見出し画像

雪バカ田中 社労士試験に受かる。ご報告編

こんにちは。雪バカ田中と申します。今年で42歳です。10年前にスノーボード旅をテーマにしたブログ「雪バカ日誌」をスタートしてから、スノーボード旅に関する戯言をネット世界に垂れ流しております。

そんな私ですが、スノーボードライフを送る傍らで、国家資格へのチャレンジをしておりました。結果、2024年度の社会保険労務士試験に合格することができました。社会保険労務士とは、通称「社労士」と呼ばれまして労基法や雇用保険、年金のプロである国家資格です。

今回のnoteでは、スノーボードブログの中の人が社労士試験に受かったよというお話を書こうと思います。普段スノーボードブログを読んでくださっている人にも、社労士試験をテーマにした記事を読むためにnoteに来てこの記事を読んでくださっている方にもわかってもらえるように書きますので、"社労士とは"みたいな部分は語らずに話を進めます。

雪バカ田中、ここ約3年のライフスタイルはこうだったんよ~というお話です。

トータル 勉強時間 2年8カ月で1,780時間

チャレンジしようと思ったのは2022年の11月。12月に通信講座を申し込んでスタートしました。結果としては底から2年8カ月後、年に1回行われる試験に2回ほど落ちまして3回のチャレンジで合格しました。

勉強時間のカウントは、賞味で勉強した時間を対象にしてますので、休憩や机の前でスマホをいじったりした時間は入れていません。なので、2000時間は机に向かっていたと思います。

かかったお金は教材費が大体20万。STUDYingという通信講座が13万で、あとは過去問や受験雑誌、問題集、模試などを7万円分ぐらい買いましたね。ただ、自分の場合は自宅が勉強できる環境が貧弱なので、おもな勉強スポットはネカフェと喫茶店やファストフード店でした。その代金は考えたくないけれど、その費用でざっくり30万~50万は使ってますよね、きっと。

やろうと思ったきっかけは、コロナでした。

2021年末に勤務先で新型コロナウィルスの感染拡大の諸問題を理由として人員削減があり上司がリストラされました。その上司はアラフォーで部長になった人物で社内でもバリバリの第一線の人物。社内からも信頼の厚い人物でした。そんな上司だったのですが58歳でリストラの声がかかり、そのまま退職となりました。

金銭的にはだいぶ稼いだと思うので不安はないと思うのですが、やはり去り際は寂しそうで、この先が不安そうな表情だったのが忘れられません。

雪バカ田中ももう42歳。サラリーマン人生も折り返し地点なのですが、この年にもなると様々な退職のシーンに出くわします。その中で感じたのは、本当に満足な状況で退職できる人はほんのわずかだという現実。やっぱりみんな、将来への不安をどこかに抱えて会社を去っていくんですよね。サラリーマンすごろくを順風満帆にゴールするのってめっちゃむずいんだなって思っています。

今までお世話になった人がそういう不安を感じているときに、サポートをして恩返しをしたい、できる存在になりたいなと思ったのが資格取得のゲンテンでした。「自分は社労士の資格持ってるんで、雇用保険とか年金とか力になりますよ。もし困ったら言ってくださいね。」って感じ。

あとはね、実際のリストラの現場に直面すると自分のキャリアも考えますよね。そうなった時に、役に立ちそうな資格だなとも思いました。今はこの資格を使って何かをしようと考えているわけではありませんが、もし自分にリストラの声がかかった時は、黙って職場をされる状況にはしておきたいなと思っています。

雪国で社労士事務所を開いて世間体を保ちつつ、大好きなスキー場でアルバイトしようかな。なんて。お金のことは考えてないけど。

おじさん×スノーボードライフ×資格のお勉強

この2年8カ月は結構大変でした。仕事して、勉強して、スノーボード行って、ブログ書いて、家の事やって、スノーボードして、勉強してって感じ。

年に1回の試験なんで、かなりの長期戦なんですよね。毎日どんだけの勉強時間を積み上げていくかって感じ。なので、ここ2年のテスト前時期の梅雨~夏はスノーボードブログ更新はお休みしておりました。ネタも勉強しかないし。

またシーズン中のスノーボード旅行行ったときも、一人旅のときは、資格勉強やってましたよ。お勉強!札幌のオータニイン!ニセコの民宿、信州中野のドーミー!白馬のボロ宿!滑ってきて帰ってきて、疲れてビール飲みたいけど90分は根性で過去問解くわ、とかよくありましたね。

飛行機で出張行くときも、空港やビジホは勉強も集中できるので結構やってました。空港で離陸まで勉強→機内で勉強→現地で仕事。→夜はビジホで勉強。朝早めに起きて勉強→仕事、帰りの空港でもまた勉強。帰りの機内でも勉強。みたいなクソさむいことやってました。

このサイクルの「仕事」の部分が「スノーボード」に置き換わるクソさむいスノーボード旅もやってました。

それから家の事とのバランスとるのも大変でした。30分時間があって家の掃除するなら勉強したいな。たまには料理もしたい。いやまてよ、スノボにワックス掛けたいな、みたいな感じで限りある時間を何に振り分けるかみたいなのは、意識してやってました。毎日そんなこと考えて生きてましたねー。

実は、最近血圧が高いんですよ。血圧が高いので「適度な運動を~」とか言ってランニングするときがあります。そんな時は「資格勉強して、ランニングなんかして、意識高すぎ野郎じゃねーか。こんなのはオレの思い描いていた人生じゃない。オレは酒とタバコにまみれたハードボイルドな人生を歩みたかったのに」なんて心の中でつぶやいていました。

あとは、歳食ってきたせいもあるのか記憶力は落ちてますね。あと、酒って勉強と相性悪いんだと思います。けど、勉強頑張るとビールがうまいというジレンマ。そんな感じでやってると2週間前に勉強したことも普通に忘れてたりします。


「ケリをつける」ということの大事さよ。

まぁ、資格試験に合格したからこれを書いているわけですが、結果としては安くはない金を払って膨大な時間をかけて、超ギリギリでの合格。試験受験後も受かったという感覚はありませんでした。

ただね、受験日の前日夜ぐらいからは充実感というかやり切った感はありました。自分がここまでやろうと決めていた勉強内容をすべてこなし、2年8カ月の長い間しっかりとペースを守って勉強をやってきた。もし、今回不合格でも、来年。もしくは再来年。あきらめなければいつかは合格できるだろうから、まずは一旦はやろうと決めたことを完遂したので、後悔はないなーなんて思って試験前夜をすごしていました。

まぁ何が言いたいかというと、「自分なりに考えてケリをつける」というのは意外と大事なんじゃないかということです。「上司がリストラされた」という事件から始まり、「社労士の資格を取った」という結末になるのですが、考えて行動して自分なりの落とし前を付けた(=ケリをつけた)ことになります。これが自分の中で経験としてかなりデカいなって思います。

未来のことは何もわからいけれど、なにもしなかったら今も「自分がリストラされたらどうしよう」っておびえるだけの生活なのかもしれない。実際そうなったら困るから金貯めるために、スノーボード行くのセーブしようって考えるようになるかもしれないけれど、自分は絶対にそれを避けたい。

行動を起こしてもそれがいい方向に転がるとは限らない。だけども、何かに悩んで漠然としたを不安を抱えたとには、行動した方が、ただ何もしないで不安におびえるよりも後悔がないと思うんです。だから、今回は資格を取るという行動でしたが、その行動を起こして結果を出せたこと自体がやってよかったなと思います。

というわけで、今回はそんなお話でした。以上、自分へのご褒美に新しいスノーボードを買っちゃう雪バカ田中がお送りしました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?