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2020年上演日英合同キャスト版ミュージカル「CHESS」の貴重さを語りたい

今週から公演が始まるミュージカル、CHESS。
日英の合同キャストのため、あまり馴染みが無く、
日本での上演回数も少ない作品のためよくわからなくて、チケットを買うことの検討すらしていなかった方に
どれだけ貴重な機会なのかということを熱弁したいと思います。

あらすじ

アメリカとソ連の冷戦時代
チェスの大会を舞台として、政治的な背景も含めて複雑な人間関係などが繰り広げられるという、結構シリアスなお話です。

作曲は『MAMMA MIA』で有名なABBA

マンマミーアはABBAの既存の曲をミュージカルにしたものですが、CHESSはこのミュージカルのためにABBAが書き下ろした楽曲を使用しています。
音楽のテイストもマンマミーアとは打って変わって、明るく「イェーイ!」みたいな感じではなく、かっこいい曲ばかりです。

サマンサ・バークス(Samantha Barks)が初来日!

私が一番言いたいのがここです。
サマンサ・バークス(Samantha Barks)が誰かと言いますと、
ミュージカルファンのみなさんなら絶対知ってる、映画『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役の方なのです。
「あ~なんだ」と思うかもしれませんが、レミゼの映画を思い出してみてください!
ヒュージャックマン、アンハサウェイ、ラッセルクロウ、アマンダセイフライドなど、映画のキャリアを積んだ著名俳優ばかりの中で、唯一舞台側のキャリアから出ている方なんです。
これで、どれだけ実力派の方かがおわかりいただけるかと存じます。

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私も昨年ブロードウェイに行ったとき、プリティウーマンのミュージカルで直接見たのですが、かわいいし歌上手いしスタイルいいし最高に綺麗でした!
しかも今年の秋からはウエストエンドでオープンするフローズン(アナと雪の女王)でエルサ役に決まっています!
実力があってひっぱりだこなのに、日本に来てくれるなんて、こんな機会はなかなかありません!

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鬼の歌唱力、ラミン・カリムルー(Ramin Karimloo)さん

そして推したいキャストの二人目です。
『オペラ座の怪人』『ラブ・ネバー・ダイ』のファントム、『レ・ミゼラブル』のジャンバルジャン、『エビータ』のチェ、『ミス・サイゴン』のクリスなど主役級、しかも鬼の歌唱力を必要とする役を総なめにしている方なのです!
日本でも何度かコンサートで来日しているので見たことある方もいらっしゃると思います。
ちなみにもう一名、ルーク・ウォルシュ(Luke Walsh)さんも初来日されます。

有名な人はコンサートで来がち

日本でも海外の来日公演はたくさん上演されていますが、その中でものすごく有名なキャストが出演する機会はなかなか少ないと思います。
昨年は『王様と私』のケリー・オハラ(Kelli Christine O'Hara)さんやルーシー・アン・マイルズ(Ruthie Ann Miles)さんなどが来日されたのが記憶に新しいくらいでしょうか。
他にも来日スターはたくさんいますが、ほとんどがコンサートなんですよね。なので、ミュージカルで見れるこの機会を大切にしたいのです。

日本側の実力派キャスト、佐藤隆紀さん

音大を卒業されていて、Le Velvets(ルヴェルヴベッツ)という全員長身・イケメンのボーカルユニットで活動されている実力派の方。数年前からミュージカルの世界でも活躍されています。
あくまでも個人的な印象ですが、シュガー(佐藤)さんは、『エリザベート』のフランツや『マリー・アントワネット』のルイ16世など、ちょっとぽわーんとした役のイメージが強く、可愛い印象(愛をこめてです、もちろん笑)だったんですが、去年はレミゼのバルジャン役もデビューされたし、今回もシリアスな役ということで新しいシュガーさんが見れると思って楽しみにしています!

ちなみにミュージカル「CHESS」自体は、日本ではコンサート形式を含め何度か上演されているのですが、こんな実力はぞろいで見られる機会はなかなか無いと思います。
私は母にも見せたくて二回もチケットを取ってしまいました。(汗

観に行くかどうかはもちろん個人の自由なのですが、こんなに貴重な機会だということを認識したうえで意思決定していただけたら、と思って記事にしました。

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