです。


母の夢を叶えるためでもあった結婚式

正直、結婚式の準備中は鬱になるんじゃないかってくらい心労が溜まったのも事実。

何度も「やっぱり辞めようかな…」と思ったし、式の直前は夫と離れ離れだったこともあり、なかなか思ったようにコミュニケーションが取れないストレスにも苛まれました。

だけど、こうした「結婚式」という形を取りたかったのは、私の母のためというのが大きくて。

女手ひとつで私と弟を育ててくれた母はよく、「ゆきちゃんがウェディングドレスを着ている姿を見るのが夢」なんだと言っていました。

そんな母に、ウェディングドレス姿を見せてあげたかった。そしてできれば、私の大切な友人たちを紹介したかった。

そうして挙げた結婚式は、たぶん母がイメージしていたものとちょっと違ったと思う。東京という、地元・長崎から離れた場所だったし。厳かな挙式もなければお色直しもケーキ入刀もない式だったし。

それでも、母は当日すごく嬉しそうだった。
母への手紙を読んだとき、なんども涙を拭ってた。

「あぁ、やってよかったな」

たくさんわがまま言ってこの形をとった結婚式だったけど、やってよかったなと。そう思えたんです。


大切な人たちが楽しそうで幸せでした

結婚式の間、ドレスを着ていたこともあってなかなか動き回るのが難しかったんですが、あとで写真を見返してみると本当にみんな楽しそうで。

結婚式に招待することで、大切な人たちの大切な時間を奪ってしまって申し訳ない…と思っていたんですが、楽しい時間を過ごしてもらえたならよかったなと心底思うんです。

やっていいのかな、とも思ってた。
でも、やってよかったなと思えた。

そんな結婚式の一日でした。

そしてこの式は、数多くの友人たちの支えがあってこそ。たくさん支えたもらった分、また私たち夫婦も誰かを支えていけるようになりたいなと改めて思いました。

私たち夫婦にとっての大きなイベントである入籍・結婚式が終わり、一旦落ち着きます。ここからは日常を積み重ねていくターン。

まだまだ知り合って日も浅く、お互いに未熟な部分もある。それゆえ周りの人に心配や迷惑をかけるかもしれない。

だけど、この日の感謝や嬉しかった気持ちを胸に、これからも夫婦として支えあいながら生きていこうと思います。

参加してくださったみなさん、運営側で協力してもらったみなさん、本当にありがとうございました!!

これからも私たち夫婦と、末長いお付き合いをよろしくお願いします。


ユキガオ

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