ニューヨークで書く人になりたい・・・憧れの街ニューヨーク・・・6

40歳の時、ライタースクールに通い始めた。
子どもの頃から文章を書くことが好きで、成績は悪かったが作文だけは出来が良かった。私にとって書くことは、ワクワクすることだった。「ニューヨークで書く人になる」そう決めて入ったライタースクール。ニューヨークを意識し始めてから22年が過ぎていた。

ライタースクールに入って始めてパソコンを操作し、インターネットを知った。すると、遥か彼方だと思っていたニューヨークが、いきなり驚くほどググーンと身近になった。
それまで、雑誌やガイドブックでしか知らなかったニューヨークの情報や写真を、一般人が発するブログからどんどん知ることができた。しかも、情報誌では得られないレア情報やローカルニュースを、リアルタイムで知ることができた。
さらに、ネットを通じてニューヨークに住む日本人や、ニューヨークから帰国した人と知り合うこともできた。

ニューヨークで生活していた人たちの、現地の生の声に心が躍った。
だからといってすぐにニューヨークで書く人になれるわけはなく、ニューヨークに住む日本人や、帰国した人たちのニューヨークでのエピソードを、
羨望の眼差しで見聞きしているだけで、相変わらず憧れのままだった。

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