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京成ワンデーパスと日暮えむ展

成田へ行く機会があったら是非見たいと思っていたスポットの一つが、電車道に残るレンガ造りのトンネル。明治時代末期から昭和の終戦直前まで、宗吾と成田を結んでいた成宗電気軌道の遺構なのだ。

そこにもう一つ、行きたいイベントが加わった。5/23(日)までJR成田駅前の成田市文化芸術センターで開催中の「日暮えむ展」。

日暮えむさんは、cakesの人気連載「新ひぐらし日記」を描いておられる漫画家さん。そんなえむさんが、私のnote投稿文に何度もコメントを下さったのだ。FacebookやInstagramの友人たちにもほとんど告知しておらず、めったにイイネが付くこともないのに、光栄至極とはこのことだね。

成田までJRで行くなら土休日発売の「休日おでかけパス」かなあと思っていたところ、京成が期間限定で「ワンデーパス」発売中との情報を目にした。

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おお、これなら「休日おでかけパス」より安いぞ。京成電鉄に乗るのもずいぶん久しぶりだし。という次第で、京成上野駅から特急成田空港行きに乗り込んだ。京成成田までは、一時間少々。

スマホの地図アプリを見ると、駅の近くに電車道という名の道路がある。これが廃線跡。市役所通りとの交差点を経て少し進むと、レンガ造りのトンネルが見えてきた。

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ここを複線のチンチン電車が走っていたとのこと。

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トンネルを抜けた先には、このトンネルが千葉県の土木遺産に認定されたことを紹介するパネルがあった。

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カーブの先には、もう一つのトンネルが。

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こちらには、記念碑が立っている。

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駅へ戻る途中、坂下の公園に静態保存中のD51を見学。屋根が付いていて、きれいに保たれているよう

さて、JR成田駅前へ。

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ありました。「日暮えむ展」は、4Fのスカイタウンギャラリーで開催中。成田市主催で入場無料というのがうれしいね。

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会場内は、撮影自由。

cakes連載中の「新ひぐらし日記」にお気に入りマークを付けて読み始めたのは、えむさんと曾祖母としょさんのお話から。連載初期のエピソードも展示してあって、興味深く拝見。としょさんというのが固有名詞ではなく一般名詞だったと初めて知ってびっくり。

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その他にも、小学校や中学校の校舎引っ越しの回など、ゆっくり楽しませてもらった。そう言えば、自分が小学生の時も校舎が木造から鉄筋コンクリートになって引っ越し作業したっけ。

帰る間際、作者の日暮えむさんと初対面&コメントお礼のご挨拶。そして、記念撮影。

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ご本人からアップしてもいいですよとお話いただいたので、相変わらず我が身の姿勢の悪さに嘆息しつつ、写真を少々トリミング。

えむさん、お忙しい中お時間いただきありがとうございました。

「京成ワンデーパス」の続きは、京成成田から芝山千代田行きに乗って東成田へ。

現在の成田空港駅ができるまで、こっちの東成田が成田空港駅を名乗っていた。今は支線扱いだけれど、線路は東成田へ向かう方が直線なので分岐箇所も全速力でぶっ飛ばす。

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東成田を発車する電車。終点芝山千代田までの一駅区間は、芝山鉄道という別会社。日本一短い鉄道として知られている。

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ほとんど使われていないもう一つのホームには、かつての駅名標。

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日中40分毎と閑散線区だけれど、改札口には駅員さんが。

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この連絡通路を歩いてみたかったんだよね。

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「マツコの知らない世界」でも紹介されていたけれど、関門トンネルの人道みたいな雰囲気。

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無事、空港第2ビル駅側へ到着。

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なぜか、これまで縁のなかった「スカイライナー」。京成が誇る車両に念願の初乗車。今は、本数半減で運行中。

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車掌さんの後ろ姿も、寂しげに見えてしまう。

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こういう座席に座ると、どうしたってこうなるよね。京成上野までは、あっという間の約40分。2本目の缶チューハイを危うく飲み残すところだった。

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京成上野に到着した「スカイライナー」。また早く賑わいが戻りますように。~おわり~


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