#192 最後のレッスン・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月19日(月)19日目・・・2

8日間通った英会話スクールが入っているビルも、今日が最後の入館。
入って左側の長いカウンターには、セキュリティのおじさんが、数人横並びで座っている。やっと慣れた頃だけど、やっぱり最終日の今日は、ちゃんと挨拶しようと、入り口からエレベーターまでの間、カウンターの前を通りながら
「Good Morning」
と挨拶してみた。恐らくここを通りながら挨拶する人はいないのだろう。
ちょっとびっくりしたような顔のおじさんたち。けれど取りあえず挨拶を返してくれた。いいのだ。爽やかな挨拶でなくても、変わり者と思われても、私は私。超短期だけど、ビルやレッスン室にお世話になったことには変わりないのだから、ちゃんとお礼は伝えたい。

エリザベス先生は相変わらず穏やかで、最終日でも悲壮感は全くない。
むしろ終わってしまう=帰国の日がすぐそこまで迫っていると思う、私の方が、悲壮感でいっぱいだった。
いいなぁエリザベス先生はこれからもNew Yorkにいられて。私はもうすぐ帰国。このとてつもない悲壮感は、私にしかわからないだろうな。

最期のレッスンを終えビルを出だ。終わってしまった。明日からはもう来ない思ったら、淋しさとともに、何故か少し清々しさが残った。
もちろんまた来られる可能性は0ではない。気力、体力、金銭的なことなど、条件さえ整えば来られる可能性はある。
けれども同時に、もう2度と来られない可能性も0ではない。
どんなに望んでも叶わないことだってある。

とにもかくにも、2018年11月のNew Yorkの旅はもうすぐ終わりで、さっそく今日、英会話レッスンが終わった。
そう思ったら淋しさの中にも清々しさが残り、次の場所へと向かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?