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六甲山を自転車で登る!

「ロードバイクってゆう自転車が趣味で、六甲山とか登るんですよ〜。大阪から自走で。」など職場で語ったりすると、大抵の方に驚かれます。
特に運動に無縁な一般の方には、あんなところを自転車で登るなんてどうかしてる、何が楽しくて?頭おかしいんじゃないの?(言いすぎ?笑)と。

六甲山は歩いて登るトレッキングの方が人は多いですが、実は山頂の一軒茶屋までいくと、結構ロードバイクが何台も停まっています。「やっぱりいるんだな〜、私みたいな人。」と嬉しくなってしまうもんです。

初めてから登りきれたワケではない

今までに5回ほど登りましたが、初挑戦のときは延々とどこまで続くか分からない登りに心が折れ、前をゆく夫の姿も遥か彼方に見えなくなり、一度足をついて休んでしまいました。
そこは芦有ドライブウェイの料金所あたり。でも少し休んでまた走ると一軒茶屋まではとても短く感じ、「えー、結構すぐやったんや。あとちょっと我慢すれば足つき無しでいけたのに!」と思ったのです。

二度目の挑戦で一軒茶屋まで完走

で、2回目。
ある程度、色んな山を走り経験が積まれてきたところでリベンジ。まず大阪の自宅から逆瀬川まで25kmぐらいの自走も楽に来られるようになったので、初回と違ってコンビニで補給食や小休憩も取らずにノンストップで登り始めてしまった。

結果「嘘や…。しんどすぎる…。誰や〜!芦有料金所からはすぐや言うた人(私)!キッツ。。。」
と、後半はもうそれはそれはヨロヨロ蛇行のヨタヨタで、押し歩いたほうが早いレベルの亀登り。なんせ腰が痛かった。びっくりすることに、二本足で走ってあがっているランナーがいて、抜かされかけました(笑)
「足をつかない!」それだけを言い聞かせ、必死のパッチで2度目にして山頂まで完走できたのです。

マジでしんどかった2度目の挑戦

逆瀬川から登り(1日目)鈴蘭台からも登る(2日目)

3回目くらいで、しんどいはしんどいけれど登れるようになり、ジンギスカンパレスまで行って焼肉食べたりできるように。
するとお次は、大阪からだといつも逆瀬川から登ることになるので、反対側の鈴蘭台から登るルートはどんなんやろか?との興味がわいてきたのです。

でも日帰りで往復はさすがにキツいかな、と土曜の夜に箕谷のホテルを予約して1泊2日で挑戦。
夫は、私が遅すぎるから合わせて登るために、なんとロードバイクではなくミニベロで行くと言い出しました。
マジ?小径車で?六甲山を?いけんの?正気ですか?
と思いましたが‥‥

こんなミニベロで六甲山を普通に登れる夫。

登ってはりました。普通に。しんどかったとは言うてたけど。すごすぎん?この人。斜度何%よ。
今までは、ロードバイク同士だと早々に姿が見えなくなるくらい離されましたが、この時は私の意地もあってなんとか食らいつき、ちらちら前方に姿が見える距離でゴール。

そして鈴蘭台側に下って、箕谷のホテルに自転車でチェックインしました。フロントに「この2台どこでもいいから建物内に置かせてもらえませんか?」とお願いすると、快くOKしていただきました。
しかし、大阪の住所を見て「え!?ここまで自転車で走ってきたんですか⁈  六甲山越えて⁈  これで⁈ へぇ〜〜!(まじまじとチャリを眺める)」
このホテル自体が高台の上にあり、この坂もきつかったでしょと言われましたが、六甲山に比べてたら全然マシですよと答えると妙に納得してはりました。笑

そして翌日は反対側から登りました。こっち側からのほうが山頂まで距離は長いけど坂はキツくないし、アップダウンもあって脚の休め所があるので楽でしたよ。

一軒茶屋はいつも人でいっぱい

ヒルクライムのご褒美はやっぱり、最高の景色。(見出し写真)そしてダウンヒルの気持ち良さ。下りの距離が長いとブレーキングで握力は疲れます。車で下るといつも酔っちゃうんだけど、チャリで下ると酔わないのはなんでなんだろ?

山は何度登っても楽しいですよ。トレッキングの人たちを見ると、歩いて登るのもいいなあと思っています。山越えして有馬側に行けば温泉に入れるみたいですね。

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