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宇都宮ライトライン初乗り記

7月初旬、開業間近の宇都宮ライトライン試運転の様子を見学に行った。

そして、8/26(土)に念願の開業日を迎えたのである。

全国の旅客営業鉄道路線を全線走破している完乗派としては、すぐにでも乗りに行きたいが、混雑するであろう週末は避けたい。

その結果、開業6日目の8/31(木)に出かけることと決めた。

東京駅から早朝の上野東京ラインに乗車。宇都宮に着いたのは、8:20。

コンコースから連絡通路に出ると、ライトライン開業を祝う垂れ幕がずらり。

既に通勤、通学のピークを過ぎたのか、ライトライン乗り場の混み具合はさほどでもない。ホームには、案内人が数名いる。

おお、入線してきましたよ。

301という番号は、栄えある編成トップナンバー。

最後部車両の座席を確保できた。ほぼ満席となり、立ち客数名程度で発車。車内にも案内人がいるかと思ったが、既に運転士のみの完全ワンマン運行。

宇都宮大学陽東キャンパスまでの路面併用区間では、当たり前のように日常利用者がICカードを使って乗り降りしている。

ここからは、専用区間に入って一気に道路を跨ぎ越す。

7月は渡れずに断念した鬼怒川。専用橋梁で一気に対岸へ。

専用軌道から再び路面併用軌道となって、東岸の街並みを進む。ゆいの杜と名前のついた辺りまでが宇都宮市域。芳賀台から先は、芳賀町域に入る。

宇都宮駅東口から50分弱で、終点の芳賀・高根沢工業団地に到着。

これで、念願の完乗奪還なのだ。

電停名どおりで、工場や事業所のど真ん中。

時刻は9時半少し前。フレックス勤務だろうか、電車から降りた人や周辺の広大な駐車場にマイカーを停めた人たちが、続々と工場内に入っていく。

電停にトイレはなく、辺りにコンビニ等の店舗も見当たらないので、この点は要注意だね。

折り返しの301編成電車は見送って、次発の電車に乗り込む。こちらは、11番目を表す311編成だった。

芳賀町内の区間は、沿線に民家や店舗がほとんど見当たらず、事業所や工場が大半。そんな中、日中12分間隔のダイヤを今後も維持できるのだろうか。開業景気が一段落した後のダイヤ改正では、途中駅折り返し電車が設定されるかも知れないね。

宇都宮市域に入ると、試乗を楽しもうという市民たちであろうか。予想以上に大勢の乗客が、あちこちの電停で待っていて、たちまち満席となる。

ここは外せないと、車庫のある平石で下車。

運転士さんが交代。今まで乗務してきた人の後について歩き、管理棟のある方向へ。

奥の留置線には、何編成か車両が見える。事務所で定期券を販売しているとのことで、それならトイレも借りられそうだけど、どうなのかなあ。

ホームに戻ると、下り電車が入ってきた。

次の上りは数分遅れていると、電停でアナウンスが流れてきた。

遅れているにしては、乗客は多くない。312編成最後部の特等席を確保。

一駅だけ乗って、宇都宮大学陽東キャンパスで下車。

すぐ近くのベルモールに立ち寄って、ようやくのトイレ休憩。そして、フードコートで長崎ちゃんぽんの昼食だよ。

宇都宮大学陽東キャンパスから宇都宮駅東口まで乗ったのは、304編成。これにて、往復完全乗車完了。この時間になると、明らかに試乗だなとわかる地元の方々が増えている。

こうして、駆け足の宇都宮ライトライン初乗車は終了。

11月になったら一日乗車券が発売されるそうなので、次回はもっとあちこちで途中下車を楽しんでみようと思う。


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