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娘二十歳・七夕なのにハロウィン感

娘が二十歳になった。

18歳で成人と言われても、やっぱりハタチには特別感がある。

小さなベビー布団の半分くらいしかなかった、小さな赤ちゃんを思い出す。

娘は大学進学で家を出たし、私は入院中だし、会ってお祝いはできないので、娘が私にしてくれたようにLINEかな、と思った。

ハッピーバースデーのスタンプとか何かかわいいのないかなあと思ったけど、せめて手描きにしようと思って鉛筆描き。

娘はかぼちゃが大好き。

誕生日にかぼちゃケーキが欲しいのに、七夕生まれの時期的に、かぼちゃケーキは見かけない。

カプリチョーザのメニューにあるかぼちゃタルトをホールで頼めないかと、店員さんに聞いてみたがダメだった。

しかたないからレシピを探して手作りしたこともあるけれど、娘の好きな味にならなかった。

たぶん娘は、ホクホクかぼちゃをただマッシュしてタルトにつめた感じの、かぼちゃまんまが好きなのかもしれない。

とりあえず今回は、かぼちゃケーキを描こうとしたけど、鉛筆描きではただのケーキでちっともかぼちゃに見えない。

だからかぼちゃ丸ごとのフォルムを残して描いてみた。

七夕なのにハロウィン感満載である。

家族のグループに、最初に夫が「おたおめ」

そして私がイラストを。

次に息子が「おたおめ!」

娘の返事は
「わーい!ありがとう!!!生まれました」
「かぼちゃイラストかわいい」だった。

娘の方が私より格段に絵がうまい。

まあ気持ちが伝わればいいのだ。

大人だね、もう。

お誕生日おめでとう。

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