見出し画像

200円で酔える女

「安い」も「高い」も好き。
その時々で違う。
自分の満足のいく時、場所、機会であれば、どっちも好き。
定時で帰ることにそわそわする日々、家へ真っ直ぐ帰って、ソファで縮こまったり、ぐでんとしたりする日々ばかりだった。

「ひとり」の時間は、窮屈にも、自由にもなる。
(そういえば小学生の時、自由自在という名前のテキストで勉強させられたな)

正直に言おう、私は今酔っている。
250mL、200円のワインで。
0.8円/mLである。(電卓で計算した)
おそろしく安い!ハウスワインだと言われても安い!

勘の鋭い方はお気づきだろうか、私は今、サイゼリアにいる。(ヘッダーの画像が其れである)
生野菜を食べていないことに気付いてから今週ずっとそわそわしていた。
今朝のご飯は、冷食。
昼ごはんはカロリーメイト。
夕飯はサラダ、きっとサラダがいい。サラダ、サラダ、サラダ。

そうこうして辿り着いたのがサイゼリアで、
私は200円の白ワインでべろべろだ。
そして、とても気持ちがいい。
小エビのサラダは、エビを数えるのを途中でやめてしまったくらい、ゴロゴロ海老がいた。

おそろしい、サイゼリア。
今日は、寄せ書きRADIOで紹介していたグランドメニューを全然制覇出来なかったけれど、サイゼリアには底知れぬ魅力があることが分かった。

もう私は、ミラノ風ドリアしか注文できない高校生でもなんでもない。ただの飲んだくれアラサーである。
何故だかそれが無性に嬉しい。

今日の、とい。