気付けばいっぱいになっていた。
耐えていた。我慢していた。直視しないことで回避しようとしていた。

でも、ツン、と自分の気持ちに触れた時、波紋の縁から液体がこぼれた。

あ、これは、経験したことがある。
良くないタイプのやつだ。

迎えた虚無。
そろそろ猫吸い不足も深刻だ。