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ロードバイクが趣味という女性がもっと増えてほしい

ロードバイク歴約8年の、保育士ローディ yukichi. です。40代女性ですが、多趣味の中のひとつである自転車の魅力について語ったり、なぜ女性が少ない世界なのか、独自の意見で勝手に推察します。
※1682が私。右隣が夫。淡路島ロングライド150

第1ネックになるのがメンテナンス問題

今でこそ、女性のロードバイク乗りも街中でもよく見かけるようになりましたが、私が始めた頃(8年前)はもっと少なかったように思います。
ヒルクライムレースに出場すると、男女割合は9:1ぐらい。ロングライドイベントに参加しても8:2ぐらいな感じでした。

なぜ、女性が少ないのか?
私は第一にメンテナンス問題があがると思っています。メカというほどの機械ではないが、かなり繊細なパーツたちが組み合わさっているロードバイク。ディレイラーの調整とか、ブレーキパッドやワイヤーの交換とか、パンクした時のチューブ交換とか、女性ですべてを自分でできる人は一握りではないでしょうか。私もそういう分野には疎くてできません。すべて夫がやってくれるのでお任せです。

ひとりで走ることもあるので、パンクに備えてチューブ交換ぐらいは教えてもらい、一応予備チューブやCO2ボンベ・タイヤレバー等のキットは持って走りますが、幸い一人の時にパンクした経験がないので実際に外で自分でできるのか?は不明です。

しまなみ海道では、自販機でタイヤチューブが売られている!
さすが、「自転車好きの聖地」ですね~。
高圧で空気を入れるロードバイクはパンク率が高いのです。

夫は職業柄、物いじりが好きだし手先も器用だし、工具扱いも慣れている。ネットで調べればなんでも出てくる時代なので、コンポやBB・ハンドル・スプロケ・チェーン・ペダルなんでも付け替えてくれるし、シフトチェンジやサドル位置の調整なんかも頼めばやってくれるメカニックさんなので、私は恵まれた環境でロードバイクに乗っています。

汚れ落としやチェーンの注油などは頻繁にやりますからね。これぐらいなら自分でやりますが、機嫌が良い時に頼めば夫が2台分やってくれます(感謝!)。

まぁ、苦手な人は購入したショップで定期的にメンテナンスをやってもらえば済む話なんですが。お金もかかるし、そもそも近くにそういうショップがない方には難しい問題なのだと思います。

耐パンク性能からおすすめしたいタイヤはこれ。転がり抵抗もいいので走りやすいですよ。

余談ですが、使い終わったチューブは捨てずにバルブのとこだけ切断して置いておくと、車載時の固定に使えるので便利です。

続いては、サドル問題

長時間自転車に乗るとお尻が痛くなるというのは経験ある方も多いのではと思います。しかもママチャリと違ってロードバイクのサドルは硬いですからね。さらに前傾姿勢で乗るのが特徴なゆえに女性ならではの悩みといえば、実はお尻の痛みではなくて、もっと前部分の、お股問題なのです。

当たり前ですが、男性と女性ではオマタに付いているものも、その構造も違います。だからそこは絶対的に理解しあえない部分なのですが、始めのころ私はお股の前の部分が圧迫と摩擦で悶絶級に痛くて、トイレも辛かったのです(泣)

いくつものサドルを試しました(7~8個ぐらい?)。位置や角度も何度も調整し、27,000円ほどのお高いのから2,000円程度の安いのまで。よく知られるブランドの物も、なんじゃこれな安価な物まで。形も様々だし、穴あきタイプや薄型のやつや、カーブの形の違いなど。お店でテスト用サドルを2週間無料レンタルしてくれるサービスを使用したり。

んで、結局のところ私にフィットしたサドルは、これでした。ゴリックス。。。ですか。ネーミングセンスがどうかと思うし、正直このロゴが嫌で消そうかと思ったぐらいですが、痛みなく乗れる価値には代えられないし、乗っている時は見えないしヨシとするか。なんせ安いし(笑)劣化すれば気軽に買い替えもできるので。ほんと、サドルは値段とか関係ないのです。自分に合うか、合わないか、ただそれだけ。

同じ女性の方でももちろん体型や乗る姿勢の違いがあるので、私に合ったものが他の人にも合うわけではないと思います。あくまで参考なので、読み流して下さい。

フェリーに積んで島を走るのも好きです。
係の人がこんな感じで固定してくれますよ。
サドルのネーミングが恥ずかしい。

おまけとして、ヘルメット問題?

あとは、ヘルメットをかぶるのが嫌という女性もいるでしょう。髪型も限定されるわ崩れるわで。なんか、ガチでいかにも感のあるヘルメットは私も苦手で、色は黒一択、モッコリきのこ頭になりにくいシルエットの物で、サイクルジャージじゃなくカジュアル服で乗っても違和感を感じにくいヘルメットを探しました。
これは、3個めぐらいで自分に合うものを見つけました。

GIROのヘルメット。消耗してきて買い替えになっても、また同じものを買うつもりです。

私には、女性で一緒にロードバイクを走れる友だちがいません。以前保育士仲間でクロモリロードに乗ってる女の子がいましたが、「山も坂も嫌いなんですよ~河川敷とかばっかりです」とか。バドミントン仲間で私より年上の方が去年購入してデビューされましたが、今年なんと車との接触事故に遭われてしまい、それ以降怖くて乗れていない、とか。

夫のほうは、職場でいかに自転車が楽しいかを語っていたら、周りがどんどん影響されて購入する人が現れ、今では同僚4人がロードバイク趣味になったそうな。一緒に富士ヒル行ったり、しまなみ行ったり、大会に出場したり。
やっぱり男性のほうが始めるハードルは低いのかもしれませんね。私もその、夫含めた男性たちの中に混ぜてもらって何回か走ったことはあります。
女性でも、始めると楽しいと思うんだけどなぁ~。

六甲山頂の一軒茶屋
大阪の自宅から自走で登ります

興味を持ってくれたそこのアナタ!始めたいと思ったときが始めどきですよ!人生で今日が一番若いんですから。何歳でも、始めるのに遅すぎることなんてないのです。

エンジンの付いていない、自力で進むロードバイク。ヒルクライムで見た景色や達成感、ロングライドの楽しさ、風を切って走る気持ち良さを味わってみてください。きっと何か感じるものがあると思いますよ!


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