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地域猫との付き合い方

以前の記事で2回遭遇したと書いた、仕事帰りに出会う地域猫さん。

実はその後数回遭遇して、なでなでさせてもらっているんです。
私のこと覚えてくれたのかしら…なんて内心ホクホク。
だけど、何度か他の方がなでようとしているのを目撃したので、単にその時間帯に出てくる人懐っこい猫ちゃん、ということかもしれません。
…大丈夫、泣いてないよ、私。

つい最近もまた、遭遇しました。
いつも決まった道の10メートルくらいの間にいます。
その時も、以前遭遇したのと同じお宅のガレージの前。
ビャーンという鳴き声をあげながら近づいてくるその子をいつものようになでなでしていると、初めてそのお宅のご主人(たぶん)が登場しました。

「エサ、あげてないよね?」と、私の手元をのぞくご主人。
私は驚いて、「え、私はなにも…」と、なにも持っていない手元をお見せしました。
するとその方は続けて
「それならいいんだけど…うちの前でエサあげてる人がいるんだよねぇ。そうするとこの辺にみんな居つくじゃない。うちの敷地で何回か猫が死んでてさぁ…。エサあげてもいいけど、自分のうちであげてよ、て感じだよね。まぁいいや、ごめんね」
そう言いながら、ご自宅に戻っていかれました。

確かに最近、そのお宅のガレージ前(というかほぼ敷地内)にエサが置かれているのを数回見かけていました。
なんならそのお宅の方があげているのかと思ったら、違ったよう。

それはそれは…当然とても困ることですよね。

その後ももう少しその猫ちゃんをなでさせてもらいながらも、複雑な気持ちでした。
「君が悪いわけじゃないけどね、君だってなでられたいときやお腹すいたときがあるものね」

エサをあげたくなる気持ちがわからないでもないです。
お腹すかせてるかなって思えばあげたくなる。
猫が喜んで食べてくれるのを見るのが嬉しい。
そんなところでしょうか。
だけど、食べ残しはその方が責任を持って片づけているのでしょうか。
猫ちゃんがまた期待してそこに通ったり居ついたりすることで、そのお宅にどんなことが起きるか考えているのでしょうか。

そういうことが続けて起これば、その地域の方々が猫に優しくできなくなる日が来るかもしれません。
それは地域猫さんたちにとっては不幸なこと。

その地域に住んでいる方がされているのかわかりませんが
(だったら尚更、自分のうちであげてよってなるけど)
安易な気持ちで食べ物をあげることは慎まなければならないなと、あらためて肝に銘じました。

猫の保護に関しては現在のところ金銭的なサポート(しかも微々たる額だけど)しかできてなくて歯がゆい気持ちになることもあるけど、やはり責任を持ってしっかり取り組めない状況なら、安易に飼うこととか考えちゃダメだなって思ってる。

どうか少しでも多くの猫さんたちが幸せに安心して暮らせるようになりますように。

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