最終話を描いて/幸福な箱庭で。
コルクラボマンガ専科の後半にさしかかるころから描き始めた、
宗教二世の生い立ちエッセイ漫画。
描いてみて感じるのは、
ひとつの括りにはどうしたって収まらない、ということ。
複雑にいろんな問題が絡み合っていて、
根本的な解決ができなかった当時。
でも母が、家を出ると決めたというだけで、
すべての問題が解決してしまった、不思議な体験でした。
それはまるで、生まれてくる前からの契約のようでした。私は母を連れ出さなければいけなかった?父という人間から。
宗教団体から。母が目を