フォローしませんか?
シェア
とい
2023年3月4日 11:09
毛布をずるずると引きずって、日の当たる窓辺へと向かう。どてん、と長ーくなっている猫らの側で棒状に寝転んでみる。「なんだ、お前も日にあたるのか?」とでも話し出しそうな顔でこちらを見やる猫ら。相席ならぬ添い席。席でもないけれど。家の中のほとんどの電化製品をとめると、置き時計の針が刻む音と、部屋の外の音だけの空間が出来上がる。たまに、猫らがご飯を食べたり、水を飲んだりしているけれど、そのうち元の場