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身延線内船駅「なんぶの湯」♨️

365日稼働の職場は、GW中も通常運転。期間中の土休日も、いつもと変わらず週休2日で過ごしていた。

休みが不規則なのはマイナス点もあるが、メリットも多い。人の流動が少ない平日にあちこち出かけられるのも、その一つ。

GWが終わったばかりの平日、めでたくコロナも5類に移行したことだしと、日帰りのプチ旅を試みることにした。

やって来たのは、JR八王子駅中央線下りホーム。快速電車やタンク車の列を眺めつつ、目的の電車を待つ。

入って来たのは、特急「あずさ1号」。新宿を7時ちょうどに発車してきた。

乗車すると、荷棚下のランプはすべて緑色点灯中。その下の座席が予約済みであることを示している。車掌さんのアナウンスでも、「本日は満席です」と言っている。

一週間前にネット予約した時は、座席マップに空席多数だったのだが、直前になって予約が殺到したようだ。ビジネス関係者が多いのかな。

山梨県に入って、大月に停車。ここで何人か下車客があり、一部のランプは空席を示す赤色に変わる。

甲府行きの特急「かいじ」だと山梨県内の駅に細かく停車するが、松本行きの「あずさ」は、この後甲府までノンストップ。

県庁所在地駅に着くと、大勢の乗客がホームに降り立つ。当方も、その中の一人という次第。

乗り換えるのは、オレンジラインJR東海エリアの身延線。写っているのは普通電車だが、乗るのはこちら。

特急「ふじかわ4号」静岡行き。「あずさ」は12両編成だったが、こちらはわずか3両編成。

特急券にある通り、これから内船(うつぶな)という駅まで向かう。

特急の格としては、「あずさ」>「ふじかわ」なのだろうけれど、今回の乗車時間や特急料金は「あずさ」<「ふじかわ」。

乗っていて楽しいのは、やはり「ふじかわ」の方。平日午前のローカル特急は、のんびりと空席多数で走る。

沿線の中心駅身延を出ると、次の停車駅は今回メインの目的地内船。

県境を越え、静岡県へ向かう「ふじかわ4号」を見送る。

山梨県最南端の自治体南部町に属している内船は、特急が停車するものの駅員のいない無人駅。窓口跡は塞がれてこんな感じ。

駅の外観を見た後は、ちょっと駅周辺を散策してみよう。

すぐ近くを流れるのは特急の愛称にもなった富士川で、対岸と結ぶのは町名と同じ南部橋。

対岸に渡って河原へ降りてみた。水量は少なめだが、流れは速い。

再び橋を渡って駅側へ戻り、向かったのはこちら。

建物は新しく、富士川に近くて対岸には山林が広がっている。ロケーションとしては、かなりいいよね。

平日の町外入浴料金830円をフロントで支払って入館する。アルカリ性単純泉で、PH値10.3と日本でも有数の高濃度だそう。

お湯は無色透明。広々とした内湯、腰痛持ちには快適な寝湯、小ぶりな露天風呂などを楽しんだ。GW直後の平日日中とあってか、他のお客は地元のじいさま風ばかり。

食事処のカフェで昼食でもと考えていたけれど、室内は閑散としていて、却って落ち着けなさそう。残念だけど、入浴だけで退散することに。

身延線の旅は、この後も続くよ。

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