見出し画像

AI術師が4090でパソコン作ってみた。


挨拶

生成AI◯◯向けイラストを作っているYūKI(@YukiAIart)と申します。
予てより企てていた「ぼくのかんがえたさいきょうのパソコン」計画を実行に移す時が来たので、記録として残します。

自作歴としては今回で3世代目になります。
なお、この記事はパーツの選定基準や拘りポイントを解説するものであり、自作パソコンの作り方を解説するものではないので悪しからず。

出来上がった物がこちら。👇

反射防止の為、側面のガラスは外してあります。

インダストリアル感がたまらない。

お品書き

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|} \hline
& 型番または品名 & メーカー & 個数 & 購入時の価格 \\ \hline
\text{CPU} & \text{Core i9 13900K BOX} & \text{intel} & 1 & ¥82,970\\ \hline
\text{GPU} & \text{TUF-RTX4090-O24G-GAMING} & \text{ASUS} & 1 & ¥288,979 \\ \hline
\text{M/B} & \text{TUF GAMING Z790-PLUS WIFI} & \text{ASUS} & 1 & ¥44,980 \\ \hline
\text{メモリ} & \text{CMT32GX5M2X5600C36} & \text{CORSAIR} & 1 & ¥14,880 \\ \hline
\text{ストレージ} & \text{WDS400T2X0E} & \text{WD} & 1 & ¥46,099 \\ \hline
\text{CPUクーラー} & \text{ROG RYUJIN III 360 ARGB} & \text{ASUS} & 1 & ¥47,884 \\ \hline
\text{M.2クーラー} & \text{M2-THREE} & \text{JIUSHARK} & 1 & ¥1,982 \\ \hline
\text{電源} & \text{TUF-GAMING-1200G} & \text{ASUS} & 1 & ¥36,616 \\ \hline
\text{ケース} & \text{TUF Gaming GT502} & \text{ASUS} & 1 & ¥26,605\\ \hline
\text{ボトムファン} & \text{SWAFAN EX12 RGB} & \text{Thermaltake} & 2 & ¥26,814 \\ \hline
\text{リアファン} & \text{HyperJet2} & \text{HUA XIA HENG TAI} & 1 & ¥6,166 \\ \hline
\text{サイドファン①} & \text{FHS 120X} & \text{SilverStone} & 4 & ¥18,700 \\ \hline
\text{サイドファン②} & \text{CFY-12038PF} & \text{AINEX} & 3 & ¥7,854 \\ \hline
\text{ファンブラケット} & \text{SST-FDP02B} & \text{SilverStone} & 1 & ¥4,323 \\ \hline
合計 &  & &  & ¥654,852 \\ \hline
\end{array}
$$

脅威の60万超え。
パソコンも高くなったなぁ・・・(遠い目

ASUS信者なのでTUFシリーズを主に選定。
ROGメインではないのは、TUFのケースに合わせたかったから。

パーツ解説

ケース(TUF Gaming GT502)

本日の主役。こいつが使いたかったデュアルチャンバー方式のケース。
サイドパネルはツールレスのボタン一つで外せて、ケースファンを13個も搭載でき、38mm厚のファンでも無理なく設置できる空冷オタクも納得のスペックである。

地味に便利なのが天板に設置された布製の取っ手である。
屈んで底から抱える必要がないので超重量級構成でも持ち運び楽々。

CPU(i9-13900K BOX)

宗教上の理由でAMDが使えないのでintelを選択。
もう一つ上に13900KSなる特別仕様があるが、コスパ悪で断念。
13900KFという内蔵GPUを省いた仕様もあるが、GPU故障時に何も表示できないのは困るので、内蔵GPUのあるこちらを選んだ。

値段以外の欠点はないだろう。
爆熱云々言われる事もあるが、この価格帯の構成に発熱は問題ではない。

GPU(TUF RTX4090 OCモデル 24GB)

強い、デカい、高い。今(2023年現在)をときめく最高峰のGPU。
生成AIでの利用が主になるので、最適化が進んでいるNVIDIAから、ASUSのTUFシリーズのこちらを。

(金額を)考えるな。感じろ。

マザーボード(TUF GAMING Z790-PLUS WIFI)

ぶっちゃけ高いやつと安いやつとの違いが分かってないパーツ代表。
TUFでATX規格でDDR5メモリが使えるやつを探してたらこれになりました。

※このモデルには同じZ790チップセットでもDDR4までしか対応してないやつがいます。👇

安いからといって間違えないよう気をつけましょう。

メモリ(DOMINATOR PLATINUM RGB 32GB)

高いやつと安いやつとの違いが分かってないパーツその2。
正直DDR5メモリならどこのメーカーでも良かった。

んで、楽天で購入した物がこれである。

?!

まさかの価格.comの最安値より更に半額以下である。
訳が分からないよ。

結局ここまで安い理由は分からなかったが、CORSAIRならえぇかとこれにした。

因みに、64GB構成にしなかったのは、もうちょい待てば1枚64GBのメモリぐらい出るやろと踏んだから。知らんけど。

ストレージ(WD BLACK SN850X 4TB)

何が良いとかはなく、昔からHDDはWestern Digitalだったし、SSDはSanDiskだった。
Western DigitalがSanDiskを買収してSSDも販売するようになったので、これを選ばない手はないだろう。
より高速なGen5のM.2 SSDも出始めてはいるが、Gen3 vs Gen4の時点でゲームのロード時間に顕著な差はなかったのを踏まえると、出たばかりの割高なGen5はコスパが悪かった。

そもそもTUFのマザーボードがGen5に対応してない問題がある。

4TBも要るのかと問われると・・・まぁ動画生成AIが普及してきたら使うんじゃないかな、きっといつかメイビー。

CPUクーラー(ROG RYUJIN III 360 ARGB)

こいつだけROG。
TUFの簡易水冷もないこともないが、240mmまでしかないので断念。
液晶付きなのがなんともフラッグシップ感があり大変良い。

賢いことに、この簡易水冷のヘッド部分には60mmファンが内蔵されており、簡易水冷の弱点だったCPU周りのパーツを冷却できない問題を克服しているのだ。

賢い。

その他、ファン同士が磁石でくっ付いてケーブルレスで連結できたりするけど、ROGだからよく冷えるとかはなく、他の簡易水冷と比べて+2万円の価値があるかは未知数。

M.2クーラー(M2-THREE)

謎パーツその1。M.2 SSD用のファン付きヒートシンク。
なんと60mm角のファンが取り付け可能。
多分いらないけど、精神的安心感は絶大。

ただ残念なことに、TUFのZ790マザーボードのCPU側のスロットだとマザーボードのヒートシンクと干渉してファンが取り付けられなかった。

なんだかんだGPU下のスロットに移すことにした。
ファン付きだしGPUのエアーを阻害することはないでしょう。たぶん。

電源(TUF-GAMING-1200G)

自作er界隈では「電源はケチるな」が標語になっているので、TUFの最上位モデルを選択。(つーか日本のコンセントが限界)

マザボ、メモリに続いて高い奴の何が違うのか、コレガワカラナイ。

ボトムファン(SWAFAN EX12 RGB)

今回唯一後悔したパーツ。
ファン同士が磁石でくっ付きケーブルレスで連結できるのが売りのファンで、ケース内がスッキリすると期待して購入した。

が、こいつをマザボに接続する専用のコントローラーがデカかった。

Thermaltakeのファンで統一するならまだしも、単品では邪魔でしかない。

この事実を知っていれば、他に選択肢もあったなと後悔している。

サイドファン(FHS 120X)

本日の目玉商品その1。

回転数が4,000RPMと一般的なファンの2倍の回転数を誇る38mm厚の産業コンピュータ用ファンである。

ファンは直径と厚みに比例して、送れる空気の量が増える。
一般的な2,000RPMの25mm厚ファンと比較して、2倍の回転数1.5倍の厚みで1個で3倍の空気が送れるのだ。(ゆで理論)

これを3個設置したので、ケース内は突風オールバックである。

余裕の音だ、馬力が違いますよ。

全開で回せば当然爆音だが、回転数を落としても通常の3倍の風量を得られるので、実は静音性に優れていたりもする。

リアファン(HyperJet2)

本日の目玉商品その2。
サイドファンのFHS 120Xよりも更に高回転な5,000RPMのバケモノファンである。つよい、ぜったいにつよい。

こんなん絶対冷えますやん、なファンであり、出来ることならケースファンを全てこれにしたかったが、サイドファンのFHS 120Xを購入してから見つけた代物だった故、採用が遅れてしまった。残念。

ちなみに、一般的な25mm厚の120mmファンの定格電流が0.1A~0.2Aなのに対してこいつは1.9Aを要求してくるので、採用する際は電源の構成にご注意ください。つよい。

サイドファンその2(CFY-12038PF)

TUFのケースはデュアルチャンバー方式なのもあり、マザーボードの裏にケースファン増設用のブラケットが用意されている。

どうせなら埋めたい病なので、冷却効果は不明だが38mmファンで安価なアイネックスのこちらを設置。

リアファン追加ブラケット(SST-FDP02B)

謎パーツその2。
PCIスロットの外側に120mmファンを増設できるブラケットである。

体感GPUの温度が2~3℃下がってるので一定の効果はある模様。
費用対効果は不明。

付属ファンが3pinだった為、サイドファンで採用したFHS 120Xと交換して運用。


以上、終わり。

最後に

2023年時点で最強クラスのスペックなので不満点は騒音以外になく、非常に満足いく作りになっており、生成AIを利用したアレコレも非常に快適です。

4090はいいぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?