信じる者は救われる? 2・・・憧れの街ニューヨーク・・・22
せっかくタロットの個人リーディングを受けたのに、未来を見てもらったところ、
「YUKIEさん、New Yorkに行ってますねぇ」
と言われ、嬉しすぎて舞い上がり、その後のリーディング内容が吹っ飛んでしまった。ならばもう1度ということで、再び個人カードリーディングをしてもらった。
今度は、還暦の誕生日に渡米する計画であることをしっかり伝え、渡米後の私はどうなっているのか、どんなことに気を付けたらいいか、そして、縁もゆかりもないNew Yorkに、なぜこんなにも長く強く憧れるのか、その理由を聞いた。
出てきたカードは、扉が開いていたり、炎らしきものが燃えていたり、
塊がキラキラしているカードが多かった。
それは、今の私の心情で、これから進む道への情熱が、すさまじく熱い表れだった。
そこに協力者が現れたり、事が大きく動いたり、運命の輪が回ったりと、
先の不安を口にする私とは裏腹に、安心できるカードがたくさん出た。
もちろん、言葉も文化も生活様式も、全く違う異国での生活なので、立ち上がって日常が回り始めて軌道に乗るまでは、苦労の連続らしい。
けれどもそれを乗り越えたとき、New Yorkに来るべくしてきたと思えるだろうし、どうして縁もゆかりもないNew Yorkに何十年も憧れ続けているのか、その答えがわかるだろうとのことだった。
さらに、過剰に不安視せず、自分の直感を信じろとのことだった。
私は、作文以外の成績は目も当てられないほど酷く、脳みそも働いていない部分が多い。
しかも、方向オンチ選手権で世界一に輝ける、筋金入りのスーパー方向オンチのアンポンタンだし、ダイエットもすぐにくじけてしまい全然続かないし、お料理することが大嫌いだし(食器洗いは大好き)、おっちょこちょい。
けれども、こんな私の直感は、あながち間違っていないことが多い。
例えば、一見良さげな案件だけど怪しいな、この人ニコニコしているけれど腹黒いな、この会やイベントには参加しない方がいいな、この会社では働かない方がいいな、この人見た目は怖そうだけど内面は優しいな、など、直感したことはたいてい正解する。
そして、騙そうとする嘘はもちろん、私のために良かれと思ってついてくれた嘘も、直感で分かってしまうのだ。そうかといって、特別な能力があるわけではないが、蠍座の特徴の1つだそうだ。この直感を信じて、進んで行けとのことだった。
未知の世界へ進んで行くので、不安は大きい。けれど、日本人New Yorkerの多くは口を揃えて言っている。
〝なるようになる〟〝何とかなる〟〝何とかする自分がいる〟〝助けてくれる人が現れる〟
これらの言葉を直感で信じる私がいる。
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