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30代で保育士になった長い理由③ ~子どもとの関わりデビュー~
学芸員課程の講義から、子どもと関わってみようと思い立った私。
動き出すにあたり、条件を決めてチャンスを探すことにしました。
【条件①】
アートの楽しさに触れる機会となる場で行いたい
【条件②】
まずは子どもへの苦手意識をなくせるかの実験なので
ボランティアでやりたい
そこでたどり着いたのが、子ども向けに製作などの
ワークショップを実施している団体でした。
講師の方の補佐というか、子どもの近くで
いろいろサポートをする役割です。
ついに、4~6歳の子が来る、
製作系ワークショップのボランティアを体験。
結果は自分としては大満足。
子どもたちが、一生懸命自分なりに考えて工夫したり
大人の想像を越えたアイデアを思いつくのを間近で見るのは
とても刺激的な体験でした。
どうしたいと考えているのか
困ってるならなにに困ってるのか
どういうところを楽しいと感じているのか……
子どものサポートをするには観察が大切。
わからないなりに真剣にやりたかったのでじっと観察。
そこには、子どもたちそれぞれの
純粋でシンプルな真剣さや熱中がありました。
ワクワクする。
ときどきよみがえる、自分の子ども時代の感覚。
そうだよね、これは気になるよね
そうだよね、ここで邪魔されたらイヤだよね
そうなんだ、あなたはこのポイントに喜ぶのね
大人だけの世界に長く暮らして、
こうしたい!これはイヤ!これ好き!
みたいなことをそのまま表すことから遠ざかっていました。
そういう気持ちをだいたいオブラートに包んで
なんなら自分にも隠してた。
子どもには、自分でも忘れていたような
人間の大事な部分が詰まっているような気がしました。
子どもっておもしろい。
これなら子どもの仕事がしたい。
学芸員課程の受講を始めてからも
勤務先の会社に残る選択肢をうっすら残していましたが
2年目の夏期集中講座のタイミングで辞めるのを決めました。
…まだ続いちゃう。
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